離乳食の準備はOK?スプーンが苦手な赤ちゃんの「スプーン練習方法」を伝授!
母乳やミルクだけを口にしていた赤ちゃんですが、生後5~6ヶ月頃になると離乳食という次のステップに進みます。ところが離乳食をスプーンで与えるという行為は、赤ちゃんにとっては初めてのことばかり。離乳食やスプーンに驚いて、赤ちゃんが嫌がるので離乳食が進まないことも。
今回は、離乳食を始める前に赤ちゃんにスプーンを練習させる方法をご紹介します。
Contents
赤ちゃんがスプーンを嫌がるのはなぜ?
赤ちゃんには、生まれつき「哺乳反射」というものがあります。異物が口の中に入ると舌で押し出すというのがこの反射によるものです。この反射は成長とともに消失していき、スプーンなどを口にすることができるようになります。
この反射が残っていると、早めにスプーンに慣れさせようと思っていても受け入れてくれません。成長とともにスプーンを受け入れるようになるので、焦らずゆっくり成長を見守りましょう。
離乳食のスプーン練習は「スプーン遊び」から
離乳食を始めたいのに、スプーンを口に入れると舌で押し返してしまうという場合、まずはスプーン遊びをさせてみましょう。
「スプーン遊び」は「スプーントレーニング」とも呼ばれていますが、気負わずスプーンに慣らすために「遊んでみよう」くらいのリラックスした感覚で行うと良いですよ。
まずはスプーンに慣れさせる
スプーンをおもちゃ代わりに持たせてみましょう。ママの手で無理に口に入れたりせず、手に持たせて見守ります。スプーンを持たせているときは、のどや顔をつついてしまう危険があるので、必ず側で見守るようにしましょう。
食べ物をのせて口元へ寄せてみる
スプーンに慣れてきたら、10倍がゆなどをスプーンに少量のせて、赤ちゃんに舐めさせてみましょう。ママがスプーンを口元に運んで食べる真似をしたりすることで、赤ちゃんも真似をすることがあります。
嫌がる時は無理しないことが成功のカギ
何度か試してもすぐにスプーンを押し出すようであれば、反射が強く残っているということなので、無理せず日を改めてチャレンジしましょう。焦って無理強いすると、赤ちゃんが警戒してスプーンをより嫌がるようになってしまうことがあります。
初めてのスプーンはどんなものがいい?
初めてのスプーンは赤ちゃんが口に入れやすいように、幅が小さく浅めのものを選びましょう。ティースプーンや小さめのスプーンを代用するのではなく、離乳食用として売られているものを選んだ方が良いです。衛生面を考えても、大人の物と赤ちゃんのものははっきりと分けておきましょう。
また、離乳食用のスプーンは、口に入れやすく食べさせやすい形状になっています。冷たく固い金属製のものよりも、木やシリコン、プラスチック製の方が赤ちゃんが受け入れやすいですよ。
スプーンで離乳食を与えても上手くいかない時
スプーンで離乳食を与えても上手く練習できないときは、おかゆ以外のものを与えてみると良いですよ。母乳やミルクなど、赤ちゃんが知っている味の物をスプーンにのせて口に運んであげましょう。知っている味を与えることで、赤ちゃんがスプーンを受け入れやすくなりますよ。
スプーンを変えるだけで上手くいくこともある!
我が家は3兄妹で、長男が使っていたシリコン素材の離乳食用のスプーンを次男にもお下がりしました。最初は調子よく使っていたのですが、すぐにそのスプーンをポイっと投げ捨てるように……。悩んだ末に、プラスチック素材のスプーンで与えてみたら喜んで食べるようになりました。どうやらちょっとずつしか救えないスプーンが嫌だったようです。
反射が残っている場合の他にも、色や形、素材など「スプーンが嫌な理由」がある場合もあります。成長とともにスプーンでパクパクご飯を食べるようになるので、焦らず子どもの様子を見ながら気長に成長を見守りましょう。
photo/PIXTA
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