専業ママもワーママ一緒だった……PTA役員は本当に大変なの？

すでに選出が行われたかと思いますが、PTA役員は、本当に大変なのでしょうか。実は、今ではPTA役員の他にも学内ボランティアという役があるのはご存じですか。少子化や過去の景気の悪化に伴い、採用された教員の数が少なくなっています。そのため、学校の行事や子供達への教育運営の役割を担うPTA役員の他に学内ボランティアという役割があります。

1.学内ボランティアって何？

学内ボランティアには、様々なものがあります。読み聞かせや、花壇の手入れ、父親の会、登下校の見守り等々、学内ボランティアはPTAの【縁の下】の役割です。学内ボランティアは、現役学生の親だけではなく、OBOGの親もまたボランティアとして学校のPTA活動に参加しています。
もともと、ボランティアは、奉仕の精神、ノーブレス・オブリージュすなわち貴族としての役目から始まっていますが、学内ボランティアは、現在では、ほとんどの親が参加します。
新学期はPTA役員の役員決めで一騒動ありますが、PTA役員だけが無償で行っているわけではありません。

2.PTAは、本当に大変なの？

確かに、PTA役員は、本当に大変です。共働きであれば、休日や夜に集まり、反対に集まることができず大変です。しかし、本当にデメリットだけがあるのでしょうか。共働きのパパやママであれば、SNSの活用や仕事で習得した技術・趣味で得た腕の見せ所です。ただ、共働きだと、行事ごとに休みを取得しなければならないところが大変かもしれません。
また専業主婦（夫）であっても、今後の就職活動で、PTA活動や地域の活動を評価してくれる企業も現れています。PTAの活動には、書記や広報、会計担当や、様々な役割があります。1年から数年間、その役割を全うすることもまた一つの会社の役割を担うことと同様のことと言えるでしょう。

3.人と関わることの大切さ

人は、1つの企業の中だけで生きているわけではありません。家族という小さな単位、就業先、地域の中、日本という国、世界という国、そしてSNSの中で他の人と接しながら生活をしています。1日24時間を、どのように使うかは人それぞれですが、人と関わりを持たずに生活していくことは、できません。
1日のほんの僅かな時間を、1年間の僅かな日にちを学校という、子供を通じて出逢った関わることになった仲間と一緒に、時間を過ごすことによって、自分の成長を……そして、人と関わることの大切さを子供に伝えることができるのはないでしょうか。

4.abilitypowersを還元してみよう

読書が趣味であるならば、読み聞かせボランティアで、本や本の登場人物と関わることの大切さを、花が好きであるならば、花壇の手入れのボランティアで、花や生き物などの命の大切さを、学校に通う子供達へ伝えるという重要な役割を担うことができます。そのための学内ボランティアは、PTAという組織があってこそ成立します。

今では、なるべく家族や生活の負担にならないよう、PTAの仕事の軽減も検討している学校も多くあります。PTA役員は大変だから、と敬遠するだけではなく、学校という【社会への還元】という意味でも、一度、役員やボランティアにチャレンジしてみる価値はあるのはないでしょうか。