もし保育園で子どもがケガをしたらどうする?デキるママがやってる対応方法
元気に登園した子どもが保育園でケガをしてしまったら……親としては慌ててしまいますよね。そんなとき、どう対処したらいいのか、考えてみましょう。
大きなケガの場合はどうしたらいい?
骨折など大きなケガの場合は、園から連絡があると思います。とにかく病院へ連れて行ってもらい、親も急行しましょう。子どもの医療費は自治体から補助が出ているため、普段通院するときと同じく、自己負担ゼロや数百円程度のわずかな負担で済みます。
園を責めるのではなく詳しく話を聞こう
子どもが保育園でケガをしたときは、必ず詳しく話を聞きましょう。
普段お世話になっている保育士さんや園を責めるためではなく、どうしてケガをしたのか知ることで、再発予防につながります。
ちなみに、もし園の責任を追及したら慰謝料がもらえるか? というと、もらえるかもしれないけれど、労力に比べて割に合わないことがほとんどです。
たとえ子どもが悪いこと(保育士さんの目を盗んで滑り台から飛び降りたり、ダメと言われているのにブランコの後ろに回り込んだり、など)をした場合でも、保育士さんは誠心誠意謝ってくれるはずです。保育中は保育園が子どもを保護監督する責任があるため、子どものケガは園の責任、ということになります(民法第714条)。
しかし、訴えるためには園が監督義務を果たしていなかったことを証明する必要がありますが、事故現場に大人がいない場合にそれはとても難しいのです。
さらに子どもの行動は予測が難しく、たとえ親でもすべての事故を防ぐことはできない(もし親が見ている場合でもケガがゼロではない)ということもいえます。
死亡事故や高度障害が残るなど本当に深刻な場合を除いて、慰謝料を求めて裁判をするのはおすすめしません。
軽いケガの場合はこう対処する
集団生活では、ばんそうこう程度の軽いケガはよくあること。おもちゃの取り合いでひっかいた、好きすぎてエキサイトして叩いた、つきとばしたなど、子ども同士でけんかしながら育っていくのですよね。
たとえ小さなキズでも、保育士さんは大きな責任を感じています。
申し訳なさそうに謝ってきた場合は「小さな傷なのに、教えてくれてありがとうございます」と笑顔で答えるといいでしょう(余談ですが、どんなに小さなキズでも丁寧すぎるほどに謝罪してくれるのはモンスターペアレント対策だと聞いたことがあります)。
お迎えなどのとき、キズを見つけたのに保育士さんから説明がないときは、保育士さんの目の前で「あれ、ここどうした?」と子どもに向かって聞いてみましょう。普通の先生ならば「申し訳ありません。これはお友達とおもちゃを取り合って……」と謝罪と説明をしてくれるはずです。
ない場合は「連絡帳」などに「ケガをしていますがどうしたのでしょうか?」と書いて説明を求めるといいでしょう。
週に数回ケガをしてくるなどの場合には、相手の子と離してもらえるよう連絡帳に書いて要望しましょう。
子どもの心に寄り添う言葉を
子どもは自分の気持ちを言葉にするのがまだあまり上手ではありません。ケガをしていたら「痛かったね」など子どもの心に寄り添う言葉をかけてあげましょう。
最後に体験談をひとつ、子どもって自分に都合の悪いことは言わないものです。私は、うちの子がやられた、と思い込んでいましたが、倍以上やらかしていることを知り、心底申し訳なく思ったことがあります。
どんな場合でも、園と話す場合は一応「うちの子もやっているかもしれませんが……」という言葉を付け加えるのがおすすめです。
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