6つの「こ食」が子供たちに悪影響をもたらす!子育てと食育問題
家庭での食育について悩んだことはありませんか。
何をどうしたら食育になるのか、なにを教えたらいいのかわからないなど、それぞれ問題はあるかもしれません。
今回は、子育てに伴う食育について触れていきましょう。
【1】家庭での食事が基本!食育の重要性
「食育」と書くと、何やら重大な教育のように感じてしまいがちですが、そんなに堅苦しいものではありません。
食育は、お子さんが生きるために必要不可欠な食事の仕方について学ぶことです。例えば、食事のマナーや規則正しい食生活、栄養バランスの基本的なことなどを親御さんがお手本となって教えていくだけです。
マナーが身に着いていなければ、他の誰かと食事をすることは出来ません。
規則正しい食生活が送られなければ、健康な毎日を過ごすことが出来ません。
偏った食事を続けていれば、不健康な体になってしまいます。
つまり、食育はお子さんが将来一人でも生きていく力を身に着けることにつながるのです。
生活習慣病を患う子供が増えている!背景に「こ食」の問題
ところで、近年では肥満の子供が増えているのをご存知でしょうか。中には、生活習慣病を患う子供も増加傾向にあります。
この背景では、6つの「こ食」が問題視されています。
1. 孤食
孤独な食事という意味で孤食です。共働きのご家庭が増えた一方、子供だけで食事をとることも珍しくなくなりました。
孤食は一人で食べるということで、インスタント食品やコンビニ弁当、または外食で済ませることが多くなりがちです。
このような食生活は、当然身体にも、そして心にも悪影響が及びます。
一緒に食べる人がいないので、好き嫌いや食事のマナーが悪くても注意されることがなく、栄養が偏るだけではなく、コミュニケーション能力の欠如や、協調性のない性格になる傾向があります。
2.個食
こちらは家族それぞれが違う食事をとる(個人の食事)という意味の個食。好きなものだけを食べることになるので、やはり偏った栄養摂取による肥満や生活習慣病の発症率が高まるおそれがあります。
3. 固食
自分の好きなものしか食べない(食べるものが固定されている)という意味の固食。偏った食生活になり、これも肥満や生活習慣病の要因となります。また、わがままでキレやすい性格になる傾向に。
4. 粉食
粉製品……例えば、パンやパスタなどの小麦粉食を好んで主食にする食べ方です。こちらは米食とは違い、カロリーも多く摂取してしまいがちなので、毎食粉食では体への悪影響が心配されます。
5. 小食
食べる量が少ないという意味の小食です。小食が続くと発育に必要な栄養が足りなくなり、体力や気力がなく虚弱体質になってしまうおそれがあります。
6. 濃食
濃い味付けの食事を好んで食べる濃食。味覚の形成が未熟な幼少時に濃い味付けのものを与えると、大人人ってからももっと濃い味を好むようになってしまいます。
濃い味付けのものは塩分と糖分が多く含まれているため、生活習慣病を引き起こす要因にも。
【3】終わりに……一家団らんのすすめ
上記で挙げた6つの「こ」食については、いずれも家庭での食生活に問題があることが窺えます。子供の将来は家庭での食生活が大きく影響していると言っても過言ではないのです。
そこで、一家団らんという家族のコミュニケーションの場を設けることを強くお勧めします。
核家族に加え共働きのご家庭が多いということで、なかなか家族そろっての食事が難しいこともあるでしょう。
毎日ではなくても、休みの日には家族みんなで外食せず、お家で一家団らんを過ごすというのはいかがでしょうか。
お子さんの食事の様子を見たり、学校での様子を聞いたり、親子のコミュニケーションを取りながら楽しく食べることで、お子さんの心は満たされていくものです。
また、一緒に食事を作るのも食育につながります。食事作りを通して好き嫌いの克服や栄養知識の習得などに効果があるとも言われています。
是非、親子でチャレンジしてみては?
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