毎日食べたら危険!?カップラーメンの悪影響を抑える3つの工夫
しかし、カップラーメンを食べ過ぎると、私たちの体に悪影響が及ぶ可能性があるのです!
Contents
1.カップラーメンに含まれる添加物が体調に影響する!
ほとんどのカップラーメンの容器に表記されている『かんすい』や『アミノ酸』は、添加物の一種です。これらは何のために含まれているのかご存知ですか?
『かんすい』は『かん水』と表記されることもありますが、これは麺の生地に加えることで良く伸びるようになり、茹で上がった麺にコシ(硬さ)を出してくれるものです。『かんすい』の主成分は塩分で、中華麺独特の風味も引き出します。
続いて『アミノ酸』ですが、これはグルタミン酸(昆布だし)のこと。他にイノシン酸(かつおだし)やグアニル酸(シイタケだし)などが加えられると、『アミノ酸等』と表記されます。これらは、スープのだしの味を引き立たせるのが目的でよく使われるものです。
他にも、酸化防止剤や増粘多糖類など、カップラーメンには様々な添加物が含まれます。これらの食品添加物にはきちんと使用量の基準が定められていて、適切に摂取する程度では健康被害に及ぶリスクはそれほど高くありません。しかし、毎日カップラーメンを食べているという人にとっては、そうとも限らないのです。
例えば、『かんすい』は大量に摂取すると胃腸の不快感の原因になることもありますし、『グルタミン酸』は摂り過ぎることでめまいや吐き気を引き起こすことも。
2.カップラーメン1食に含まれる塩分は5g以上!?
カップラーメンと言えば、一番心配なのが『塩分』ですね。塩分は、毎日適切な量を摂取すべきミネラル分のひとつではありますが、摂り過ぎると高血圧や脳血管疾患など重大な病気を引き起こす原因になるものです。
では、カップラーメンにはどのくらいの塩分が含まれているのでしょうか?
健康な成人男性が一日に必要な塩分が8g以下というのに対し、カップラーメン1食分をスープを含めてすべて食べると、5gも摂取してしまうことに!つまり、一日の必要量の半分以上も摂取してしまうことになるのです。
3.フライ麺に含まれる油分に注意!
カップラーメンのほとんどは、フライ麺(油で揚げた麺)ですが、この麺に含まれる油分について考えたことはありますか?油分は一日40〜50gの摂取が望ましいとされているのに対し、カップラーメンには1食につき10〜20gの油分が含まれています。
油分の摂り過ぎは肥満の原因にもなりますし、健康に害を与えることは言うまでもありません。また、麺に含まれる油が酸化して油あたり(腹痛・下痢など)を引き起こすことも。さらに酸化した油は血中の悪玉コレステロールを増やし、動脈硬化の原因にもなりうるので、注意が必要です。
4.カロリーは低くても栄養価が極めて低い!
しかし、カロリーは高くなくても、栄養バランスが整っていないという面も。食物繊維やビタミン、ミネラルが足りていないのです。つまり、カップラーメンだけでは野菜不足であるということです。
5.カップラーメンの選び方&食べ方を工夫してリスク減
これまで、カップラーメンのネガティヴな部分ばかりを書いてきましたが、食べ方を工夫すればリスクを軽減することは可能なのです。ポイントは3つ!
【1】ノンフライ麺を選ぶ
ノンフライ麺ならば、脂質の摂取を控えたい人はもちろん、油あたりしやすいという人にも安心です。
【2】スープを残す
カップラーメンのスープって、美味しいですよね。わかります。わかりますが、カップラーメンに含まれる塩分の多くは、スープにあることをご存知ですか?
このスープをすべて飲まずに捨てるだけで、塩分の過剰摂取を防ぐことができます。スープを飲み干さず、捨てる勇気を持ちましょう。
【3】野菜を加える
オススメはキャベツやホウレン草などの葉野菜やもやし等、食物繊維の多いものです。野菜を切ってレンジで加熱すれば、簡単に取り入れることができます。一手間加えて、カップラーメンに野菜をプラスしましょう!
カップラーメンが私たちの体に及ぼす悪影響について書いていきましたが、いかがでしたか?カップラーメンがはらむ主なリスクは『塩分・油分の摂り過ぎ』と『野菜不足』です。しかし、上記の3つのポイントを意識するだけで、このリスクを軽減することができます。
・ノンフライ麺を選ぶ
・スープを残す
・野菜を加える
この3つに注意すれば、安心して美味しく食べることができますから、ぜひ参考にしてみてくださいね。
photo/PIXTA
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