繊細な赤ちゃんの肌を刺激から守る!ベビー服の水通しってどうやる?
ベビー服やおくるみなど、赤ちゃんの肌に直接触れる物を一通り準備したら『水通し』をしましょう。と、書かれているのを目にしますよね。水通しは、デリケートな赤ちゃんの肌を刺激から守る大切な作業です。
でも一体いつまでに行えばいいの?必要なアイテムは?など、実は水通しはよくわからないことばかり。今回はその疑問を全て解決!洗濯機でできる簡単な方法もご紹介します。
Contents
ベビー服の水通しはなぜ必要なの?
水通しとは水洗いすることを指し、新品の衣類やタオルなどについている糊を落とす作業です。ベビー服の場合は、糊を洗い流すだけでなく、ホルムアルデヒドの除去という目的もあります。ホルムアルデヒドはシワ防止や防虫効果があるので衣類によく使用されている物質。しかし、デリケートな赤ちゃんの肌に触れると発疹などの皮膚障害やアレルギーを起こしてしまうことがあります。ホルムアルデヒドは水に溶けやすいので、一度洗濯することで簡単に除去することが可能。着心地をよくする効果もあるので、購入した衣類は水通しをしておくことをオススメします。
いつまでにやるべき?
「この日までにやらなければいけない」ということはありませんが、出産前にベビー服の水通しをしておくと産後の生活をスムーズに始められますね。臨月に入る妊娠34週頃までの天気がよく乾燥した日を選んで行うといいでしょう。
花粉やPM2.5などのアレルゲンが多く飛散している時期を避けて行うのもポイントのひとつ。外に干せない時は、室内でも日光が当たる場所を選んで干すといいですよ。
用意するべきアイテムは?
洗濯機で水通しする場合は、洗濯用ネットと洗濯槽クリーナーを用意しましょう。洗濯槽は見えない部分にも汚れが溜まります。まずは洗濯槽クリーナーでカビや汚れを落としてから水通しするようにしましょう。
ベビー用のハンガーは、干している時の型崩れを防ぐためにもこのタイミングで用意するのがオススメです。
洗濯機でもOK!意外と簡単な水通しの方法とは?
水通しは手洗いでも洗濯機でもどちらでも簡単にできます。洗う枚数が少ない時や型崩れが気になるものは手洗い、洗うものが多い時や時間がない時は洗濯機がオススメ。洗濯機で洗う場合は、洗濯槽の掃除をしておくのを忘れずに。水通しの時は、他の物とは分けてベビー用品だけを洗うようにしましょう。
洗濯機で行う場合
- 洗濯槽の中が汚れていないか確認する(洗濯槽が汚れている場合は先に洗濯槽の洗浄を行いましょう)
- 型崩れ防止のため、ベビー服は洗濯ネットに入れる
- 洗濯機の『弱洗い』または『ソフト』コースで洗濯する
- 洗い終わったらすぐにシワを伸ばして形を整える
- ハンガーにかけて天日干しする
手洗いで行う場合
- 汚れていない洗面器やバケツを用意する
- 1.に水かぬるま湯を入れて、ベビー服を浸す
- 優しくもみ洗いする
- きれいな水またはぬるま湯でよくすすぐ
- よく絞ってシワを伸ばして形を整える
- ハンガーにかけて天日干しする
ベビー服の水通しをする時のポイントは?
ベビー用品だけを分けて洗う
ベビー用品を水通しする時は、ホルムアルデヒドの移染を防ぐために、大人の衣類と分けて洗うようにしましょう。
洗剤を使わない(ベビー用洗剤を使う)
水通しは、汚れを落とすために行うものではありません。糊やホルムアルデヒドは水だけで十分洗い流せますので、洗剤は不要です。洗剤を使いたい場合は、赤ちゃん用の洗剤や柔軟剤を選び、洗剤が残らないようにしっかりとすすぐようにしましょう。
日光に当てる
日光の紫外線には殺菌効果があります。雑菌の繁殖を抑えて、しっかりと乾かせる『天日干し』ができる晴れた日を選んで行いましょう。ただし、花粉やPM2.5などが多く飛散する時期に水通しをする時は、屋外ではなく室内の日光が当たる場所で乾かしましょう。
すぐに乾かす
水通しをした後に濡れたまま放置すると、雑菌が繁殖してしまうことがあるのでなるべく早く干すようにしましょう。乾燥機を使うと早く乾きますが、ベビー服には不向き。ベビー服は肌に優しい綿100%素材のものが多いので、縮んだり肌触りが悪くなる可能性がありますから洗濯表示を確認してから行いましょう。
ベビー服専用の場所に保管する
大人用の衣類に使った洗剤の成分などが移ってしまう可能性があるので、大人の服と赤ちゃんの服は分けてしまっておきましょう。産まれたばかりの赤ちゃんは頻繁に着替えを行いますので、取り出しやすい場所に赤ちゃん専用のチェストなどを用意しておくといいですよ。収納場所が決まっていない時はビニール袋に入れてホコリがつかないように保管しましょう。
産まれてくる赤ちゃんのことを考えながら準備するのは楽しいもの。でも、ベビー服は小さいのでどうやって畳んだらいいか迷いませんか?カッチリ畳みすぎると折りジワがついて肌触りが悪くなることがあります。時短にもなるので、ベビーハンガーにかけておくか、くるくるっと丸めておくのがオススメですよ。
水通しは決して難しい作業ではありませんが、洗濯機の掃除をしたりちょっとした手間がかかりますね。でもそのひと手間で、デリケートなお肌の赤ちゃんにも安心して着せられるようになるのでぜひやっておきましょう。
photo/PIXTA
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