保育園ママは覚悟するべし!小学校入学の準備〜待ち受けること
新一年生のママ・パパは入学準備が気になる時期ですね。
共働きで現在お子さんを保育園に預けている場合、3月末まで保育園、4月の入学式前から学童保育に預け、ママ・パパは仕事をしながら入学準備をすることになります。
当事者のお子さんも大変ですが、普段から家事と仕事の両立に加え、入学準備まで加わったママ・パパも大忙し。
さらに保育園と小学校のギャップに面食らってしまうことも多いでしょう。
そこで今回は共働きのママ・パパが、入学準備にあたり「覚悟しておいた方がいいこと」をいくつか挙げておきましょう。
Contents
入学後に待ち受けていること
・持ち物が毎日違うので、一緒にそろえる時間が必要になる
小学校では「時間割」にそって毎日違う授業が行われます。保育園では同じ持ち物を親が用意して上げれば良かったけれど、小学生なら(すぐにできなくても)自分の持ち物は自分でそろえられるのがあたりまえ、という方向で学校は指導してくれることが多いようです。
・「お便り」が多く煩雑
小学校1年生のうちは毎日のように学校からのプリントがあります。なぜかサイズが統一されていなかったり、読みこなすのに独特の読解力が必要なものもあります。子どもがランドセルの奥にしまい込んだままにしないように、毎日のように「学校からお手紙ない?」と声をかけてあげましょう。
・宿題は親の管轄となっている
宿題や忘れ物など、子どもの不行き届きは親の責任になります。仕事が忙しくて見ていられないといっても、学校には通じないこともあります。
家庭学習の習慣はできるだけ早いうちにつけてあげたいもの。
・小学校にはお昼寝がない
保育園では毎日お昼寝の時間がありますが、小学校では当然ありません。園によっては年長さんになるとだんだん段階的にお昼寝の時間を減らし、2、3月にはお昼寝タイムがなくなるよう計画的に保育をしてくれますが、それでも体力的にちょっと心配なことも。
早寝の習慣をつけておいた方が良さそうですね。
・和式トイレを怖がるかも
最近は洋式トイレも増えてきましたが、未だに多くの小学校が和式トイレのままです。
慣れないと「使い方がわからない」「うまくできない」なんてことになりかねません。トイレの使い方でつまずいて「学校いきたくない」なんてことになったら困りますね。
和式トイレの使い方を練習しておいたほうがいいかもしれません。
・とにかく雑用が増える
保育園では考えられなかった給食の「かっぽう着」やテーブルクロスの洗濯とアイロンかけなど、小学生ママは意外に雑用が増えます。
また急に「あした工作で使うからトイレットペーパーの芯が必要」と前の晩に言い出したり(連絡帳で1週間前に知らされていたのを見落としていていた)など、予想外の出来事が毎日のように起こります。
・専業主婦ママとの価値観の差
今まで保育園と職場などで、価値観の近いママとしか接してこなかった方はカルチャーショックを受けるかもしれません。
個人差はありますが、仕事と育児と家事をうまく回すため、時には子どもを後回しにせざるを得なかった共働き家庭のワーキングマザーと「子どものために尽くすのが当たり前」といった価値観の専業主婦。
どちらも正しいのですが、互いに歩み寄るには相当な努力が必要かもしれません。
保育園では「おたがいさま」で済んでいたことが、小学校ではひんしゅくを買ってしまう恐れもあります。
こんな準備をしておこう
・子どもの気持ちを盛り上げる
やはり主役である子どもが「学校楽しみ」と思ってくれるのが一番です。うれしそうな顔を見ると、入学準備で大変な思いをする苦労も吹き飛びます。
・入学後の雑用時間の確保
学校によっては「教科書」「指定のノート」「指定の筆記具」そして悪名高き?「さんすうせっと」などを入学式当日に配布します(前もって配ってくれると楽なのですが、こちらの事情はあまり考慮されないのが学校です)。
入学式直後は、突発事校が起こりやすいので、できれば仕事に柔軟なスケジュールを組んでおきましょう。
・和式トイレを使わせてみる
近所の公共施設など、和式トイレのある場所で子どもに体験させましょう。それだけの準備で、子どもはとても安心します。
・通学路を子どもと一緒に歩いてみる
入学式を過ぎたらもう送り迎えはありません。入学式の翌日、慣れない通学路で迷子になって泣いてしまった子もいます。自分の力で学校にたどり着けるようしておかなければなりません。学童へ徒歩で送っていくなど、ルートはしっかり確認しておきましょう。
また、その道すがら交番やお店など、いざというとき駆け込める場所を子どもと確認しておくと安心です。
・PTAをできる範囲で引き受ける心づもり
「働いているからできない」では歩み寄りがありません。名簿やお便り、チラシの作成などは普段パソコンを使い慣れている働くままの方が得意なことが多いでしょう。これならできる、と得意分野だけ引き受けることはできないか、検討してみましょう。
個人的には役員をするなら子どもが低学年のうちがおすすめ。役員を口実に先生や地域のママと情報交換ができますし、学校の様子がわかって何かと安心ですよ。
いかがでしたか?
大変なこともあるかと思いますが、小学校はまだ子育ての入り口です。
子どもが楽しく学校に通えるよう、できる範囲でサポートしてあげましょうね。
(子育てNGワードの専門家でライターの曽田照子)
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