将来ダメ人間にしちゃうかも?過保護になってしまっている親の事例3つ
どんな親でも我が子は可愛いものであり、子どもが甘えさせて欲しがっていると甘えさせてあげたくなるでしょう。しかし、甘えさせるという行為は一歩間違うと甘やかしとなり【過保護】となってしまうでしょう。そのような事の代表的な例を3つ挙げてみましょう。
1.忘れ物を学校まで届けてあげる
親は、子どもが失敗したり、人に叱られたりすると多かれ少なかれ【可愛そう】と思ってしまう生き物ですが、それを教育だと思い、時にはあえて失敗するとわかっている事にも気づかないフリをし、失敗させたり叱られたりする事も時には必要です。しかし、過保護な親はそれを避けて何とか自分の子どもに失敗しないように手助けしてしまいます。
よくある事例とすれば、子どもが学校に行ってからその日必要な体操服を家で見つけたとします。そのような時、子どもがこれから先に同じような失敗を繰り返さない為にもあえてその体操服を学校に届けたりしない事は、今後の子どもの為にも必要な事ですが、同じような場面で過保護な親は【その時】子どもが先生に叱られないように忘れ物を届けてしまうでしょう。それは一見優しい親に見えるかもしれませんが、実際には子どもの為になっておらず、自立できない子に育ててしまうでしょう。
2.危ない事を先回りして止めさせる
子どもはその子の性格や性別などでも変わってきますが、小さい間は特に危ない事が大好きで、なんでもチャレンジしたがる子どもも多いでしょう。そのような時、親の務めとしては大きな怪我をしてしまうような行動や、他の子どもを危険にしてしまうような場面以外は近くで見守り、必要な時に手を差し伸べてあげると子どもに安心感も与えつつ、チャレンジする喜びも教えてあげる事ができます。
一方、過保護な親は極端に言えば公園に行っても「滑り台は高い所に登るのが危ないからダメ」、「ブランコは落ちたら怪我をするからダメ」のように何でもチャレンジする前から止めてしまい、子どもがチャレンジする喜びや成功する楽しみを覚えないまま大きくなってしまうかもしれません。そうすると、自分から頑張るという姿勢が身につかず、積極性のない大人になってしまうかもしれませんね。
3.欲しい物は何でも与えてしまう
子どもの性格や性質は生まれ持った物もありますが、親の育て方はとても大きく影響するでしょう。例えば、まだおっぱいを飲んでいるような子にお腹が空いているわけではないような場面で、親が常におっぱいをあげているとお腹を満たす事でしか心が満たされない子に育ってしまいます。同様に、子どもが欲しい物を「泣いてうるさいから」や「喜ぶ顔が見たいから」などの理由で欲しいだけ与えていると欲しい物を手にする事でしか満足できない子になってしまうでしょう。もちろん、欲しい物を何も与えない方が良いというわけではありませんが、例えば「プレゼントはお誕生日だけ」というような何かそのお家でのルールを作っておくと良いですね。
また、簡単に何でも与えてしまうと自分自身で苦労して物を手にする喜びや、物の大切さなどがわからなくなってしまう事もありますので、あえて欲しい物は苦労して子どもが手にできるよう、何か工夫してみると尚良いでしょう。
まとめ
甘えさせる事と甘やかすという事は言葉は似ていますが、やっている事は全く違います。甘えさせるという事は子どもが主体であり、子どもが「お母さん、話を聞いて」と言ってくるような事や、赤ちゃんが「お母さん、抱っこして」と泣くような欲求を満たしてあげるという事ですが、甘やかすという事は子ども以外の第三者が主体であり「子どもに嫌われたくないから(早く泣き止んで欲しいから)○○を買ってあげる」のような大人の為の行為です。
【甘やかす】という事はする必要のない事であり、それを家の外でも続けていると第三者から見ても【過保護な親】と映ってしまいます。過保護に育ててしまった子どもは将来、社会に出てからも親が会社に休みの連絡をするような、傍から見るとあり得ないような事を平気でさせるような子どもに育ってしまうかもしれません。少し寂しいかもしれませんが、子どもに「お母さんがいなくても大丈夫」と言われるぐらいがちょうど良いのかもしれませんね。
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