将来子どもに必要な能力はコレ!「おこづかい」で金銭感覚を身につけさせよう
お金は大切ということが分かっているお母さんほど、子どものマネー教育に悩みがちかもしれません。
将来カード破産やローン地獄に陥らないために、子どもの金銭感覚をどう育てたらいいのでしょうか。
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マネー教育の第一歩はおこづかい
こんにちは、子育てNGワードの専門家・曽田照子です。
拙著「ママが必ず知っておきたい 子どもの前でやってはいけない55のこと」から、今日は、金銭感覚を身につけるしつけについて考えましょう。
幼稚園・保育園の年長さんくらいになると「お金」に興味がわいてきます。
でもまだこの年頃は「紙はお金じゃない」と言い張ったり、お店でお釣りをもらうと「お金が増えたね」という程度のかわいらしい認識しかありません。
無理に教え込もうとせず「お金は物と交換できる」「お金にはいろんな種類がある」という2つのことだけ教えればいいでしょう。
小学生になったら、おこづかい制をスタートさせ、できるだけ毎月決まった額を与えるのがベストだと私は考えています。
金額は学年×100円がめやすだといわれています。
全面的に「必要なときに必要なだけ」という体制だと、交渉力はつきますが全体的にいくら使っているか把握しずらく、金銭感覚は身につきにくくなります。
また「お手伝いしたらいくら」と労働の対価として与えるようにすると「お金にならないならやらない」となってしまう恐れがあります。
定額制をベースに「必要なときに交渉して与える」「お手伝いしたらいくら」を一部取り入れるという形が現実的でしょう。
なぜおこづかい制がおすすめかというと「やりくり」の練習のため。
子どもがおこづかいの範囲内で「必要なモノ」「欲しいモノ」を買うのは、私たちの家計の管理ととても似ていますよね。
あえて失敗させる勇気も必要
「だから予算オーバーしないように管理を教えたい」と思いますが、そこはがまん。黙ってみていると、たいてい最初はムダ遣いをしたり、まったく使えずにただ持っているだけだったりします。買いすぎたと失敗したり、好きなモノが変えなかったとがっかりしたり、後悔してほしいのです。
子どものころにおこづかいで失敗しておけば、大人になった時に、カードローンや借金で苦しむリスクを減らせます。
ムダな買い物をしているときには、一段高いところから「ああ、ムダづかいを後悔するのね」と経過を観察しましょう。
あまりにムダがひどいときも「そんな使い方やめなさい」と指示するのではなく「それは必要なモノなの?」「買うといくら残るのかな?」などと、本人が考えるような言葉をかけてあげることをおすすめします。
「そんなお金の使い方したらダメじゃない」などと叱ると「お母さんの言うことを効かなかったからうまくお金が使えなかった」と刷り込まれてしまいます。
まとめ
どんなにムダづかいしても、おこづかいなら数百円、お年玉だって、数千円程度の出費でしょう。
それだけで子どもが一生後悔しないためのマネー教育になるのなら、安い投資だと思いませんか?
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