正しい手洗い、できてる?子どもが進んで手洗いする方法も伝授!
インフルエンザが流行していると報道されていますが、風邪などの病気の予防に重要なのは、なんと言っても手洗いとうがいです。しかし、あなたもお子さんも『正しい手洗い』ができていますか?と聞かれると、不安に思う方もいるのではないでしょうか。
手が汚れていれば当たり前のようにできる手洗いですが、目に見えないバイキンをキレイにする手洗いは子どもにとって理解が難しいもの。嫌がる子どもも多いですね。そこで今回は、『正しい手洗い法』と、子どもがきちんと手洗いできる方法をお教えします。感染症の予防や、体を清潔に保つためにもとても重要な手洗いの習慣を身につけて、子どもと一緒に元気に冬を乗り越えましょう。
手洗いをする理由を説明する
砂場で泥んこ遊びをするなど、目に見えて手が汚れている時は、「汚れを落とすため」という目的があるので自分から手洗いをする子どもが多いです。しかし、細菌や雑菌などがたくさん付いている手というのは、見た目にはわからないので手洗いを嫌がることがありますね。それを克服するために、手洗いをする理由をきちんと伝えることが重要です。
手には細菌や雑菌が付いていて、その菌が風邪などの病気を引き起こすということを教えてあげましょう。細菌や雑菌の拡大画像を見せながら説明したり、手洗いを題材にした絵本などを使うと子どもにもわかりやすいですね。
小学校に上がる前までに習慣づけることができれば、家に着いたら手洗いとうがいを自然にするようになります。幼い頃から親子で一緒に手洗いをすると、正しい手の洗い方も教えることができますよ。
手を洗うのはいつ、どんな時?
あなたはどんな時に手洗いをしていますか?外出後やトイレの後は「手が汚い、汚れた」という感覚があるので、手洗いをしている人が多いもの。しかし、忘れがちなのが、食事の前ではないでしょうか?食事の前にしっかり手を洗うことで、雑菌が口から入るのを防ぐことができます。とくに子どもの場合は、こぼしたものや箸などで取りにくいものを手で取って口に入れることがあるので、必ず手洗いさせましょう。
子どもも大人同様に「まぁいいか」と面倒になってさぼることがあるので、時々一緒に手洗いをして洗い方などをチェックして。子どもが自分から手洗いをしない時には口うるさく「手洗いしなさい!」と注意するよりも、大人が率先して手洗いするところを見せる方が効果がありますよ。
正しい手の洗い方
親が率先して手洗いをする、というところまではわかりましたが、知っておくべきは、『正しい手洗いの方法』。水でサッと濡らすだけの適当な手洗いは、洗わないよりも雑菌が繁殖しやすくなることも!ですから、大人も一緒に正しい洗い方を身につけましょう。
手洗いの基本は『石鹸で洗う』『流水ですすぐ』『拭く』の3ステップ。しっかり石鹸を泡立てて丁寧に洗い、泡が残らないように流したら、キレイなタオルで拭きましょう。
■石鹸で洗うべき6つのポイント■
- 手のひら、指の腹面を洗う
- 手の甲、指の背を洗う
- 指先を洗う
- 指の間(側面)、股(付け根)を洗う
- 親指と親指の付け根の膨らんだ部分を洗う
- 手首を洗う(内側・側面・外側)
ここで、「丁寧にと言っても、どれぐらいの時間洗えばいいの?」という疑問が。目安として『ハッピー・バースデー・トゥー・ユー』や『もしもしかめよ』などの歌を歌いながら手洗いすると、時間の目安になるのでオススメです。1番を歌い終えるまで石鹸で洗い、もう一度歌いながら流水ですすぐときちんと洗えます。ささーっと洗うのがクセになってしまった時には試してみましょう。
楽しんで手洗いをするには?
大人でも面倒だな、と思うことがある手洗い。子どもが手洗いを率先してするように習慣づけるためには、楽しんで手洗いをさせることが重要です。一緒に手洗いする時には「手のひらを洗って。反対側もごしごし。指と爪の間もごしごし。最後に手首もぐるーっと洗って」など、手順を口に出しながら一緒に洗いましょう。
できたらしっかりと褒めて「上手に手洗いができる」という自信を持たせてあげると手洗いが楽しくなってきます。手洗いの歌を歌ったり、手洗いの動画や絵本を一緒に見るのも、興味を持たせるきっかけになりますね。
我が家は、外から帰ったら手洗いとうがいをするのがルール。帰宅するといつも、真面目な長男が洗面所で順番に洗うように仕切っています。ところが同じ手洗いなのに、なぜかトイレの後は、すごーく雑に洗うんです。もう本当に指先だけを水にサーッとつけるだけ。まったく洗っていない。理由を聞いてみると、「トイレの後は、ひとりだから……寂しい」だそう。しっかり習慣になっているのかと思っていたけれど、ひとりで帰宅したら洗えないことが発覚しました。小学生になる前に、どんな時もきちんと手洗いできるようにサポートしていきたいと思います!
photo/PIXTA
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