Wインカムなのに貯まらないのはなぜ?共働き夫婦が実践している貯蓄術・4つ
こんにちは、作家・イラストレーターの斉田直世です!
一世帯に二つの収入源がある共働き家庭。当然、家計は潤っていて、貯金額も多くなるはず……と思いきや実際は、「収入はあるけれど、それ以上に消費してしまう」「忙しくて家計簿をつける暇がない」などの理由から、貯蓄できていないカップルも多いようです
しかし、子供の教育費、住宅購入資金、老後資金など、将来確実に必要になるお金は、貯められるときに貯めておきたいですよね。では、世の共働き夫婦は貯金額を増やすために、どのような工夫、努力をしているのでしょうか? 取材してみました。
■支出は多く、収入は少なく見積もる
「まず、将来かかるであろう支出と収入を、きちんと数字に出して頭に入れておくことが大切。そのときは、支出は多めに、収入は少なめに見積もっておく。そうすると、いつでも『貯めよう』っていう意識が働くようになる」(35才・事務職)
貯金ができない夫婦には、「収入が上がるかも」「宝くじに当たるかも」「財産分与があるかも」など、不確実なお金を当てにして生活をやりくりする傾向があるよう。将来の収支は、インターネットで平均額を調べるなどして、客観的に見積もることが大切です。
■お互いの収支を把握する
「我が家の財布は、夫婦別々。結婚当初は、お互いの収支を全く把握していなかったんだけど、月に1度報告し合うようになってから、なぜか貯まるようになった」(32才・IT系)
お互いの収支がわからないと、「老後資金は夫が貯めているはず」「妻の稼ぎは教育費に充てられているはず」などグレーな部分が多くなりがち。貯蓄に欠かせないのは、毎月の家計を把握することです。家計は、二人で管理する、もしくは一人がしっかり管理し、定期的に報告するなどの工夫を。
■ボーナスはないものと考える
「毎年額が変わる夫のボーナスは、ないものと考えて家計をやりくりする。そうすれば、ボーナスは丸ごと貯金にまわせるから」(34才・アパレル関係)
景気の影響を受けやすく、増えることもあれば減ることもあり、最悪の場合、カットも有り得るボーナス。それを、生活費や借金返済にまわすような家計管理はリスキーです。はなからないものとすれば、全額貯金にまわせますので、生活費の支払い口座とは別口座に移しておくのもひとつの手です。
■大きな買い物は二人で相談
「独身の頃は、欲しいものは欲しい時にポーンと買ってた私たち夫婦だけど、いまは1万円を超える買い物は相手に相談することにしてる。『それ本当に必要?』って話し合うことで、無駄な買い物が減って貯金額が増えた」(30才・金融関係)
貯蓄できない人の特徴として、小さな節約はするくせに、大きな買い物に時間をかけない、というのが一つ挙げられます。パートナーに相談する癖をつければ、衝動買いも避けられ、『こっちの方が安いんじゃない?』『こうすればまだ使えるんじゃない?』など良案が得られることも。
■【おわりに】
「ダブルインカムだから家計に余裕がある」と安心するのではなく、きちんと将来を見据え、貯められるときに貯めておくのが賢い夫婦。しかし、どちらか一人が節約して、もう一人が浪費しているのではうまくいきませんし、関係もギクシャクしてしまいます。目標金額を二人で設定し、それに向かって協力し合えるような夫婦関係を築くことが、貯蓄への第一歩と言えそうです。
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