2歳のイヤイヤ期に!ママの心を溶かし子供の心に響く絵本3選
やってくる【イヤイヤ期】。子供たちの心の成長の1つで、大切な自立へのステップであるのですが、それを見守るママにとってはつらいことも多い時期ですよね。何を言っても「イヤ!」そしてすぐに癇癪を起してしまうことも。そんな子供たちの心に響き、読んであげるママの心も溶けていく……そんな素敵な絵本を集めてみました。
【1】<いるよね~!こんなこ>作・絵 たかいよしかず
子ブタのブブタの行動絵本にした1冊。前から読むと、イヤイヤ期の子供たちにありがちな困った行動をするブブタを見ながら「いるよね~こんなこ!」と、子ども自身の行動を見直すきっかけになり、また、本をひっくり返して反対側から読んでいくと「すごいね~ブブタ!」という表紙から始まり、イヤイヤ期の子どもならではの成長ぶりをママと子供が一緒に実感できるページになっています。
イヤイヤ期は困った行動も多いものですが、その分大きな成長を感じる面も多いですよね。1歳までの【赤ちゃん】から、2歳になると立派な【幼児】となり、あいさつができるようになったり、人を思いやる心が育っていきますね。
イヤイヤ期で疲れ果ててしまったママも、こうした2面のブブタを見ることで、我が子の日々の成長に目を向けることができるきっかけになるかもしれません。
【2】<ちょっとだけ>作 瀧村有子 絵 鈴木永子
2歳代になると、下の子が生まれてお兄ちゃん、お姉ちゃんになる子もいますね。私の長男も、1歳8カ月でお兄ちゃんになりました。
まだまだ甘えたい時期の2歳前後の子供たち。それでも「お兄さん(お姉さん)になりたい」という思いはあるものです。そんな思いで無理をしてしまい、ついついママの前で癇癪を起しやすくなったり、イヤイヤ期がひどくなってしまう子もいるようです。そんな子供たちの甘えたい気持ちと、自立したい気持ちを絶妙に表現した絵本がこの「ちょっとだけ」。
お姉さんになった<なっちゃん>が、お姉さんになるべく奮闘しながらも、眠くなってくるとママが恋しくなる、そんな様子がいとしく描かれています。
子供だけでなく、ママにもたくさんの感情が芽生える作品です。ぜひイヤイヤ期の子供たちと読みたいですね。
【3】<いやだいやだ>作・絵 せなけいこ
赤ちゃんから成長し、だんだん人の気持ちを考えることができるようになってきた2歳児におすすめの絵本「いやだいやだ」。
主人公のルルちゃんはなんでも「いやだいやだ」と言ってしまうイヤイヤ期。そんなルルちゃんに、ママやおかしも「いやだ」と言うようになったら、どうかな?と、子供たちにわかりやすく「イヤ」と言われてしまうことの悲しさを問いかけてくる作品です。
いつもは「イヤ!」と言う側の子供たちに、「自分がイヤと言われたらどんな気持ちなんだろう?」と考えさせるラストになっています。
幼児向けの絵本にありがちなハッピーエンドの本ではなく「みんながルルちゃんにイヤ!って言ってるよ、ルルちゃんはどうするの?」という、考えさせる終わり方になっていることは賛否の意見があり、かわいそうだから読まないというママもいますが、実際に子供たち自身が自分の行動を振り返るきっかけになることから、支持するママも多い作品となっています。
イヤイヤを言っているタイミングで読むのか、落ち着いている時期に読んで反面教師にするのか、タイミングも効果に影響しそうですね。
■おわりに
子供たちにとって絵本の世界は身近で、それをもとにいろいろなことを学び、成長していきます。主人公を時にはお手本にし、時には反面教師として「自分だったらどうするかな?」と考えるようになります。
2歳ごろの子供たちはまだまだ赤ちゃんのようで、鋭い感覚と豊かな精神性を持ち合わせていますよね。そんなイヤイヤ期の子供たちにこそ、ママにはたくさんの絵本を読んであげてほしいと思います。
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