あなたは大丈夫?PTAにクラス役員……働くママの処世術
みなさんこんにちは、作家・イラストレーターの斉田直世です!
来春、小学生になるお子さんをお持ちの家庭では、入学前の準備や就学前検診などが始まる時期ですね。「一人で学校に行けるのかしら?」「お友達とは仲良くできるかしら?」という不安とともに、「PTAやクラス役員になったらどうしよう……」と心配しているママも多いのではないでしょうか。
児童数が多い学校なら、一度も役員を引き受けずにすむ場合もありますが、ほとんどの小学校では、少子化の影響でそういうわけにもいかないのが現状です。
仕事に家事に子育てに、毎日忙しい共働きママたちは、この「役員問題」をどのように乗り越えたのでしょうか? 小学生のお子さんを持つママたちに取材してみました。
【1】「働いている」は断る理由にならない
「役員決めの時、『フルタイムで仕事しているので、皆さんにご迷惑をかけてしまいそうで……』とやんわり断ろうとしたら、『大丈夫ですよ、お仕事を持っている方がほとんどですから』と笑顔で切り返され、結局引き受けることになりました。」(36才・事務職)
共働き家庭が増え、働くママが役員をすることが珍しくないいま、「働いているので」の一言で役員を断るのは難しいよう。「下の子がいるので今年は無理なのですが」「親の介護もあるもので」という理由であれば免除されやすいですが、同じ理由で6年間断り続けるわけにもいきません。在学中、一度は引き受けるという覚悟で臨んだ方が良さそうです。
【2】できることを率先してやる
「役員の集まりに参加できない分、PC作業や各家庭への電話連絡など、自宅でできることを率先して引き受けるようにした。『これならできます!』と参加する姿勢が大事だと思う。」(39才・金融関係)
平日の日中に学校の会議室で行われることが多い役員活動。仕事の都合で参加できないときは、書類作成やデータ入力など自宅でできる仕事を引き受けることでカバーしましょう。また、集まりに出席できる曜日や連絡が取れる時間帯などを、前もって伝えておくことも大切です。
【3】早めに引き受けるが吉
「先輩ママたちから、『役員は早いうちに引き受けた方がラクだよ~』と聞いていたので、入学後すぐに引き受けた。結果、上の学年のママたちに引っ張ってもらえたし、他学年のママとも情報交換ができてよかった。」(35才・IT関係)
どの学校でも、高学年になるほど保護者も学校に慣れていると見なされるため、低学年の方が重いポストを引き受けずにすむことが多いよう。また、いざというときに学校のことで相談できる先輩ママの存在は心強いもの。学年をまたいだママとのネットワークができるのは、役員を引き受けるメリットだと言えます。
【おわりに】
共働きママでも避けて通ることができないPTAや役員。「6年間、どう断り続けるか」ではなく、「どの役職なら仕事と両立できそうか」を考えることが大切です。それには、実際に役員を経験したママから情報を聞き出すのが一番。前期役員や上の学年にお子さんがいるママに聞いてみて、「私にもできそう!」と思える役職があれば率先して引き受けましょう。
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