実は超汚い…風呂場の小物・おもちゃはどう洗う?安心&安全な掃除法
浴槽や床、鏡などのお掃除に意識が向きがちなお風呂掃除。しかし、お風呂場には実は知らず知らずのうちに汚れが溜まってしまうものが……。それは、お風呂場にあるイスや洗面器などの小物です。その他にもシャンプーやボディソープなどのポンプ式ケース、石けん置きなどもそうですね。一人暮らし向けの物件であれば、浴室があまり広くないため、お風呂の床に直にモノを置いてしまっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、これらの小物は腰をかけたり、体を洗う時に使用するモノなので、より清潔に安全に、そして簡単に掃除したいものですよね。今回は、そんなお風呂場の小物の掃除方法について紹介します。
Contents
お風呂場の小物、汚れの原因は?
お風呂場にある小物は、床に直に置いたり浴槽に入れたりするため、目につきにくい部分に汚れが溜まりやすいものです。よく見ると、白っぽい汚れがこびりついていたり、洗面器の底やイスの脚部分にぬめりがあったりすることがありますよね。
そういった汚れの原因となるのは、主に水アカや石鹸カスです。ほうっておくとカビやピンク汚れの原因にもなりかねません。
お風呂場の小物はどうやってお掃除する?
肌が触れたり、子どもが触ることが多かったりするお風呂場の小物は、できるだけ安全に掃除したいもの。とは言っても、形が複雑な場合もあり、なかなか上手にお掃除がしづらいのも確かです。
けれど、実はお風呂の小物は、料理にも使われる重曹でキレイにすることができます。
1: まずは重曹水を準備しよう!
まずはお掃除に使う重曹水を準備しましょう。
水100mlに対して、重曹は小さじ1杯程度を目安に混ぜ合わせます。もし量を増やす場合はこの割合を守って増やしていきましょう。この重曹水をスプレーボトルなどに入れれば準備完了です。
2: シャンプーボトルの掃除は湿布法がGOOD!
シャンプーボトルなどは、容器の中に内容物が入っているため、水につけ置きする掃除には不向きな場合があります。そこで活躍するのが『湿布法』という方法です。
ボトルの底などの汚れた部分にティッシュペーパーを貼り、作っておいた重曹水をスプレーしていきます。そのまま10分ほど置いておくと汚れが浮き出てくるので、その汚れをスポンジなどでこすり落とし、シャワーで流すだけ!これですっきりとキレイになります。
3: 洗面器やイスは湿布法&つけ置きで!
洗面器やイスも、シャンプーボトルと同じ湿布法によるつけ置きで掃除ができます。しかし、実は洗面器やイスはもっと楽な方法で汚れを落とす方法があるのです。
使うのは、浴槽のお水。入浴後の残り湯に重曹を入れてかき混ぜ、そこにポンと入れてしまうだけでOK!重曹の量は、一般的なファミリータイプの浴槽で270g程度が目安です。
夜につけ置きし、次の日に残り湯を抜くタイミングで浴槽から取り出し、浮き出た汚れをスポンジでこすり洗いし、シャワーで流すだけでOK。簡単ですよね!
4: 子どものおもちゃは洗面器で洗おう!
小さな子どもがいるご家庭だと、お風呂場で遊ぶためのおもちゃが山ほどあったりしますよね。おもちゃは案外複雑な形をしていて、お掃除がしづらいもの。湿布法を施しようにも、溝などが多く、重曹水の成分が上手に浸透してくれない場合もあります。
そんな時は1で作った重曹水と同じ割合で作った重曹水を洗面器にためて、そこにポンとおもちゃを放り込み、20〜30分つけ置きします。その後は他の小物と同じ要領でスポンジでこすり洗いをします。溝が細かかったり、凸凹が複雑だったりする場合は、使わなくなった歯ブラシやつまようじを使ってかき取りましょう。
最後は重曹の成分が残らないようにしっかりとシャワーですすぎ洗いしてくださいね。3の方法で、一緒に浴槽でつけ置きしてもいいでしょう。
5: バスラックの掃除は泡タイプor湿布法で!
浴室の床に直接置くことも多いバスラックも、いつの間にか水アカや石鹸カスで汚れやすい小物のひとつです。しかし、掃除面積も狭いので洗剤がいきわたりにくかったり、金具が複雑に入り組んでいるために、掃除がしづらいアイテムです。
そんなバスラックには、泡タイプの中性洗剤or重曹水の湿布法がオススメです。
重曹水はシャンプーボトルと同じ要領で、ティッシュペーパーを巻きつけてそこに重曹水をスプレーします。その後は10分程度つけ置きして、スポンジや歯ブラシでこすり洗いします。泡タイプの洗剤でも同じようにスプレーした後に10分程度つけ置きするといいですよ!
カビが発生してしまった場合は酢水を使おう
水アカや石鹸カスを放置しているうちにカビが発生してしまった!という場合、やはり直に肌が触れるものに塩素系漂白剤などを使うのはちょっと不安ですよね。そんな時は、酢水を使って掃除をしましょう。ちょっとしたカビであれば、これですっきり落とすことができます。
お酢と水を1:3で混ぜたものをカビが気になる場所にスプレーして数十分つけ置き、重曹水の時と同じようにスポンジなどでこすった後に洗い流しましょう。
この場合、注意点は2つ。お酢の成分が残っているとこれがカビの養分になってしまうので、必ずしっかりと洗い流すこと。また、お酢は塩素系漂白剤と混ざってしまうと有毒ガスを発生させますので、同じタイミングで使うことは厳禁です!
手に取ることが多い小物は安全に掃除しよう
手に取ったり、肌に触れたり、場合によっては子どもが口に入れてしまったりする可能性がある小物を、成分の強い洗剤などで洗うのは少々抵抗があるものです。それが、料理にも使われる重曹やお酢を使うことで、安全に掃除ができるのは嬉しいですね。
お風呂の残り湯を使ったり、つけ置き時間に他の箇所を掃除したり、モノや時間を有効活用しながら、普段は目が届きづらい小物もピカピカにしちゃいましょう!
監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)
photo/PIXTA
この記事を読んでいる人は
こんな記事も読んでいます