元塾講師が教える!子どもの勉強嫌いを克服させる5つの方法
勉強が苦手な子どもの多くは、【勉強が楽しい】という事を教えてもらっていない事がほとんどです。しかし、学校ではそのような事から教えてはくれませんので、家庭でその事を教える必要があります。
今回は、元塾講師の経験を生かし、勉強嫌いの子どもに楽しく勉強させる方法を5つご紹介しましょう。
1.勉強にもウォーミングアップが必要
勉強するのにも、頭の準備体操が必要です。
大人でも、出勤した直後から無理難題を与えられるとブルーな気持ちになる事と同様に、子どもだって解けもしない問題を「さあ、やってみて」と言われても嫌な気持ちになるでしょう。
これを防ぐために、勉強始めの10分程度は前回の復習等の、簡単な問題から始めさせて下さい。
まずは子どもに解ける楽しみを与えてから、徐々にレベルアップする喜びを教えてあげましょう。
2.やや難しい例題を解かせる
子どもに勉強をさせる際、1番重要な事は【問題選び】です。問題が難しすぎても、簡単すぎても子どもはヤル気を失ってしまうのです。
「そんなの、何をさせれば良いのかわからない!」と思うかもしれませんが、そういった場合は1番初めの簡単な問題を解かせてみて、数問スラスラと解けるようでしたら「ここは完璧だからレベルアップしよう!」と次の段階の問題を解かせると良いでしょう。
これを繰り返していくうちに、苦手な分野で手が動かなくなってくると思いますので、苦手分野は何種類も例題を解き、練習させましょう。
3.例題は面白おかしく
小学生レベルの例題でしたら、親御さんでも作る事ができると思います。
特に、算数の文章題が苦手な子どもが多いのですが、そういった場合は、楽しい例題を作ってあげましょう。
ゲームが好きな子どもであれば「村には3人の勇者がいます。村を魔王の手から救うには57人の敵を倒さなければいけません。さて、1人当たり何人の敵を倒せば良いかな?」のように、何でも良いので好きな事やハマっている事と組み合わせ、楽しい気分で勉強させてあげましょう!
4.知っている事を勉強と繋げる
例えば理科分野で「おならの主成分は窒素と酸素。窒素と酸素は水に溶けにくい物質だから、お風呂内でおならをしても、浮かび上がってくるでしょ?」と教えられると、小学生の子どもでも理解できるでしょう。
そして、こうして工夫して覚えた勉強は、理解が深まり、頭に定着します。ほんの少しの工夫で、子どもは興味を持ってくれますので、親も知っている限の知識を絞り、教えてあげましょう。
特に、勉強嫌いの子はこの方法で、勉強に気を引けると良いですね!
5.苦手分野まで遡って特訓
例えば、方程式で行き詰っていると思いきや、小数や分数が苦手で、少数や分数の問題ばかり間違っている中学生も非常に多いです。
このような場合は、その時点で方程式の勉強は止めて小学生のドリルに戻ります。必要であれば、小学生のようにブロックを使って教えてあげる事もします。
こうして徹底的に苦手分野を潰してから、方程式の問題を解けば、面白いほど間違いが減る事は、塾あるあるです(笑)
しかし、通っている学校や塾の先生が見つけてくれなければ、ずっとそのままになってしまうので、親が気付いてあげられると良いですね!
【まとめ】
勉強は学校や塾で学ぶ物と思っている方も多いかもしれませんが、勉強好きにさせる事は、親でもできます。むしろ、勉強を好きにさせるのは、親の方が簡単かもしれません。
【勉強させなきゃいけない!】と思い、必死になって勉強を教えるよりもどうすれば楽しく勉強できるかな?と工夫して勉強させてあげられると良いですね!
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