小学校に入学したら送り迎えはどうなる?共働き子育てママの不安を解決!

小学校に入学したら送り迎えはどうなる?共働き子育てママの不安を解決!
子育て中の共働き夫婦の場合、保育園に預けている場合と小学校入学と共に仕事を始めるケースがあります。
どちらの場合も小学校の壁として、生活や時間帯、気をつける点など、どのように変わるのか不安ですよね。入学前の方も、すでに低学年のお子様がいるママも、先輩ママの意見を参考にチェックしていきましょう。

■送り迎えについて

保育園に通わせていたママにとって、朝の送り迎えの時間は一番バタバタしてしまう時間ですよね。 小学校の壁となることもありますが、とても有難い利点があります。

1.登校事情
最近の小学校の登校事情は、大体の学校が「8時過ぎから8時半までの間」【登校時間】というものを設定していて、10分間くらいの間に学校に着くように、と指示があります。
物騒な事件もあり、校門も閉鎖・施錠してしまうため、定められた時間より早く行っても、校舎内に入れなかったり、規定の時間まで列に並ばされたりします。

特に事件や問題がなければ、朝は集団登校ではないのですが、スクールゾーンには子供たちが沢山歩いていて、交通量の多い横断歩道には、主事さんやボランティアの方が、見守りとして黄色い交通安全の旗を持ち、角に立って【子供たちの安全を確保】してくれている学校も多いのです。

つい最近まで、送り迎えをし、手をつないで歩いていた子も1、2ヵ月後には、一人で登校するようになっていて、子供の順応性には驚かされますね。
ワーキングママにとって、玄関で行ってきますと言って通ってくれるのは、本当に有難く、幼稚園ママにとっても”早い時間から出て行くので楽になった”と喜ばれています。

2.交通ルールの徹底
その反面、右側通行の徹底や、信号を見て右左右を確認してから渡る、信号のない場所を渡るときなど、しっかりと教えておかなければなりません。今までは手をつないで歩いていたこともあって、他力本願で信号も見ていなかった、という児童も多いので、慣れるまでには個人差があるため、入学前にシュミレーションしたり、練習が必要です。

3.事件などへの安全対策
登下校中の児童が、事件に巻き込まれることも多い昨今。安全を確保するために、防犯ブザーや簡単に電話が掛けられるNTT Docomoの<キッズケータイ>や、緊急対処員が現場に駆けつけてくれるセコムホームセキュリティの<ココセコム>などで居場所を確認したりと、何らかの安全策がとられています。
防犯ブザーは市区町村から配られることも多いので、それらでひとまず様子を見るという方も。

■学童について

保育園の場合は、夕方まで見てくれていたと思いますが、小学校低学年の児童はだいたい、2時半過ぎぐらいの下校になります。高学年になると、遅くなりますが、それ以降は公的・もしくは民間の学童施設に通い、夕方や夜遅くまでそこで過ごす事になります。

1.公的学童の場合
料金は世帯収入によって変わり、認可保育園と同じような感じです。
【具体例】

目黒区……ランドセルを背負ったまま、学校から施設に来館し、決められた時間まで館内で遊びます。時間になると、おやつの時間があり、その後、宿題をします。

品川区……学校内に、”すまいるスクール”というアフタースクール事業があり、放課後に学校から出ることなく、保育して貰えるため、危険にさらされる心配もなく、学童でない友達と一緒に、宿題も進んで出来るようです。週1回の勉強会なども学年ごとに、国語や算数などを復習できるので、地域内でもとても好評です。

大田区……放課後ひろば(子ども教室)という品川区と同じように、学校内で保育をしていますが、<葉隠勇進株式会社>に業務委託という形で外注しています。たくさんの放課後事業や保育園、児童館を運営している会社なので、安心と信頼がありますね。

公的学童の場合は、学童でない子も、事前に保護者から「来館カード」や「連絡帳」で連絡をし、学校や施設に行ける、という仕組みによって館内で遊べるところも多いため、共働きでも放課後に、仲の良いお友達と遊べるのもポイントです。

2.民間の学童の場合
<アフタースクール 寺子屋>を例に挙げると、車での送迎があったり、追加オプションで夕飯まで出してくれるところもあります。延長保育の場合、長期休暇時は朝7時半から、最大で夜8時まで預けることができるのも助かりますね。
意外にも習い事まであったりもして、英語、そろばん、書道など検定やコンクールなどにもチャレンジできます。

食事も、調理師や栄養士の資格を持つ方が、バランスのよい食事を提供してくれるそうで、繁忙期にはこういったサービスに頼るのも便利ですね。ワーキングママが一番困る、病児保育もあるので、やはり民間学童は割高な分、手厚いサービスが助かりますね。

■PTAなどの保護者会について

今までは利点をお話しましたが、次の項目はワーキングママにとっては、やや耳の痛いお話です。
PTAや保護者会は、母の会で慣れている幼稚園ママにとっては【当たり前の存在】ですが、働いている場合、ややハードルの高い問題です。

最近のPTAは、「事実上の強制加入」といわれるほど、ほとんどの親が【必ず参加】しなくてはならないことになっているようです。

くじ引きなどで決めることも多い「委員制」も、1学年1クラスしかない場合は、「全員委員制」だったり、人数が多い場合もポイント制や、【じゃんけん】などで決め、何かしら役員をして、児童が在学中にポイントを満たさないといけない、というのが現状は多いようです。

■学習面について

小学校に入ると、当然、学校から【宿題】が出るようになります。学童にいく場合は、学童で終わらせて帰ってくるので、ワーキングママにも影響がないように思われますが、ちゃんと全部やらずに、サボって持って帰ってくる……ということもありますので、学童任せではなく、ちゃんと自宅でのチェックも欠かせません。

宿題に関しても、同じ区内の効率でも基準がかなり違っていて、進学率の高い小学校は、やはり同じ教材でも合格点が厳しく、低学年の段階で差が開いてしまっています。
例:色を塗るプリントにおいて、はみ出してはいけない・自宅でやり直して、再提出が必須の小学校と、時間内に出来ていなくても、持ち帰って処分しても良い小学校など。

宿題のほかにも、習い事を本格的に始める子も増え、3、4年生になると【塾に通い始める子】が、増えて来る時期です。受験をしない場合は「補習塾」、する場合は「進学塾」と、いずれも通い始めるため、塾選びにも頭を悩ませることになります。評判や立地条件を考慮し、子供が自分で通える範囲の場所に、通っている子がほとんどです。

高学年になると、共働きママにとってはちょっと大変な【塾弁】が始まります。塾で食べるお弁当は、時間もあまり与えられないため、簡単なものでOK。残り物などを詰めて、帰宅後にちゃんと食べなおす、というケースも多くあります。

【おわりに】

小学校に入ってからの【色々な変化】についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
入学と同時に、好都合なこともあれば、不都合なこともありますね。小学生になるとお世話などの手間は、劇的に減ると思いますが、メンタルのケアや学習面での対応など、親としての課題は本題に入るような気がして、身が引き締まりますね。

【参考サイト】

セコム ホームセキュリティ ココセコム

大田区 放課後子ども教室

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