どんどん貧乏になっちゃう!共働き夫婦の生活費管理3つの落とし穴
共働きのはずなのに、なぜか貯金が全く貯まらない……そんな問題にぶち当たっていませんか?実は共働き夫婦よりも、片方が働いている夫婦のほうが、しっかり貯蓄できていることが多いんです。
今回は貯蓄できない共働き夫婦にありがちな、生活費管理の落とし穴と、その対策方法についてご紹介します。
■生活費に余裕を持ちすぎている
特に子どものいない共働き夫婦の場合、生活費に余裕を感じるあまり、貯蓄をおろそかにしてしまうことがあります。
多くの共働き夫婦の場合、毎月の生活が切迫するということはあまりありません。また子どもがいない場合、仕事終わりに2人で飲みに行ったり、月に一度は2人で旅行へ出かけたりということが、比較的自由にできてしまいます。
結果、「貯蓄しなきゃ……」という思いがあっても、それほど切羽詰まった状況ではないため、貯蓄を後回しにして、今を楽しんでしまう傾向があるようです。
どうしても生活費の余裕分を使ってしまうなら、毎月自動的に口座から貯蓄したい額が引き落とされる、積立定期預金などを利用するのがおすすめ。給与が振り込まれたと同時に引き落としが掛かるようにすると、引き出せる金額からはすでに貯金額が引かれているため、自然に貯金することができます。
積立定額預金は、各金融機関で取り扱いがありますので、まずは今給与を入れている銀行に相談してみてはいかがでしょうか。
■どちらかに任せすぎている
お金の管理を妻または夫どちらかに任せきりにしていると、生活費の管理が曖昧になってしまい、貯蓄できない場合があります。
毎月の貯蓄金額や生活費の金額などを決めている場合は別ですが、金額管理まですべてどちらかに丸投げ……という共働き夫婦の場合は注意が必要です。
「今月は旅行に行ったから貯蓄はなしにしよう」「今月は急な出費が多かったから、貯蓄分からカバーしよう」というように、管理している側の判断で生活費が上下してしまう場合があるため、思ったほど貯蓄できないことが多いようです。
どちらかに管理を任せている場合も、毎月の貯蓄額については、2人で金額を決めておくことをおすすめします。万一生活費が足りず、急な出費で貯蓄に手を出す必要がある場合は、2人で相談するクセをつけましょう。
相談によっていいアイデアが生まれることもありますし、お互いに「今月は苦しい」という状況が把握できるため、ちょっとした無駄遣いをなくすこともできます。
また、数ヶ月に一度は2人で貯蓄額をチェックし、将来どんなことに使いたいかなどの目標を見直したりすると、貯蓄するのが楽しくなります。
■支出だけに目が行きがち
お互いの収入は自分で管理し、共有部分の出費だけを分担して支払っている共働き夫婦の場合、支出にばかり目が行ってしまい、なかなか貯蓄できない場合があります。
一見すると、貯蓄や生活費が分かりやすいので、貯まりやすいように感じますよね。しかし、生活費が差し引かれていくにつれ、お互いが自由に使える金額は、どんどん少なくなっていきます。こうした状況から、さらに貯蓄額を差し引いていくと、意外と自由に使える金額が手元に残らない……ということは少なくありません。
本当は生活費を節約して、貯蓄に手を出さないことが大切なのですが、お互いがお互いの生活費を管理しているため、どうしても管理が甘くなってしまいます。そうなると、本来貯蓄するはずだった金額を減らそうという考えが、2人同時に起こってしまいます。
この場合、安易に貯蓄に手を出さずに、お互いに生活費を節約する意識を持つことが大切です。また、積立定額預金などを利用して、必ず貯蓄できる環境を作るというのも一つの方法です。
【おわりに】
貯蓄は将来の自分たちの生活を安定させてくれる保険です。貯めたお金で将来何がしたいか、どんなライフプランを歩みたいかなどを2人で共有し、2人で金額を管理することが大切です。
これまで貯蓄がうまく行かなかった人も、今からなら間に合います。まずは第一歩を踏み出してみましょう。
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