将来の伸び方に違いがでる?子どもを読書好きにするアイディア5つ
こんにちは子育てNGワードの専門家でライターの曽田照子です。
「子どもには本を読んでほしい」と多くのお母さん・お父さんが考えています。
本を読めば頭が良くなる、国語の成績アップにつながるなど、いろいろなメリットがありそうですね。
でもどうやったら子どもが読書好きになってくれるのかワカラナイ、今回はそんなお母さん・お父さんのために、拙著「ママが必ず知っておきたい!子どもの前でやってはいけないこと55」(メイツ出版)より、子どもが読書好きに育つ方法をご紹介します。
拙著「子どもの前でやってはいけないこと」では本を読まない」を子どもの前でやってはいけないことのひとつとして挙げています(78ページ)。
ちょっと回りくどいですが、つまり、子どもの前で本を読んだほうがいいということです。
Contents
おすすめの方法1 本を身近なものにする
子どもは親を見て育つもの。周りを見渡してみてください。親の趣味が子どもの英才教育につながっている例はありませんか。
たとえば山歩きが好きなAさんは子どもが歩けるようになるとすぐトレッキングに連れ出し、家族でアウトドアを楽しんでいます。サッカーが好きなBさんは息子にサッカーボールをおもちゃ代わりに与え今では地元の少年団で親子で毎週のように試合で活躍しています。
本というか読書の習慣も同じです。現在読書家と言われる多くの人は、家にあったたくさんの本を自然に手にとったという人が少なくありません。
まずはお母さん・お父さん自身が本を読みましょう。家に本がたくさんあれば、子どもも「本を読むのが当然」という感覚になります。
家のあちこちに本を置いておきましょう。
本が身近にあると言うだけで、読書への抵抗感は薄れます。
ちなみに我が家では「家族に読ませたい本はトイレにこっそり置く」のが定番です。
おすすめの方法2 子どもを図書館へ連れて行く
図書館へ行く習慣のない方は、子どもを連れてぜひいちど児童室を訪れてみてください。いわゆる「図書館」のしーんとしたお堅いイメージとはかけ離れた楽しい空間にきっとウキウキしてしまうはず。
子どもにあわせて棚の背が低かったり、机や椅子も使いやすいサイズだったり、靴を脱いでくつろげるスペースがあったりと至れり尽くせり。
何を読ませていいのかわからない人は、図書館の司書や職員に聞いてみると、丁寧に教えてくれますよ。
多くの図書館で、読み聞かせや手遊び、わらべうたなど、乳幼児向けのイベントを定期的に行っています。ホームページなどでチェックしてみましょう。
おすすめの方法3 子ども自身に選ばせる
読書はその人の心と頭の中だけで繰り広げられる体験です。
どんな本を読むかは、子どもに選ばせるのがいいのではないでしょうか。
「この本はいい本だから読みなさい」と手渡されて好奇心を持って読み始める子はあまり多くありません。押しつけられたらいやだと反発してしまう子も多いのです。
子どもの頃から本が好きだった私ですが「読書感想文を書かなければ」などの目的で強制されたときは、なんだか気が進まなかったものです。
おすすめの方法4 子どもが選んだ本を否定しない
子どもが「これを読みたい」と本を自分で選んだとき「そんなのはやめて、こっちの本にしなさい」なんて指導をしていませんか。
たしかに虫の本とか、トイレの本とか、ほかにも大人から見て「くだらない本」はたくさんあります。親として、どうせ読むなら「そんなくだらない本」よりも「ためになる本」を読んで欲しいという気持ちもわかります。
でも、子どもはその「くだらない本」のほうが読みたいのです。
読書をしたいのではなく、その本の中身が知りたいのです。
「何が書いてあるんだろう」というわくわくする好奇心。それを否定されると好奇心がしぼんで「読書なんて嫌い」となってしまいかねません。
子どもが自分で選んだ本を否定しないのも、大切なことだと思います。
おすすめの方法5 「読み聞かせ」に期待しすぎない
多くの方が「読書を好きにさせるには読み聞かせが一番」とおっしゃっていますが、実は私はそう思いません。
なぜなら私は子どもの頃から読書家で、とにかく本が大好きで、それがこうじて、本を書く仕事に就いたくらいなのですが、小さい頃に親が読み聞かせをしてくれた記憶もありませんし、他人が音読してくれるのを聞くのも好きではありませんでした(今ではオーディオブックなどは好きですが)。
親が読み聞かせをすることで、親子のふれあいの時間がつくれ、精神的に安定するという効果はあります。読み聞かせはとてもすばらしいのですが、読み聞かせをすれば、子どもが自分で本を読むのが好きになるとは限りません。読み聞かせをすると読み聞かせてもらうことが好きな子に育つのではないか、というのが私の持論です。
いかがでしたか? 子どもを本好きにするヒントが、ひとつでも見つかりましたでしょうか。
やはり一番の方法は「親が本を読むこと」ではないかと思います。子どもは親の言うとおりには育たない、親のするとおり真似をして育つものですから。
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