あなたの家庭はどのタイプ？気になる共働き家庭の生活費

共働きの家庭って生活費はどうなっているのでしょうか。住宅ローン、子供の教育費、食費、など生活にかかる費用は夫婦どちらが負担していますか？
「うちは夫の収入のみでやりくりしている」「夫婦で半分ずつ出し合っている」とお財布事情は家庭によって様々なタイプがあるようです。

一般的によく言われているのが、全額一方負担タイプ・共通財布タイプ・項目別負担タイプの3つのタイプです。
生活費のことで度々、夫婦喧嘩をするのは好ましくありません。
自分たちの家庭の生活費はどのタイプにするのか、または家庭に合った生活費のやりくりの方法についてしっかりと取り決めておくことが大切です。

全額一方負担タイプ

共働きの生活費のやりくりにおいて最も多いのが全額一方負担タイプです。どちらか一方が生活費のすべてを負担するタイプです。
どちらか一方といっても大半は収入が多いと思われる夫の方が生活費を全額負担されていることでしょう。それで妻の収入はと言いますと、臨時支出に備えての貯蓄に回されるようです。
全額一方負担タイプは家計の管理にはとても便利です。お金の出所がひとつなので、毎月の赤字・黒字も認識しやすくなります。

しかし収入のすべてを生活費として差し出す夫側としては少々不満もあるようです。家庭のお財布はひとつ、それを妻が管理するとなると夫にとって自由になるお金はおこずかいのみとなってしまいますよね。
「妻の収入は妻が自由に使っているのではないか」といった疑いの気持ちも出てきたりもします。

共通財布タイプ

共通財布タイプとは毎月決まった額を夫、妻の双方が出し合うタイプです。出し合ったお金を生活費として使い、やりくりをします。
共通財布タイプは公平にお金を出し合うので、二人で協力して生活している感じがありますよね。「二人で働いて生活を支えている」といった連帯感が生まれます。

しかし、共働きと言えども夫婦の収入は全く同じではありません。「夫の収入の方が多いのにどうして私も同じ金額を出さなければいけないの！？」と不満に思っている奥様もいらっしゃることでしょう。
よって双方の出し合う金額は収入に応じて決めないといけませんね。夫は○○万円、妻は△△万円と金額に差が生じても構わないのです。

共働きの夫婦でよく行われている共通財布タイプですが、デメリットもあります。それは収入から生活費を出し、その残りの収入の行方です。
残りは自分のお小遣いと思い、浪費してしまう傾向があるようです。生活費を出し合うのであれば別途、毎月の貯蓄額も出し合うのもひとつの策ですよね。

項目別負担タイプ

共働きの夫婦では生活費のやりくりに、項目別負担タイプを行っているケースも多いようです。項目別負担タイプとは、生活費を項目別にし、どちらが負担するかを決めておくタイプです。
例えば住宅ローンや税金関係は夫が支払い、食費や光熱費は妻が支払うといった方法です。

夫婦で自分が何のお金を負担しているかが分かりやすいので良いですが、注意すべき点は負担する金額は月によって異なるところです。
食費や光熱費は毎月定額ではありません。外食が多い月は食費がアップしますし、季節によって電気代も異なります。

妻が光熱費を担当している家庭だと、「電気代の節約のためにエアコンをつけてくれない」といった夫側の不満もあるようです。
また、臨時支出はどちらが負担するといった問題が勃発したりもします。

大切なのは

共働きの夫婦の生活費のやりくりにおいて、大切なのは得た収入に見合った生活をしていくこと、そして夫婦どちらもが働いていることです。
お互いに思いやりをもって日々過ごすことも忘れてはいけません。仕事から帰り、夕飯作りをする妻。それに比べて夫はテレビを見てばかりで家事を手伝おうとしない。
それでは妻側に不満がたまります。共働きの夫婦は生活費、そして家事も協力してやりくりをしていくことが大切なのです。