《緊急度別》もしかして愛情不足?子どものサインを見逃すな!
忙しい共働き世帯では、子どもと接する時間も限られます。そんな中で十分子どもに愛情がかけられているか、不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は子どもは愛情不足を感じると、言葉やしぐさでSOSを発します。忙しいときに甘えられると、つい「あとにして」「ちょっと待って」といってしまいがちですが、そんな時はできる限りしっかりと甘えさせてあげましょう。
愛情不足の度合いによって、SOSの内容はかわってきます。ここでは緊急度別にサインをひも解いていきましょう。
Contents
◆ 要注意。子どもの発する愛情不足のサイン
◎ 緊急度1. 甘える
「遊んで」「抱っこして」などといって甘えてくるのは、愛情不足の初期段階です。言葉に出せるうちはまだ大丈夫と思ってよいでしょう。
◎ 緊急度2. 困らせる
親が忙しいことがわかっていて言葉に出して甘えられない場合は、わざと怒られるようなことをして困らせることがあります。「怒られるのでもいいから、自分に対して意識を向けてほしい」という意識の表れです。
◎ 緊急度3. 無意識のクセが出る
愛情不足によるストレスが高まると、「爪をかじる」「指をしゃぶる」「髪の毛を抜く」などのクセが出てきます。自分では意識していないので、注意してもやめることができません。
◎ 緊急度4. 感情が少ない
悲しいことがあっても泣かず、うれしいことがあっても笑わない。こうなったら要注意です。生まれたときからかまってもらえなかった影響で、自分の欲求を表に表わしても意味がないとあきらめている可能性があります。
◆ 愛情不足には意外な原因も
親が自分なりに愛情を注いでいるつもりなのに、愛情不足のサインが出ていると、「伝わってないの?」と悲しくなるかもしれません。しかし、子どもは親にとって意外な場面で愛情不足を感じていることがあります。
子どもが泣いているときにすぐにいってあげられなかったり、話しかけているときに適当に相槌を打っていたり。また、親が精神面で不安定なために、甘えたいときに甘えられない場合もあります。
◆ 愛情表現は大げさなくらいでちょうどいい
いかがでしたか? 「もしかしてうちの子も愛情不足かも……」と思ったら、子どもと向き合う時間を少しでも確保するようにしましょう。常に向き合うのは難しいこともあるかもしれませんが、忙しくても子どもと話す際は、目を見て気持ちを伝えあうことが大切。自分に意識を向けてくれていると思うと、子どもも安心できます。また、子育て中は朝から晩まで予定がぎっしり詰まってしまいがちですが、生活の中に少し余白を設け、ストレスをため込まないよう心がけましょう。
筆者も忙しいと、つい「ちょっと待って」「あとにして」などと子どもにいってしまいがち。しかし、毎日必ず目を見て笑顔で「大好きよ」と伝えるようにしています。それを意識するようにして、子どものかんしゃくが少し減ったように思います。
心で思っているだけでは、子どもへの愛情は伝わりません。抱きしめたり頭をなでたり、言葉で伝えたり。愛情表現はスキンシップを交え、少し大げさなくらいでちょうどいいようです。
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