共働き子育てで失敗しやすい【子供の自立サポート】効果的な方法は?
共働き家庭での子育ては、本当に大変。毎日の、保育園への送迎1つとっても大忙しです。
共働き育児に慣れてくると、だんだん家事は効率化されたり、省略できる所も見えてくるものですが、効率化を求めるあまり、失敗した……と感じるエピソードも。
筆者が実際に経験した、共働き子育てにおける【失敗】と、その対処法をご紹介します。
■早くしたくて、手を出しすぎていました
朝の登園前の支度は、時間との勝負。食事や着替えの時、少しでも早くできるようにと、いつでも手を貸してしまっていました。
食事が進まなければ食べさせてしまい、着替えが遅ければ、手を出して着せてしまっていました。
その時は早く終わるので、登園にも間に合い、その問題点について気が付きにくかったのですが、
そうした毎日を積み重ねた結果として「自分でやろう」という意識が育たず、大きくなっても「ママやってよ」と言うようになってしまいました。
周囲の子達は、自ら着替えができたり、荷物の準備ができることに達成感を感じ、どんどんできることが増え、成長している様子。
その差は、本人の性格による部分もあるのかもしれませんが、やはりもう少し、本人の【やる気を引き出す】声のかけ方、手伝い方ができたら良かったと反省しました。
■3歳になり、「おしたくボード」を採用
子供の自主性を伸ばしたいと考えた筆者は、子供が3歳を過ぎた時「おしたくボード」を作成しました。
知り合いのママが、ご自身の子供たちのために作成したものを、SNSに載せていて「これはステキ!」と感じたためです。
100円ショップのホワイトボードに、したくの内容(お着替え、ごはんなど)をイラストや文字で描いた、両面マグネットを貼り付けて作ります。
終わったものからひっくり返すと、裏面に「えらいね」などのメッセージと、子供が好きなキャラクターのシールが貼ってあり、子供が喜ぶというもの。
簡単な作りなのですが、我が家の子供には大ヒットし、毎朝の「あれやりなさい!」「はやくして!」と連呼する回数がぐっと減り、お互いにストレスフリーに、朝の支度が整うようになりました。
私のペースに合わせることを求めてしまって、急がせたり、無理にスピードアップさせようとしていた頃よりも、スピードもあがり、本人のやる気もアップ。
こんなに簡単に、本人に「自分でやるんだ」という意識を身につけさせることができるなら、もっと早く取り組めば良かったなと反省してします。
お支度ボード自体は、幼稚園~小学校低学年頃の子まで、高い効果が期待できるようです。
■子育ては「自立のサポート」
今回の経験で感じたことは、共働きで忙しい毎日の中でも、子育て(特に子供の自立心に関わるところ)は、効率化してはいけないということ。
もちろん、忙しくてそうは言っていられない時もあります。出勤は時間制限があり、帰宅後も、どうしても見守りきれない時も。
やむを得ず手を出すことは、共働きである以上仕方ないと感じていますが、これからはできる限りで、子供のやる気を引き出し、自分で出来るようにサポートするよう,心がけていきたいと感じています。
子育ては、子供が親なしでも生きていけるよう、自立をサポートすること。ついつい子育ては【親の仕事】と思ってしまいますが、【主役は子供自身】ですよね。
いつの日か自立していく子供たちにとって、本当にためになる見守り方ができるといいですね。
この記事を読んでいる人は
こんな記事も読んでいます