繰り返しすることが大事!!子どもが「おねしょ」を卒業できる声かけのコツ
昼間はきちんと自分でトイレに行けるのに、夜、寝ている間はなぜか「おねしょ」をしてしまう。「まだしょうがない」と思っていても、やっぱり一刻も早くおねしょは卒業して欲しいと思いますよね。どうして子どもはおねしょをしてしまうのでしょうか。
どうして「おねしょ」をしてしまうの?
こんにちは。子育てライターの曽田照子です。
発達段間に沿って見てみましょう。
・赤ちゃんのおねしょ
おむつが外れる前の赤ちゃんが「おねしょ」をするのは当然のこと。まだ膀胱(ぼうこう)が小さいため、昼も夜も時間に区別なくおしっこが作られているので、毎晩、しかも何度もおねしょをしています。
・幼児期のおねしょ
「日中はおむつが外れていても、夜はおねしょをしてしまう……」と悩むお母さんが時々いますが、幼児期のおねしょは自然なこと。赤ちゃんの頃に比べて膀胱が成長し、夜間に作られるおしっこの量も少し減ってきますが、まだ夜間に作られるおしっこの量が多いため、はみ出してしまうのです。
年齢が高くなるにつれ、おねしょをする子供は減っていきます。睡眠中に作られるおしっこの量と、膀胱の大きさのバランスがよくなってくるんですね。
・小学生のおねしょ
多くの子が小学校に上がる頃にはおねしょをしなくなりますが、ときどき小学生になっても、まだおねしょが続く子がいます(珍しいほどではありません、クラスに一人程度はいるようです)。小学生でもおねしょをしている場合「夜尿症」と呼ばれます。
原因としては、神経・内分泌(ホルモン)系統の発達の遅れ、膀胱のサイズ、冷えやストレスなども考えられるそうです。
では、おねしょをした子にどう接したらいいのでしょうか。かつて子どもがおねしょをしていたというママ達に聞いてみました。
夜中にトイレに誘うのはNG
早寝・早起きの健康的な生活習慣を心がけ夜間に起こすのはやめたほうがいいそうです。
夜間に起こしてトイレでおしっこさせると、おしっこを膀胱にためる習慣ができず、かえっておねしょをこじらせてしまいかねないのだそうです。さらに、実際には睡眠のリズムが乱れるため、ホルモンが出なくなり、おねしょが固定してしまうのだそうです。
あせらず、しからず
おねしょは、やってしまった本人が一番気にしています。
何もなかったかのようにさりげなくスルーしてあげるのが一番いいようです。
「またおねしょしたの」と責めたり、「赤ちゃんみたい」とからかうのは絶対にNGです。心理的なストレスで悪くなることもあるそうですので、ママパパはどーんと構えてあげてくださいね。
そうそう、片付けるのが面倒ならば、おむつで寝せてもかまわないそうです。
いかがでしたか? あまり大きくなって続くようならば医療機関の受診も視野に入れた方がいいかもしれませんが、小学校低学年くらいまでならば、どーんと構えて見守ってあげるのが良さそうですね。
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