子どもの感性を育てよう!音楽センスを身につける方法3選
我が子に対し、「音楽センスや感性を身につけてほしい」と願うママやパパは多いのではないでしょうか。
<すくすく子育て>(Eテレ毎週土曜午後9:00〜9:29)で「どう育てる?子どもの感性」というテーマが放送されたこともあり、関心をもった方もいるでしょう。
そこで今回は、子どもの音楽センスを身につける方法についてまとめました。
1.さまざまなことを経験をさせる
絵・音楽・ダンスなど、芸術的なことに関して興味をもつ子どもはたくさんいますが、
芸術的なセンスは持って生まれるものなのでしょうか?
<すくすく子育て>でお馴染のお茶の水女子大学副学長・小児科医の榊原洋一さんによると、
「芸術面や技術面につながる知能は脳に関係しているため、芸術的センスは、ある程度は生まれもったものがある」と言うことです。
また、遺伝が関係していることもあります。
とはいえ、「私も夫も両親も、音楽の才能は全くなかったから、きっとこの子も才能がないんだ……」
と諦めないでください。
両親に才能がないから、子どもにも才能やセンスが全くないということはありません。
同じく榊原洋一さんは「生まれてからの経験で大きく変化することもある」と言っています。
子どもの頃の経験はとても貴重で重要なものですので、子どもにはさまざまなことを経験させてあげましょう。ジャンルの異なった音楽を流してみたり、音の鳴るおもちゃを作ってみるなどをして、子どもが何に興味や関心を持つのかを知り、それをサポートすることがとても大切なのです。
2.親子で【楽しい】を共有する
子どもが音楽などの芸術的なことに触れることによって、あらたな興味に繋がったり、感受性が豊かになります。
しかし大切なのは、子ども自身が楽しさや嬉しさ、音楽が好き!という気持ちをもつことです。
・ピアノを弾けるようになって嬉しい!
・歌を歌うのが好き!
・曲に合わせてダンスをするのが楽しい!
子どもがこのような気持ちを持つことで、新たな興味に繋がったり、センスを育てるきっかけになるのです。
さらに、子どのも感性を育てるには子ども自身の【創造力】が大切です。
音楽に興味を持ってもらうために、歌を歌ったり、楽器を弾いたりしますよね。
創造力を働かせるには、音楽というジャンルを問わず、さまざまな経験をさせてあげるとよいでしょう。
例えば、花を見たり、水に土に触れたり、動物や昆虫に触れたり、お友達と思いっきり遊んだり……。
音楽とは関係ないように思えることでも、子どもの創造力はどんどん働き、感性が育ちます。
そして、
「あそこにキレイな花が咲いているね」
「水が冷たくて気持ちいいね」
「お友達と遊ぶと楽しいね」
など、子どもとたくさんお話をしましょう。
さまざまな経験を通して子どもが感じたことをママ・パパと一緒に共有することが、
子どもの感性を育てる重要なポイントになるのです。
3.親の気持ちを押しつけない
子どもの可能性を広げるために、さまざまなことを経験させるのはとても素晴らしく大切なことです。
しかし、気をつけなければいけないのは、親の気持ちを押し付けないことです。
子どもが嫌がるのに無理矢理音楽教室に通わせたり、他の歌が好きと言っているのにクラシックを流したり、楽しく弾いているピアノを「ここが違う」「もっとこうしなさい」と何度も強く注意したり……。
子どもが音楽以外のことに興味を持っても、積極的にどんどん経験させてあげましょう。
せっかく芽生えた子どものやる気や、才能の芽を摘まないように気を付けてください。
【おわりに】
子どもの感性は、環境によって大きく変化します。
生まれ持ったセンスを大切にし、さまざまな体験をさせてあげてください。
子どもが何に興味を持ち、どんなことを楽しいと感じているのかを確かめ、親子で一緒に楽しめる環境をつくるようにしましょう。
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