人気の習い事は!?お子様の習い事事情 (後編)
さて、前回、「お子様の習い事事情」(前編)に続き、
今回は、4位から・・・そして、習い事をする利点と、何に気を付ければいいのか・・・について書いてみたいと思います。
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第4位は、「学習塾」 です!
ここには、通信教育も含んでいます。そして、実は、第9位にも、「くもん」 が入っていますので、それも考えると、堂々の4位です。
3位の英語もやはり、お勉強系・・・と考えると、お母様方が、お子様に確かな学力を付けてあげたい、と望んでおられることが良くわかります。
これは、とにかくお勉強が楽しいと感じさせてあげること、が大切です。
私がいつも言っていますように、身の回りに学びは沢山ありますので、無理やり勉強をさせる、というより日常生活の中に繰り込まれているものであれば、なおいいと思います。
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なんと、第5位が・・・・・
続いて、第5位は、「サッカー」です。第6位に、「体操」が入っていますから、両方ともスポーツの習い事・・・ですね。2020年には、東京でオリンピックが開催される、ということもあって、この2つは人気ですね♪
私は、お子様の習い事に、一つはスポーツを・・・とおススメしています。理由は、「失敗すること」「負けること」を知ることが出来る・・・からです。
え?と思われるお母様もおられるかもしれません。
最近のお子様は、失敗を極端に嫌がる傾向にあります。しかし、スポーツは、いくら頑張っても、試合に負けてしまうことがあります。団体競技なら特に、自分ひとりが頑張ってもどうしようもない時もあります。
これが、子どもの「心を強くする」のです。
心が弱いと、お勉強だけでなく、どんなことも決して上手くいきません。失敗することを怖がらずに、チャレンジする、そして、負けることがあることを知る・・・それによって、強い心を持った子どもになることが出来ます。
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そして・・・習い事をするときに気をつけること
さて、どうして、その習い事をさせていらっしゃるのでしょうか?「〇〇習いたい~」「XXをやってみたい~」を言うご本人の希望なら、何も問題ありません。
問題なのは、「お母様が勝手にやらせている」「本人の希望とは関係なくやっている」の場合です。この場合は、続けているうちに、お子様が「やめたい・・・」という可能性があります。
その時は、お子様の理由をよく聞いてあげることが第一です。そして、その理由があまり筋が通っていなかったり、ただ休みたいだけだったり・・・なら、そのまま続けましょう。
「継続は力なり」です。
でも、あきらかに、合っていないなあ~、とか、これ以上すると、嫌いになってしまう・・・という場合は、少しお休みしてもいいかもしれませんね。
大切な事は、「嫌になってしまわないように・・・」ということです。
特に、お勉強系の習い事の場合は、「もう、算数なんて大っ嫌い」「英語なんて見たくもない」という風にならないように気を付けてくださいね。
☆ 習い事はお子様の気持ちを大切に・・・
習い事のいいところは、体力や学力を養うことはもちろん、お友だちができたり、集中力がついたり、積極性が身についたり、泣き虫さんが治ったり…といろいろあります。
ママやパパ以外の人から、指導してもらう、というのもいい経験になります。
また、ほめられるとお子さまのモチベーションもアップし、やる気が出ます。やはり、お子様は褒められるほうが伸びますよね。
ただ、あれもこれもと欲張って、なんだか、「習い事に通う事」が目的になってしまわないように気を付けてくださいね。
あくまでも、習い事は、「子どもの好きな事」にすることです。
無理に通わせても、身に付きません。「好き」だから頑張れる・・・のです。本人の、「好き」という思いを大切にしてあげましょう。
習い事で疲れてしまわないように、上手に習いごとが出来るといいですね♪
そして、一生の趣味になれるものが見つかれば、さらにいい、と思います。
大迫ちあき
M&CStudyroom 主宰
公益財団法人・日本数学検定協会認定 数学コーチャー&幼児さんすうエグゼクティブインストラクター
大手個別指導塾で中学受験算数の担当講師として、10年間に渡り100人以上の子供を指導。現在、東京・世田谷で小学生対象の算数教室、未就学児対象の「かず・かたち教室」を開講。同時に、お母様へのセミナー、イベント・ワークショップも開催。「幼児さんすう指導法講座」公益財団法人・日本数学検定協会認定資格講座「幼児さんすうインストラクター養成講座」の講師も務めている。
2014年10月、著書「算数が出来る子の親がしていること」がPHP出版子育て文庫より発売予定
二人の息子の母
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