伝えていればよかったと後悔をする前に!子供のアレルギーの伝え方
子供のアレルギーで気をつけなればいけないこと、それはどのように伝えるかです。
子供自身にアレルギーがあることを伝えなければいけませんし、ママ友など周囲に対してもきちんと伝え、理解をしてもらわなければなりません。
アレルギーがあることを伝えていなかったばっかりに、ママ友と険悪になってしまうってことも……
Contents
■子供への伝え方
自分の子供にアレルギーがあると分かると、親は一生懸命にその原因となるものを除外しようとします。
それは当然のことで、アレルギー反応を起こすと分かっている食品や要因を子供に与えることは、命にも関わる大変なことなのですから。
子供が小さいあいだは、親がそうやってアレルギーから子供を守ることはできます。
しかし、子供が成長をしていくと、子供の活動範囲も広くなり、必ずしも親の目が行き届く訳ではありません。
子供同志でお菓子の交換をしたり、お友達のお家で食事をする機会もあるでしょう。
そんな時、子供自身が自分のアレルギーを知っていなければ、大変なことになってしまいます。
子供のアレルギーは、幼稚園や保育園など集団生活へ入る頃から徐々に話をし、子供自身が自分のアレルギーについて少しずつ知っていかなければなりません。
難しい言い回しでは理解ができませんので、子供にとって分かりやすい表現にするといいですね。
「卵を食べるとお腹が痛くなってしまうから、食べない方がいいよ」
「牛乳はブツブツができてしまうから、やめようね」
それでも、「どうして自分だけは食べてはいけないの?」と納得がいかないかもしれません。
そんな場合には、今は食べることはできないけれど、大きくなったら食べることができるといった言い回しにしましょう。
これからずっと食べることができないと言ってしまうと、絶望的な気持ちになります。
なので、体が大きくなって、丈夫になったら、食べることができるといった見通しが明るい話をするといいですね。
■周囲への伝え方
子供のアレルギー絡みで、トラブルが起こるケースも少なくありません。
アレルギーをちゃんと伝えていなかったことが原因で、ママ友ともめてしまったといった経験をお持ちの人もいらっしゃるのではないでしょうか。
子供のアレルギーは、周囲にしっかりと伝えておくべきことなのです。
【家に招待されたが、出されたお料理はほとんど食べることができず、険悪な雰囲気に】
幼稚園で仲良くなったママに自宅へ招かれ、子供と行きました。
しかし、出して頂いたお料理には卵や牛乳といった、うちの子供がダメな食材が使われていて、お料理のほとんどを食べることができませんでした。
「事前に話して欲しかった」と一言だけ言われ、険悪な雰囲気に……
アレルギーについて伝えていなかった私の責任です。
アレルギーがあることは恥ずかしいことではありません。
それをきちんと伝え、周囲の理解を得ることが大切なのです。
先ほどのケースでは、招いた側のママ友が嫌な気持ちになるのは当然です。
事前にアレルギーがあることを知っていれば、お料理も違うメニューになったでしょうし、険悪な雰囲気になることもなかったと思います。
■幼稚園や学校への伝え方
幼稚園や学校では給食がありますね。
アレルギーがあるお子さんをお持ちの親御さんは、給食に関しても注意をしなければいけません。
といっても、給食の時間に自分がそばにいって、アレルギー食品を除外することはできませんよね。
そこで、幼稚園や学校にはアレルギーについて、きちんと伝えておく必要があります。
その際に絶対にしてはいけないこと、それは口頭で伝えることです。
アレルギーは命に関わる大変な問題です。
それを口頭だけで伝えてしまうと、先生がうっかりと忘れてしまい、子供がアレルギーが起こる食材を口にしてしまうといったケースも起こりかねません。
そこで、アレルギーがあることの伝え方は、医師の診断に基づいた書面で提出をしましょう。
小中学校になると、アレルギー疾患がある生徒は、学校から「学校生活管理指導表」を受け取ることができます。
「学校生活管理指導表」は主治医や保護者が記入をし、学校へ提出をします。
アレルギーに対しての処置や、注意点などを詳細に記入できますので、学校側の対応もやりやすくなりますね。
おわりに
子供のアレルギーで気をつけなければいけないことは、食べてはいけないものを避けるだけではありません。
集団の中で成長をしていく子供たちには様々なシーンが待ち構えています。
子供自身が自分のアレルギーについて理解ができ、そして、周囲に理解をしてもらうことも大切です。
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