ちょっとの工夫でいつもの料理が豪華に! カレーのおしゃれな盛り付けテクニック
平日はなかなか暇がなく、休日の昼間にまとめて家事を済ませてしまう、という人は一人暮らしやファミリー問わず多いはず。
しかし、休日の昼間に洗濯や掃除を行うと、夕食の時間にはもう何もやる気が起きない……なんてことも。
そんな時に作りがちなカレーやオムライスなどの一皿料理。
子どもも喜んで食べてくれるメニューが多いですが、お皿の上に乗せられた料理が毎回代わり映えしないという悩みを持っている人もいるのでは?
今回は定番メニューのカレーにフォーカスして、CaSyのお料理キャストの平田さんにいつものカレーがグッと豪華に見えるテクニックを実演してもらいました。
玉ねぎはみじん切りでたっぷり
まずは、玉ねぎをみじん切りにします。「玉ねぎは多ければ多いほど、カレーが美味しくなる」と話す平田さん。
今回もこんなにたくさんの玉ねぎみじん切りを準備しました。
もしも、こんなにたくさんみじん切りするなんて大変……という場合は、スライサーなどを利用すると短時間で下準備ができます。
今回は下ごしらえで作った玉ねぎのソテーも使用します。
程よく玉ねぎの食感を感じるカレーに仕上げることができるのだそうです。
もしも、玉ねぎの食感はそこまでいらない! という場合は、みじん切りの玉ねぎだけを使用してもOK出そう。
みじん切りだけを使用するとルーが見た目にもおしゃれな仕上がりになります。
切り方や食材を変えてみよう
次はニンジンを切っていきますが、ここでカレーが豪華に見えるポイントが一つ登場!
通常、カレーに入れるニンジンは乱切りなどにすることが多いですが、今回はシャトー切りにしていきます。
シャトー切りとは、じゃがいもやニンジンを付け合わせにするときなどに使う切り方。
縦長に切った後、角を面取りしていきます。
皮は完全に剥き切らない方が栄養価が高いまま食べることができます。
シャトー切りしたニンジンは、電子レンジで熱を通しておきましょう。
今回は、より豪華に見えるように! ということでシーフードカレーに。
500cc程度の水に塩を小さじ1程度入れた塩水で魚介を洗います。こうすることで臭みが取れてより魚介を美味しく食べることができるのだそうです。
魚介を炒めた後、鍋の中に白ワインを入れます。
この汁は、魚介の出汁がふんだんに出ているので、取っておきましょう。
野菜を煮込む水は少なめに!
カレーに入れる材料が揃ったら、いよいよ材料を鍋で炒めていきましょう。
まずはみじん切りの玉ねぎを炒めた後、水を入れて煮込んでいきます。この際に、魚介の出汁が出た白ワインも一緒にイン!
ここで美味しく作るポイントが一つ。
「最初に水を多くしてしまうと、カレーがシャバシャバになってしまう可能性があるので、最初は水を少なめで煮込み、足りなかったら水を足していくと美味しいカレーに仕上がります」
と、平田さん。ついつい最初にお水をたくさん入れてしまいがちですが、ここはグッとこらえて少なめで煮詰めていくのがポイントです。
みじん切りの玉ねぎに火が通ったら、他の材料を入れていきます。
まずは玉ねぎのソテー、ニンジンを入れて煮込んでいきます。この二つは事前に火を通してあるので、煮込む時間も少なくて済み、時短にもなりますね。
魚介は煮込みすぎると固くなってしまうので、ルーを入れる直前に入れましょう。
この際、魚介は全部鍋に入れず、大ぶりなものをいくつか取り出しておきます。
食材に火が通ったら、ルーを入れます。
今回は中辛のルーを使いましたが、玉ねぎをたくさん入れたおかげで、味がかなりマイルドになっています。
子どものいる家庭では食材を煮た後に大人用と子ども用を分けてルーを入れているという家庭もあるのではないでしょうか?
玉ねぎをたくさん入れることで、大人も子どもも一緒のルーを使ったカレーを食べることができますよ。
盛り付け用の野菜は彩りを重視!
カレーを煮込んでいる間に、カレーの盛り付けに使う野菜を準備します。
下ごしらえで作っておいたサラダストックからパプリカを取り出し、グリルで焼いていきます。
パプリカを使うと、カレーの彩りがグッと良くなります。
今回は弱火で5分、中火で2分グリルしましたが、様子を見ながら調節してくださいね。
今回は、盛り付け用に温玉も準備。
カレーに生卵を落として食べる、という人も多いですが、卵を温玉にすることでグッと豪華に見えます。
ちなみに今回温玉作りに使用したのは100円均一でも売られている電子レンジで温玉が作れるというグッズ。
こういったアイテムを持っておけば、普段の色々な料理に活用できますね。
ご飯にも一工夫を加えて!
さて、カレーと盛り付け用の野菜が完成したら、ついに盛り付けです。
ご飯にバターとパセリを入れて混ぜていきます。バターライスにすることで、カレーライスの風味がグッとアップします。
バターとパセリを混ぜ込んだら、ご飯をお茶碗に入れます。
お茶碗をカレー皿の上にひっくり返し、ごはんをのせます。
ご飯をカレー皿に乗せたら、ご飯の周りにカレーを入れます。
今回はご飯の半分だけにカレーがかかるように盛り付けましたが、あえてご飯の周りにだけカレーを入れるのもOK!
この際に、シャトー切りにしたニンジンをしっかりと見えるようにするのも豪華に見えるポイントです。
あとは見栄え良く、盛り付け用の野菜や温玉をご飯の横に盛り付けていくだけ。
ここで、カレーに入れずに取っておいた魚介も並べて盛り付けしましょう。
今回は下ごしらえのサラダストックに入れたスナップエンドウも、開いて盛り付けてみました。
レンコンチップスは、レンコンを薄く輪切りにし、素揚げしたもの。さっと色づく程度に揚げればOKです。
完成したら、サラダストックからササッと作ったサラダも添えて食卓へ。
いつのもカレーに一工夫するだけでグッと豪華におしゃれになりますね。
彩りも良く、カレーも玉ねぎのおかげでマイルド。
少しの工夫でいつものカレーが生まれ変わる
いつも代わり映えのしない一皿料理。
せっかくならちょっと雰囲気を変えたい! そんな時は入れる食材や盛り付け方法をちょっと変えるだけでこんなに豪華に見えるのですね。
彩りを意識してパプリカやサラダストックの野菜を使うなどのテクニックは、パスタやオムライスでも応用できそうです。
次回は、CaSyお料理代行キャストの平田さんが選ぶ、本当に使える100均グッズを紹介します。
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