子育ての強い味方!知っておきたい食育のコツ3つ
子育てをするにあたって、食事が占める割合はとても大きいですよね。食事は生活の中心であり、また子どもの身体を作る上で必要不可欠なものです。
しかし子どもはなかなか食が進まないのも事実。ここではそんな時に役立つ食育のコツをお教えします。
■食育とは?
ここ数年でよく耳にするようになった「食育」ですが、具体的には何を指しているかご存じですか?食育とは、食べることを通じて生きていく力を育む、ということなんです。
食べる=生きていくこと、そして身体を作り、健康を維持するためにはどのように食事をとるべきなのか。こういった基礎的なことを子どもは知りません。また普段の食事がどういった意味合いをもち、どのように食物が生産され、調理され、食卓に並ぶのかといったこともとても重要な教育の一環となります。
【1】食に触れる時間をつくる
食育においては特別な教室に通う必要性はあまりありません。各家庭で、親子で食事の時間を共有し、そして食事の準備を共に行う中で自然と身についていくのが理想的です。
食事の準備をする中で、調理前の野菜の形を見せてみるのもいいでしょう。また、どういった場所で採れるのかを教えるだけでも立派な食育になります。
そして子どもが興味を示したら、是非お手伝いに積極的に参加させてあげてください。食に触れることで、感謝と興味が生まれ、食事そのものをより楽しめるようになります。
【2】食べ物のルーツを知ろう
まず食育でおすすめなので、食べ物がどこから来たのか、ルーツを教えてあげることです。子どもにとっては時間になれば食卓に食事が並ぶのが、当たり前だと考えていることも多いでしょう。
お野菜や果物は生産者の方が大変な思いをして、真心こめて育ててくれていること。お肉やお魚は、自分に食べられるために命を捧げてくれていること。こういった考え方を幼い時から教えてあげることで、食物に対する感謝の心を育てることができます。
また、調理過程を見せてあげるのも食育です。普段の食事にどれだけの手間暇がかかっているのか、お母さんの愛情のこもった料理が作られる場面を見せてあげてください。一緒にお手伝いをしてもらうのもいいでしょう。
食育によって、ただただ毎日食事が出てくることが当たり前なことではなく、たくさんの人が関わり、食卓に並んでいることを学ぶことが出来ます。それによって、食事に対する感謝が生まれるのです。
【3】食事を「頑張れる」
食が細い子どもには、食べない理由があります。ただ単に食が細い子もいれば、食事の時間が好きではない、もしくは好き嫌いが激しいといった理由があるでしょう。
ではそのような子どもにとって食育はどういった効果があるのでしょうか?
食育によって食事への感謝が生まれると、これを作ってくれたお母さんのために、そして農家の方々、または動物たちのために頑張ろうと思えるのです。今までは残していたけれど、自分から感謝の気持ちをもって残さず綺麗に食べようと、頑張れるようになります。
【おわりに】
子どもが食事を残すのは、親にとっても大きな悩みになります。ただ食べなさい!と叱るのではなく、子どもの食事に対する考えを、一緒に変えていきましょう。きっと家族の食事の時間より楽しく、幸せなひと時になります。
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