子供を将来「コミュ障」にしちゃう!おしゃべりが苦手な子に対するNGワード4つ
子どもとの会話、聞き取れなかったり、意味がわからなかったりすること、ありますよね。そんなときにNGワードを連発してしまうと、子どもはもっとおしゃべりが苦手になってしまうことがあるのです。
NGワード1「ちょっと何言ってるかわからない」
子どもの話の意味がつかめなくてイライラする…これ、悪いことだと思いがちですが、ちゃんと聞いて理解しようとしている証拠です。
子どもの声に耳を傾けようとしている自分を、まずは「いい親だなー」と認めて、ほめてくださいね。それだけで子どもを突き放すようなNGワードは減らせるはずです。
さて、そのうえで考えてみましょう。人と人との会話の目的は二つあります。
一つは情報の交換、もう一つは共感です。
子どもとの会話にイラッとする大人は「情報」を得ようとしているのではないでしょうか。
でも子どもはまだ「意味を伝える」のがうまくありません。練習中なのです。
いっそ「情報」はあきらめることをおすすめします。もちろん、ちゃんと聞かないということではなく、会話のもう一つの目的「共感」をメインにするのです。
情報部分は聞き流し、子どもの気持ちに焦点を当てて、表情や身体の動き、言葉のリズムを読むようにします。続けているうちに、スッと「情報」の方も伝わることがあります。「共感」してもらえていることで、安心しておしゃべりの訓練ができる、という面もありますね。
NGワード2「ちゃんと話しなさい」
家ではよくしゃべるのに、学校や園では人が変わったようにおとなしい「内弁慶」な子もいます。
そんな子に「ちゃんと話しなさい」「内弁慶なんだから」などと働きかけるとプレッシャーになります。
内弁慶タイプは、自分も傷つきたくないし、お友達を傷つけたくない…そんな繊細な感性を持っているため、用心深く周りをよく観察しているのです。
だから、自分から働きかけるより、受け身のコミュニケーションのほうが得意です。
話すことが苦手なら、聞くスキルを磨くという手もあります。
「みんなの話をよく聞いてあげよう」と話してあげたらどうでしょう。
「相づち」上手は好かれます。受信側として友達や先生とコミュニケーションを重ねているうちに、やがて自然に発信の仕方を学び、必要なときには自分から発信できるようになるかもしれませんよ。
NGワード3「それはこういうことなんでしょう?」
子どもがモゴモゴしているとき、ついつい「それはこういうことなんでしょう?」と言いたくなりますが、じっとガマンしましょう。
内容を要約されると、子どもは自分でしゃべるのを辞めてしまいます。すると、いつまで経ってもおしゃべりの練習ができず、上手に伝えることができなくなってしまうのです。
NGワード4「はっきり言いなさい!」
口下手でモゴモゴしゃべる子どもと話しているとイライラして「ハッキリ言いなさい!」と怒ってしまうこと、ありますよね。
焦らせれば焦らせるほど、おしゃべりが苦手になります。
じっくりと自分のペースで、話せるような雰囲気を作ってあげましょう。
子どもにとっておしゃべりのトレーニングは、私たち親にとっては「人の話を聞く」というトレーニングなのかもしれませんね。聞き上手目指してがんばりましょう!
この記事を読んでいる人は
こんな記事も読んでいます