就学前から習い事は常識?!習い始められる時期と注意点
子供に何か習わせたいと思っても、何歳から習わせるべきかは迷ってしまいます。
あまり早すぎても、子供のためになっているのか疑問ですし、かといって、身に付きやすい時期を逃しては後悔してしまいますよね。
習い事を始める時期の目安についてお話しましょう。
■最も多いのは3歳!
子供を習い事に通わせた経験のある母親たちによると、およそ4割が3〜4歳に習い事を始めたと回答しています。
これはちょうど、幼稚園の年少の年齢と重なることから、幼稚園に通うのと合わせて、何か習い事を始めるパターンが多いと言えます。
幼稚園入園前の0〜2歳でも3割が習い事を始めているという結果が得られていますから、実に7割の子が就学前から習い事を始めているということがわかります。
今や、就学前から何か習うのが常識となりつつあるのかもしれません。
そうはいっても、子供もそれぞれ十人十色、習い事の種類によっても始められる時期は変わってきます。
年齢別に始められる習い事を見てみましょう。
■0歳から始める習い事
0歳から始められる習い事となるとそれほど多くはありません。
女の子に人気のピアノやバレエはまだ無理ですし、最近人気が高まっているサッカーもまだまだ習える年齢ではありません。
0歳ですと、まず親と一緒に参加することが第1条件となってきます。習い事で人気なのが、リトミックや英会話です。
耳の能力が優れているので、リトミックや英会話を始めるにはとても効果的な時期だと言われています。
この時期から習い事を始める場合、気を付けたいのは感染症です。
まだ予防接種も終わっていない時期ですから、集団の中で病気をもらうことも少なくありません。少人数制のところを選んだり、子供の体調次第では無理をしないなど、感染症には気を配る必要があるでしょう。
■1〜2歳から始める習い事
1〜2歳になると動きも活発になり、何か習わせてみたくなる時期ですよね。
でも、まだまだ、集団行動ができる年齢ではないので、親子で参加する習い事がほとんどです。
今や習い事の定番のスイミングも、この年齢なら親子での参加が必須です。
親子で始められるので、子供も安心して習い事に参加できるというメリットがあります。
ただし、この時期の子供はちょうどイヤイヤが始まる時期でもあります。
何か少しでも気に入らないことがあると、「行きたくない!」と駄々をこねることもあるでしょう。
長く続けてほしいと思っても、なかなか思い通りにはいかないことも多いと思います。
無理強いせず、焦らず付き合ってあげましょう。
■3〜4歳から始める習い事
3〜4歳になると、習い事の幅もぐっと広がります。
この時期は、だんだん集団行動にも対応できる年齢であることから、親から離れて子供だけで参加する本格的な習い事が増えてきます。
バレエや体操などはある程度の集団行動ができないと、実技を教える時間が取れず、習うというレベルまでいけないというのが現実です。
ですから、3〜4歳から始められる教室が多いようです。
ピアノなどの楽器の習い事も、楽器を操るためには、ある程度の器用さや体格が求められるので、やはりこのぐらいの年齢から始めるのが主流のようです。
ただし、幼稚園の入園などと同時に習い事も始めると子供もついていくのが代弁かもしれません。
子供の体力を考慮して、無理のないように習い事を始めていけるとよいと思います。
■5〜6歳から始められる習い事
この頃になると、小学校入学を意識した習い事も増えてきます。
公文のような学習教室や書道など、勉強に直結するような内容のものを始める子供たちが増えてくる時期です。
5〜6歳になると、自我がだいぶ強くなってきますので、親の希望には沿わないことも多く出てくることでしょう。
少しずつ、子供自身にやりたいことを見付けさせるのも大切です。
親が習い事を決めるのではなく、さまざまな教室を体験させて、子供に選ばせてみるのもよいでしょう。
■まとめ
ついつい、早くから習い事を始めて、才能を開花させたい!なんて、親は子供に期待を抱いてしまいます。
ですが、早ければよい訳ではなく、始めるのに適した時期があるのです。
焦らずに、楽しみながら、子供自身が興味が持てる習い事を見付けられるといいですね。
参考
習い事選びの手引き
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