アドラー流心理学から学ぶ!共働き夫婦へ捧げる、子供を笑顔にするための心得6つ
話題のアドラー心理学ってご存知でしょうか?個人心理学とも呼ばれ、日本ではこれまであまり受け入れられませんでした。
しかし、環境の変化と共に、共働きで愛情不足かもしれないと、気にする親御さんが増え、この考え方に共感する多くの方がいるようです。
子育てにも取り入れることで、笑顔が増えると評判です。そこで今回は、アドラー流の子育てを紹介します。
1.親子は対等
アドラー心理学の基本的な考え方は相互尊敬、相互信頼です。
人間は個々がそれぞれパーソナリティーがあり、尊重されるべきであって、親子であっても、上下関係ではなく、対等な横の関係であるという考え方です。
お互いを尊敬し、信頼していれば、子供は不適切な行動を起こさなくなると考えられています。
2.予定を親が決めない
親子が対等な関係であるためには、子供の予定を親が決めてはいけません。
「早く宿題やりなさい!!」
こんな風に言っていませんか?
これでは、親が子供のやることを命令しているということになってしまいます。
そうはいっても、なかなか宿題をやらないと口を出したくなるもの。
そんなときはアドバイスという形を取ります。
「早く宿題終わらせると、たくさん遊べると思うよ。」
こんな感じで言ってみるとよいでしょう。
また、アドラー心理学では課題の分離という手法があります。
勉強をしなかった責任を負うのは子供ですから、あくまでも宿題は子供の課題なのです。
いつ宿題をするかは、子供が決め、親は見守るのです。
うまくいかなかったら、次はどうしたらうまくいくか考えるようにしましょう。
3.叱らない
アドラー心理学では、親子は対等ですから、叱りません。
では、不適切な行動を取ったときはどう対処するのでしょうか?
親自身がどんな気持ちなのかを伝えればよいのです。
「こんなことになって悲しいな」とか「やめてくれると助かるなぁ」といった感じです。
4.誉めない
対等ということは、誉めるという行為もしてはいけません。
相手を評価してはいけないのです。
何かよいことをしたときも、親自身がどんな気持ちなのかを伝えましょう。
そして、そんな気持ちにさせてくれてありがとうと感謝を伝えてください。
5.ケンカはジャッジしない
兄弟ケンカもヒートアップすると、親もヒートアップしてしまいますよね。
でも、そんなときこそ、対等な関係に返ってみましょう。
どちらが悪いかなんて、ジャッジはナンセンスです。
お互いの気持ちを聞いて、共感すること、そうすることで、兄弟関係も対等に保つことができます。
6.助けを求められたら応える
課題の分離という考え方だと、所詮、子供の問題だから、子供の責任だ!となんだか、少し冷たい感じに捉える人もいるでしょう。
そこが、日本ではこれまで受け入れなれなかったポイントなのです。
ですが、アドラーは子供が助けを求めてきたら、親はあたたかく対応してあげるべきだと言っています。
つまり、親自ら手を貸すのではなく、子供が望むのなら、手を貸す、これが大事なポイントなのです。
親子の信頼関係ができていれば、自然とそんなやり取りが出来上がってくるのではないでしょうか?
まとめ
理論では分かっていても、親は子供についつい干渉してしまいがちですよね。
ですが、このアドラー理論を頭の片隅に置いてみてください。
肩の力を抜いて子育てができるようになります。
いきなり、全てを実践するのは難しいと思いますが、少しずつ取り入れてみることで親子関係が変わってくるかもしれませんね。
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