子供が「パパ嫌い!」にいたるプロセスとその解消法
あなたのお子さんは、パパのことが好きですか? 「いや、ママにべったりで」「パパに抱っこされると泣いちゃって」。ちまたにはそんな子も少なくありません。
パパも親である以上、自分の子供がかわいいはず。それなのに、なぜ世のパパたちは子供に嫌われてしまうのでしょうか。子供がパパ嫌いになるまでのプロセスを探り、そこから解消法を探っていきましょう。
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■パパに対する「やっ!」の意味
子供は1歳を過ぎたころから、徐々に意味のある言葉を発するようになります。「ママ」「うんま」「抱っこ」、そして「やっ」。言葉を話しているんだからこっちのいうこともわかっているんだろうと思いきや、こっちのいうことは何となくしかわかっていません。
パパが抱っこしようとすると、「やっ!」。お風呂もねんねもパパと一緒は「やっ!」。実はこのケースの多くは、パパが嫌いというよりも「ママが好き」という感情の表れです。自分を守ってくれるママに対する愛着から、それ以外の人を嫌がるような態度になるわけです。これは発達が正常に進行している証でもあります。
たとえ子供に「パパ嫌い!」といわれて傷ついたとしても、パパは諦めずに「それでもパパは○○ちゃんが好きだよ」と愛情を示し続けることが大切です。ママも好かれているからといって得意になるのではなく、「パパは○○ちゃんが大好きなんだよ」と教えてあげてください。そうすることで徐々にパパとママの差が埋まり、子供に「自分は両親から愛されている」という自信が生まれます。
◼︎深刻なパパ嫌いを防ぐには
深刻な「パパ嫌い!」を防ぐには、子供に嫌いを言われてもむきになって「パパだって嫌いだ!」などといわないこと。そして、ママをいたわることが大切です。
先日筆者が訪れた美容院の美容師さんは、いつもお仕事で帰りが遅いそうです。そのため、彼は家事をしないようですが、乳児の育児中で家事が十分にできない妻に対する不満がたまっているようでした。しかも赤ちゃんから嫌われるようになったそうで、完全に拗ねていました。
小さな子供と一日でもっとも長い時間を過ごすのはママです。そのママをいたわってくれるパパに対し、子供の前でママが愚痴をいうことはありません。反対に気にかけてくれないパパに対し、つい子供の前で愚痴をこぼしてしまう人はよく見かけます。それが積み重なるとパパを軽蔑したり、深刻なパパ嫌いにつながったりする可能性があるのです。
気が立っていた美容師さんには伝えられなかったので、また髪が伸びてきたら、さりげなくママをいたわってあげるよう勧めてみたいと思います。
【明日は我が身!パパ派も多数】
子供の表現が未熟なうちは、パパ嫌いになっても一過性のものなので、心配はありません。気が立つこともあるかもしれませんが、ゆったりと見守ってあげましょう。
一方、ママが今現在好かれているからといって、油断は禁物です。子供はいつでもパパ派に転向する可能性があるので、得意になっている場合ではありません。ちなみに筆者の夫は他に類を見ないほどのイクメンで、4歳の息子は8対2の割合でパパ派です。ああ、今日も一人でお風呂です。パパ、いつも家事や育児をありがとう(泣)。
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