「ママ友」の作り方
少子化、核家族化の現代、育児で困ったときに、頼りになるのが「ママ友」の存在です。学生時代は同じクラスや部活動、会社の同僚とは飲み会で仲良くなることができますが、この「ママ友」は、どこでどうやって作ればよいのでしょうか? みんなに聞いてみました(登場人物はこちら )。
ナオヨ:みんな、「ママ友」って、どこでどうやって作ってるの? ママ友作りが苦手な私に教えて~。
カホ:ま、保育園や幼稚園に通うようになってからの方が、作りやすくはあるよね。幼稚園での最初のチャンスは、「慣らし保育」のとき。そこで、ピンと来た人に声をかける。あらかじめ、公園デビューしておくと、入園後も顔見知りの人がチラホラいて声をかけやすいかも。
ナオヨ:なるほど、公園デビューでは、いきなりママ友になるんじゃなくて、将来を見据えての根回しをしておくんだね。
カホ:声をかけたら、次は連絡先交換。いまは、メールアドレスかLINEが主流かな。慣らし保育のときは、子どもを預けてから時間があくから、「お迎えまでお茶でもしませんか」って誘いやすいんだよね。あと、幼稚園だと、毎日、送迎バス待ちの時間に、同じマンションのママたちと話す機会があるから、そこで友達になることも多い。
ミチコ:その点、保育園は、送迎時間もバラバラ。送ってくのは出勤前だし、お迎えも夕飯の準備があるからバタバタしていて、「お茶でも」とはなりにくい。休日に公園でバッタリ会うとか、卒園の時になって、ようやく連絡先交換して仲良くなったりする。
シオリ:うちも保育園だけど、積極的に行事に参加することが大事だと思った。送迎時に顔を合わせる機会が少ないから、保護者会はチャンス。「いつもお世話になってます」の挨拶から始めて、何人かのママ友と仲良くなったよ。
ナオヨ:やっぱり自分から声をかける積極性は必要だよね……。
カホ:うん、仲良くなるには、自分から、「番号交換しようよー」って言ったり、家に呼んだりしちゃうのが早いよね。気が合いそうなママも選べるし。
ヒナ:ただ、兄弟のいるママは、第一子のママ同士で、既に友達グループが出来上がってることが多いから、仲良くなりやすいのは、やっぱり第一子同士かな。学年で言うと、年少クラスが大事。年中さんになると、そこでも既にママ友グループが出来上がってる。
ナオヨ:グループの輪に入っていくのって、なかなか勇気がいるもんねぇ。幼稚園や保育園以外で、仲良くなる方法はないのかな?
ヒナ:私、出産前の母親学級で一緒だった子や、妊婦食を作る料理教室で一緒だった子とも、いまもママ友だよ。あと、当時流行ってたmixiのコミュニティーで、同じ月齢や、近くに住んでいるママを検索して連絡とったりもしてたなぁ。
ナオヨ:妊娠中からママ友を確保しておくのは良い案だね! 産後に比べて、体も時間も自由がきくから、気軽にお茶できるし、普通の友達として仲良くなりやすいかもしれない。
シオリ:それに、子どもが同じ月齢だと、話が合うものね。相手の家に遊びに行った時も、子どもの手の届く場所に、危ないものがないから助かる。
ヒナ:でも、どのママ友グループも、誘う人がいなくなると自然消滅しがち。
ユカ:ママ友と長いお付き合いをしようと思ったら、最初だけでなく、仲良くなってからも積極的に声をかけていかなきゃダメってことか。
カホ:そうだね。それに、待ちの姿勢でいると、声をかけてくるのは、いわゆる「情報通ママ」。この手のママは、誰にでも話かけるし、顔も広いんだけど、その分、1対1の深い付き合いにはなりにくいからね。場合によっては、こちらの情報が、他に漏れる覚悟も必要だよ。
ナオヨ:いるいる、「情報通ママ」! 頼りにはなるけど、情報漏れは怖いかも。よーし、私もこれからは勇気を出して、自分から声をかけてみようっと。
【今回のまとめ】
・「慣らし保育」がママ友作りのチャンス
・妊娠中の「ママ友予約」がオススメ
・自分から声をかけ合いそうなママを選ぶべし
(次回、「ママ友の選び方」につづく)
斉田直世(プロフィールはこちら)
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