子育て中のママ必見!いまさら聞けない幼少期の食育のポイント
食への関心が高まる今、食育はとても大切なものだと多くの人が思っています。
「でも何をすればいいの?」が率直な感想ではないでしょうか。
だって離乳食を始めたばかりの赤ちゃんと幼稚園児とでは、そもそも食生活が異なるので、当然のことながら食育も違ってくると思います。
年齢によって異なる食育、そのポイントをしっかりと知っておきましょう。
■離乳食だって大切
赤ちゃんは生後6カ月位から離乳食を始めます。
と言ってもまだ歯も生えそろっていない段階なので、何でも食べる訳ではありません。
だから食育といっても大したことはできない……と思っていませんか?
しかし、実のところは離乳食は食育をスタートする大切な時期なのです。
何事も初めが肝心ですからね。
離乳食を始めた頃は食べてくれる食材を選んで、食べる体験を重ねていきましょう。
離乳食のスタートで赤ちゃんの機嫌を悪くしてしまうことは、食べること行為そのものを嫌いになってしまいますので、それでは後々の食育にも悪い影響を与えます。
そこでまずは赤ちゃんが好む食材をお口へ運び、そして「もぐもぐ」させることに重点をおきます。
量は関係ありません。大切なのはお口をもぐもぐする行為を感じ、身につけていくことです。
生後6カ月から1歳までの時期は、まずは食べる習慣を身につけ、食育の基礎を作り上げていきます。
■2歳からは好きな食べ物を増やす
1歳の頃は食の習慣をつけることを重視してきました。
それが2歳になると、次はより多くのものを食べる工夫を始めましょう。
好きなものだけを食べてきた頃とは違い、2歳からは食べるものの種類を増やしてあげる工夫が必要です。
嫌いだなと思われる食材は放っておくとずっと苦手な食材のままとなります。
それではバランスがとれた食生活が送れないので、幼少期のうちに苦手な食材は克服しておきたいものですね。
苦手な食材でもまずは口にしてみることが大切です。
親が目の前でパクパクと食べる姿を見せて、「これは美味しいのよ」と感じさせてあげましょう。
そうすれば「一度食べてみようかな」といった気持ちになるはずです。
2歳からの時期に好きな食べ物を増えていくと、今後の食育にとても役立ちます。
■まわりを見て学ぶ3歳
3歳や4歳になると保育園や幼稚園へ入園するケースが増えます。
そうなると食事の場も家庭だけではなく、お友達と一緒に食べることを経験していくのです。
幼少期の食育において、集団の中で食べることを経験するのはとても重要とされています。
今までの食事と言えば、家族とのみだったけれど保育園や幼稚園には色々なお友達がいます。
何でもパクパク食べて、食べ物の好き嫌いが無いお友達もいることでしょう。
そうしたお友達の食事を身近で感じることってとても大切なのです。
無理やり食べさせようとしても食べなかったものが、お友達と一緒ならば食べることができたなんてことはよくある話です。
そして集団の中での食生活はルールやマナーを身につけることができる絶好の機会です。
おわりに
こうしてみると子供の成長に合わせた食の習慣を身につけることが大切であり、それが将来の食育につながっていくことがわかります。
幼いころに身に付いた習慣は、体と心にしっかりと刻まれていきます。
赤ちゃんが離乳食を始めた頃から、その子の食生活の未来が決まっていくといっても過言ではないのです。
将来、健康な日々を過ごしていけるよう、成長の段階にあった食育を行うべきですね。
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