気が合うだけじゃ仲良くなれない? 「ママ友」の選び方
こんにちは、イラストレーター兼作家、そして一児の母でもある斉田直世です。
炊事洗濯、仕事に子育て……働くママって本当に忙しい! そんな私の息抜きの場になっているのが、月1で開催している「ママ座談会」。毎回、テーマを決めて、気のおけない友人たちと、ぶっちゃけ話をしているうちに、心がスーっと軽くなるんですよね。
今回、語ってもらうテーマは、「ママ友の選び方」。年齢も趣味、家庭環境もバラバラ、「子ども」という共通点しかないママたちの中から、一体どうやって「ママ友」を選び出しているのでしょうか? みんなに聞いてみました。
ナオヨ:ママ友づくりって、接点が「子ども」しかない状態から始まることが多いよね。その中で、本当に気が合う人を見つけるのって、至難のワザな気がするんだけど……。
ユカ:うーん、子ども同士が仲良しだからと言って、ママ同士も仲良くなれるとは限らないもんね。
カホ:そうなんだよね、だから、いろんなママがいる中で、まずは自分が「喋ってみたい!」と思う人に話しかける。これは、いままでの友達づくりと一緒かな。
シオリ:私の場合、まずは、見た目の年齢で選んじゃう。やっぱり、年齢が近い人の方が話しかけやすい。
ヒナ:それに、年齢が上の人は、上にも大きい子がいる場合が多いよね。仲良くなりやすいのは、やっぱり第一子同士だから、そう考えると、年齢が近いというのは、ママ友選びのポイントになるかも。
ミチコ:私の場合は、服装や身につけている物の趣味が、自分に近い人を見つけると、「この人とは友だちになれそう」って思う。
ナオヨ:確かに、ファッションには、人となりが表れるもんね。私の場合、ブランドもので全身ビシッと決めているママは、住む世界が違うような、近寄りがたいオーラを感じちゃうな。
シオリ:あとは、話し方かな。保育園の先生とか、まわりの人と話している様子を観察して、「なんか気が強そうだなぁ」とか「自慢ばっかだなぁ」って感じたら、声をかけるのをためらっちゃう。
ナオヨ:なるほど、気が合う人を探すってことは、同時に、合わない人を仕分けしてるわけだよね。みんながつい避けちゃうママって、どんなタイプ?
カホ:私は、いわゆる「情報通ママ」は苦手。大して親しくもないのに、「旦那さん何やってるんだっけー?」「ここ分譲だっけー?」って、ズケズケ聞いてくるような。そういうママって友達は多いし、顔は広いみたいだけど、1対1で深い仲になりたいとは思わない。
ユカ:住んでる場所で人を判断するような、高級住宅地住みのママとは付き合えないなぁ。そういうママの家にスナック菓子を持っていったら、「うちは、こういうの食べないんで」って断られたなんて話も聞くし。
シオリ:アレルギーでもないのに、「食べ物にこだわってます」ってタイプも苦手。オーガニック系しか食べないとか言われると、ファミレスでは集まれないし、自宅にも招きにくいからね。
ヒナ:教育方針が厳しすぎたり、甘すぎたり、我が家とあまりに違うママも、ちょっと避けちゃうかな。人の家の教育には、口出しできないから、一緒に子どもを遊ばせていると、お互いにストレス溜まりそう。
ナオヨ:うーん……自分と相手の相性だけじゃなく、子育てに関する考え方もポイントになってくる。そこが、「ママ友」と「友達」の選び方の違いなのかもね。
【今回のまとめ】
・子ども同士が仲良し=ママも仲良しとは限らない
・第一子同士のママとは仲良くなりやすい
・子育て方針が違うママとは仲良くなりにくい
(次回、「年齢差のあるママとの付き合い方」につづく)
斉田直世(プロフィールはこちら)
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