育児に苦しまないで!ママの不安理由とその解決法3つ
こんにちは。元男性アスリートで、フリーライター・カウンセラーをしている夏目玲奈です。
核家族化が進んでいる現在において、地域のつながりも不足している中、子育てに対して何らかの不安を抱いている人が以前と比べて増えています。
そこで、平成26年3月にNPO法人子育て学協会が行ったアンケートから分かる、最近のママが抱く育児不安と、その悩み・解決への処方箋について考えてみたいと思います。
【育児不安について】
子育て中のママが持つ不安で、当てはまるもののトップ3は、子育てについて色々な心配事がある(58.6%)、育児ノイローゼに共感できる(48.9%)、何となく子育てに自信が持てないように思う(48.4%)という結果でした。
また、専業主婦、正社員・公務員、契約社員、パート・アルバイトに分けてみると、専業主婦層が育児不安を持ちやすいという結果が出ています。
ここから、地域のつながりも昔ほど盛んでない中、核家族化が進んだことによって、子育てに対して不安な気持ちを持ったままで子どもと向き合わざるをえない親の姿が見えてきます。
特に、専業主婦層では子供のことでどうしていいか分からないことがある、子供のことがわずらわしくてイライラするという項目が最も高く、逆に正社員・公務員では、仕事が忙しすぎて子育てがおろそかになっている気がするという項目が63%と特に高くなっています。
ここから、専業主婦層では必ずしもよい状態で子供に向き合えていない現実が、フルタイムで働くママは、両立について苦労している現実が見えてきます。
【具体的な育児の悩みについて】
上記の育児不安の項目において、子育てについて色々な心配事があると答えた人で最も多い悩みは、つい感情的に叱ってしまうことが多いが高く、この項目は育児ノイローゼに共感できると答えた人、何となく子育てに自信が持てないと答えた人も、具体的な悩みとしてあげています。
育児ノイローゼに共感できると答えた人の中では、父親母親のどちらか一方に子育ての負担が偏っているという項目も高いという特徴があります。
これについては、夫婦関係は円満と答えている層の約3割も、どちらかに負担が偏っていると答えており、夫婦間の分担に不満を感じている現実があります。
最後に、何となく子育てに自信が持てないように思うと答えた方には、叱り方がよく分からないという悩みが多く、子育てに関する不安が増大している現実があります。
【具体的な解決策について】
つい感情的になって叱ってしまうのは、思い通りにならないから叱っているに過ぎません。叱るべき時に叱っているかということを考える必要があります。危ないことをしていないのに叱っていないか、頭ごなしに子供のやっていることや言っていることを否定していないか、よく考えてみてください。
頭ごなしに否定するのではなく、子供の考えも一度は聞いて、そこからどうするのがいいか一緒になって考える姿勢を意識してみることで、効果的に叱ることができるようになり、感情的になって叱る行為は少なくなっていくのではないでしょうか。
父親か母親のどちらかに子育ての負担が偏っているという項目については、そのままにしておくと関係が悪化しやすくなります。これを防ぐためには、できるだけ不満が溜まってしまう前に、一人になって息抜きする時間を作ってあげる必要があります。
【おわりに】
子育てに関する不安というのは、多かれ少なかれ誰もが持っているものでもあります。最近は、育児書も様々な本が出ていますし、ネットからも育児に関する様々な情報を得ることができます。
その中で発達に関する情報を得てしまって、頭でっかちになったことによって持つ不安もあります。
不安になる気持ちは分かりますが、あまり頭でっかちになってしまうと、本来神経質にならなくていいところにまで神経質になってしまうこともあります。
あくまで、個人差があることで、あまり気にし過ぎないという気持ちが大切になってきます。
出典
特定非営利活動法人 子育て学協会 幼児期の子育てに関する悩み調査
http://kosodategaku.jp/wp-content/uploads/2014/03/38d2e046eb5052f98404c117a99bbff1.pdf
この記事を読んでいる人は
こんな記事も読んでいます