またカビが…頻度は増やさずに簡単&安心な梅雨のお風呂掃除術
お風呂掃除の頻度が気になる梅雨の季節。暑い日もあれば、肌寒く感じる日もあるこの時期は、毎日バスタブにお湯を張らないという方も多いのでは?そうなると、ついついお風呂掃除の頻度も少なくなります。
でも、あっという間にカビが生えてしまうのが梅雨。お風呂掃除の頻度を増やすことなく、確実にカビの対策をすることができる掃除方法はあるのでしょうか?一緒に考えてみましょう。
Contents
意外と盲点のカビ発生場所
簡単で掃除の頻度も増やすことなく、でも確実にカビの対策ができる掃除方法。それはきっと共働きのご家庭の生活には、理想的な掃除方法です。でも、その方法を行うためには、カビの生えやすいところを知っておく必要があります。そして、その場所に合わせた掃除方法をとるべきですね。
意外と盲点であるカビが生えやすい場所とは、『掃除道具』と『天井』なんです。
お風呂の床、シャンプーボトルや洗面器などのモノの裏、バスタブなどだけではなく、この2箇所がカビの発生源になったりするのです。
盲点1:掃除道具
梅雨時期は、カビが繁殖しやすい時期。きれいに掃除をするための掃除道具にカビが生えやすいなんて、想像したこともないのではないでしょうか。
対策方法はとても簡単。今まで使っていたお風呂掃除用のスポンジをやめて、布ふきんでお風呂掃除をすることです。布ふきんに洗剤や石鹸をつけて、バスタブなど、磨くところを擦ることができます。布ふきんは頼りないと思うかもしれませんが、実はスポンジと同じほどの磨く力があるんですよ。
布ふきんのいいところは、衛生管理がしやすい点と言えます。スポンジの場合、スポンジ自体を洗う方法は、あまりありません。だからと言って、一回で捨ててしまうのももったいないですよね。でも、一度水を含んだスポンジは、思っている以上に水を溜め込んだままになっています。その水がカビを繁殖させていることがあるのです。それに比べて、布ふきんの場合、掃除が終わったら、洗濯機に入れて洗濯をすることができます。簡単に衛生管理をすることができるというメリットがあるのです。
比較的簡単に洗濯したり、乾かしたりすることができる布ふきんの方が、カビの繁殖もスポンジより少なくてすみます。
盲点2:天井
掃除場所として見落としがちなところであり、掃除が大変な場所でもあるお風呂場の天井。でも、カビの発生を考えると、掃除が必要な場所なのも天井なのです。掃除が必要でも、手が届きにくく掃除がしにくい場所の掃除を楽にする方法はあるのでしょうか?
答えはYES!天井の掃除を楽にするアイテムがあるんです。それが、防カビ燻煙剤。これは、水を入れた付属の容器に薬剤の入った缶をセットし、浴室中央に置くだけで天井を含め、浴室全体の黒カビを除菌することができるというもの。身体的な負担はほとんどかかりません。加えて、使用後にはその防カビ効果が1〜2ヵ月間持続することから、従来のカビ取り剤によるカビ対策で見られた「落としてもまたすぐに生えてくる」、「落としてもきりがない」といった心理的負担や「ニオイがきつい」、「手袋、眼鏡等の準備が面倒」といった身体的負担もなくなるため、浴室のカビ取り掃除の負担が大幅に軽減されます。
簡単にお風呂場の天井の掃除ができて、ニオイや準備の負担もない。しかも防カビ効果が1〜2ヵ月ほど続く。梅雨時期のお風呂掃除のカビ対策としては、とても助かるアイテムですね。
カビ対策のお風呂掃除方法
お掃除道具や天井だけではなく、ほかのエリアもカビ対策をしながらお風呂掃除をするための方法をご紹介します。
消毒用エタノール水で掃除する
薬局で買える消毒用エタノールをスプレーボトルに入れ、それをお風呂場が乾いている時に、カビが生えやすい場所に吹きかけておくことを習慣にしましょう。
お風呂の床、壁などカビ取り洗剤をよく使うところに吹きかけるといいでしょう。エタノールは局所的にタンパク質を凝固させるため、消毒、滅菌としても使用されていますが、カビタンパク質も分解してくれるので、カビの除去には効果的なのです。赤カビが生えるところも忘れずにかけましょう。
その時に忘れてはいけないことがあります。それは、換気をしながら行うことです。エタノールは揮発性もありニオイもあるので、換気をしながら行うことをオススメします。
エタノール掃除の行い方
上記でもエタノール掃除の行い方を簡単にご紹介しましたが、改めて場所別にお掃除の方法をお伝えしたいと思います。
<用意する材料>
・消毒用エタノール
・スプレーボトル
・キッチンペーパー
・フロアーモップ
これらの道具があると、お風呂場全体の掃除を行うことができます。浴槽の床や天井に出てくる、赤いぬめぬめとしたもの。これもカビの一種ですので、このカビにもエタノール掃除は効果的と言われています。できるだけ頻繁にエタノール掃除を行うのが理想的ですが、1週間に一度でも効果はあります。
続いて、お掃除方法についてです。
お風呂場全体に赤カビがある場合
赤カビに直接エタノールスプレーを吹きかけ、キッチンペーパーで湿布をしましょう。1分ほど経ってから、湿布として使っていたキッチンペーパーで赤カビの部分を拭いましょう。拭っても赤カビが残っているようなら、ブラシなどで擦ってみましょう。
天井の場合
天井の掃除は、キッチンペーパーに消毒用エタノールを吹きかけ湿らせます。湿らせたキッチンペーパーをフロアーモップに取り付け、天井を拭きましょう。赤カビが出ているところだけではなくて、天井全体を拭いてくださいね。こうすることで、カビ取りだけではなく、カビ対策も一緒に行うことができます。
黒カビ・白カビがある場所の場合
赤カビとは違い、黒カビ・白カビはエタノールだけでは取り除けません。ですから、エタノール掃除は黒カビ・白カビの発生予防のために使用すると考えることができます。
では、掃除方法です。まず、カビ取り洗剤で黒カビ・白カビを取り除きます。カビが取れたら、洗剤を念入りに洗い流します。水が乾いたら、黒カビ・白カビが発生した場所に消毒用エタノールを吹きかけます。消毒用エタノールを吹きかけることによって、次のカビの発生を抑えることができます。
「乾いたら吹きかける」という簡単な方法なので、できるだけ定期的に行うことをオススメします。
心地よいお風呂を愉しむためにできること
梅雨時期のお風呂掃除。頻度を増やしたくはないけれど、カビの対策ができる掃除方法をご紹介しました。
意外に盲点なカビ発生場所である『掃除道具』『天井』のお掃除対策をおさらい。
1.掃除道具は、スポンジではなく布ふきんに変える
2.天井は、掃除アイテム・防カビ燻煙材を活用する
3.カビの対策として消毒用エタノールでお掃除する
これだけやっても、もしかしたらカビが出てくるかもしれません。「もう手に負えない!!」と感じたら、家事代行サービスにお風呂掃除を依頼してみるのはいかがでしょうか。
CaSyでは、お風呂の浴槽の掃除だけではなく、排水口のお掃除やカビ取りも依頼することができます。共働きの忙しい生活ではやりきれない、細かい箇所のお掃除。家事代行に依頼すれば、心地よいお風呂タイムを手に入れることができます。時にはプロの力を借りることも大切ですよ。
一日の疲れを癒す大切なお風呂。今回の方法や便利なアイテム、そして家事代行を利用して、効果を実感してみるのはいかがでしょうか?
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
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