ママも子どもも許しあい!考えすぎない子育て中の叱り方のコツ4つ
子育てって楽しくってかわいくって、母子ともに成長できる素晴らしい体験。
なのに、なぜ昨今の日本において大変、大変とネガティブなイメージが強いでしょうか?
その一つの要因は、子育て理想論がはびこっているからです。例えば子どもを叱る。こんなシンプルなこと一つでも、「子どもを否定する言葉は使ってはいけない!」「褒めるだけで育てる!」等たくさんの声が。
ここでは「叱る」ということに関して、考えすぎず、もっとシンプルに子育てをしていく考え方をご紹介します。
【1】ママが持つ負の感情を認める
母親は女であり、人であり、そして皆と同じようにキャパシティーがあります。まずは自分だって人間で、子どもと同じように悪いことをしてしまったり、失敗してしまったりします。でも、それでいいのだと思ってあげてください。
子どもが壁に落書きをしたら、それは当然イラッとします。せっかく作ったご飯ひっくり返されたら、いやな気持ちになります。それはごくごく普通のことだと考えてください。
ママだって人間です。叱るというステップに行く前に、この負の感情を持ちます。これは、当たり前のことだと受け止めてあげてください。まずは、ママがママ自身の負の感情を認めましょう。
【2】怒るのではなく「叱る」
子どもが家の中でお茶碗ひっくり返したときと、レストランでひっくり返したとき、自分の対応は全く同じだと言えますか?
母親は潜在的にどこかで「子どもを叱る」ということに臆病になっていると思います。でも、ダメなことはダメって教えるのは、本当に大切なことです。
ただ、もちろん「怒る」と「叱る」は違います。
同じお茶碗をひっくり返したという状況でも、
A「何やってるの?服汚して!床もふかなきゃいけないじゃない!」
B「火傷するからお皿落とさないように気を付けないといけないよ!今度からはきちんとお皿を持って食べてね!」
2つの例を挙げてみました。Aのお母さんは「怒って」います。Bのお母さんは「叱って」います。子どもが何か危ないこと、いけないことをしてしまった時、自分のイライラをぶちまけて「怒る」のではなく、子どもの立場に立って、「叱る」ことが大事です。
【3】ママも子どもも許し合える関係づくり
今までご紹介してきたように、「叱る」ということは、まっさらな状態の子どもたちにとって、危険なこと・マナー違反なこと・人への思いやり等を教える上で、大切なことではないでしょうか。
でもたまには怒ってしまうこと、あると思います。私は忙しかった一日の終わりに、お砂糖がキッチンにまぶされていた経験があります。
理想であれば「お砂糖は食べ物だからね、無駄にしたらいけないよ。」と言ってあげたいところを無言で息子の小さな手をペシっと叩き「何やってるの!だめ!」とだけ怒鳴ってしまいました。
でも、子どもも許してくれます。私たちが何度も何度も叱り、許し、そして子どもが成長してくように、子どもも母親の愚行を許し、そして成長させてくれます。
子どもを怒ってしまった夜、自己嫌悪に陥るという話はよく聞きます。大いに反省することは大切です。でも子どもは許してくれます、また明日も愛してくれます。だから、自分の育児に自信を失わないでください。
【4】自己流で大丈夫!
情報がとっても多い最近の子育て、やけにしんどく窮屈に感じるのは、自分流の子育てができないからではないでしょうか?
子どもを「叱る」こと一つとっても、正しい叱り方は何だろう、どういう風に叱ればいいのだろう……と正解ばかり探していませんか?
子育てに正解はありません。だから自己流で、子どもためを思ってママがやってあげればそれでいいのです。悪いことをしたら叱る。その叱り方はお母さんが正しいと思った方法でやってあげてください。きっとそれが子どもにとって一番よい方法だと思います。
もちろん、どうしたらいいか迷った時に、参考にする情報を探すのは、スマートな子育てに欠かせないと思いますが、情報に振り回されるのはNGですよ。
【おわりに】
子どもの叱り方を知りたくて検索をかけていた方、この記事をお読みいただいて少しでも楽になっていただけたら幸いです。子どもを叱ることは悪いことでも何でもありません。
ただ、一方で正解もありません。自己流で、かつ自然体で、子どもと接してあげてください。
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