家族円満のコツ!家族だからこそ「気持ちを言葉にして」伝えよう
家族になると、夫婦として年月を重ねると……パートナーに対しても子どもに対しても、「言わなくてもわかるもの」と思いがちです。もちろん言わなくても、表情や態度から、良い意味でも悪い意味でも伝わることがあります。パートナーの「は~」というため息一つでこちらまで憂鬱になったり、笑顔を向けられるだけで、ホッとしたりすることも。
そこにプラスして、「疲れて溜息ついちゃった。ハハハ」と笑ってくれたり、仕事を終えた後、「今日も一日お疲れ様」というひと言があったり、出かけた帰りに「楽しかったね」なんて言ってもらえたら、とても嬉しいはずです。
言い慣れないと、恥ずかしいかもしれませんが、短い言葉で、家族の中に温かい空気は流れるもの。時間もお金も、大した手間もかからず、家族が円満に過ごせるのならば、言葉にして伝えることは家庭円満のコツだと思います。
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【感謝の気持ちを伝える】
一番わかりやすいのは、「ありがとう」ですね。ありがとうは魔法の言葉です。
大したことじゃなくていいのです。たとえば、用意した簡単な朝食を、すべて食べてくれた子どもにありがとう。お皿を下げてくれたパートナーにありがとう。何も言わないのに、ゴミを持って出てくれた家族に、ありがとう。
「ほら早く!」「忘れないで!」「ちゃんとして!」と、ほぼ同じ言葉数ならば、「ありがとう」の方が、家族もいい気分で朝を始められるのではないでしょうか。もちろん、夜だって、カーテンを閉めてくれてありがとう、洗濯物を運んでくれてありがとう。私の場合、平坦な毎日でも「家族みんなが、無事に一日を過ごしてくれたことにありがとう」と思うことで、心地よく眠りにつくことが出来ます。
たとえ今、「これは家族のだれかがするのが当たり前」と思っていても、ありがとうと言い続けると、自分の気持ちがそこに追いついていき、「本当だ!この作業は、毎日パートナーがやってくれていたのだ」「(子どもも)小さいなりに協力してくれてありがたいな」と、感じるようになってくるから不思議です。
「ありがとう」は、言葉にしにくいという場合。「○○をしてくれて助かった」「おかげで」という言葉も、ありがとうの気持ちを表すことができますね。
【プラスの感情を言葉にする】
体も心も疲れてくると、気がつけば「疲れた」「大変だ」「あなたはダメだ」「なんで自分ばっかり」と、ついマイナスの言葉を口にしてしまいます。もちろん、言葉にして気持ちをいったん外に吐き出し、スッキリすることも大切です。けれど言葉は、自分や他人、もちろん家族にも、暗示のように降りかかるものでもあります。
何となく口にしていたつもりが、積み重なると「本当にいいことがない」「もうだめだ」、人に対しても「もう嫌だ」と感じるようになることもあるのです。自分にも、家族にもプラスの言葉ほど口に出して伝えると、気持ちに変化が表れることがあります。
我が家には、大学生と中学生の二人の娘がいます。もう大きいですが、私は今でも、彼女たちに「かわいいね」「大好きだよ」と口に出して伝え続けています。「かわいい」の判断は様々なので、私にとってかわいい存在という意味ですが(笑)。他にも、「今日も元気そうだね」「頑張っているね」などなど。
相手が嬉しそうな顔をするだけではなく、なぜか、プラスの言葉を口にしている自分自身の気持ちも晴れ渡って行くものなのです。
【まとめ】
「相手が言ってくれるのならば、自分も言ってあげてもいい」なんておっしゃる方がいますが、親切にしてもらえないのなら、私も親切なんてしないと言っているのと同じで、ナンセンス。まずは、自分が感謝の言葉や、プラスの言葉を家族に向けてみる事が家庭円満のコツです。すぐに……とは言いませんが、きっと家族の中に、良い変化が見えていくでしょう。
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