歩きはじめの赤ちゃんに……知って安心!安全・防音対策
ずっとねんねだったわが子が、成長してはじめの一歩を踏み出すとき。親としては感動の瞬間ですが、同時にヒヤリとする場面が急増します。こわいもの知らずの赤ちゃんの周りには危険がいっぱい。加えて、マンション住まいの場合は、ご近所への騒音問題が浮上してきます。赤ちゃんが歩きだす前に、防音・安全対策について知っておきましょう。
■転倒などのケガを防ぐ
赤ちゃんが歩きだすと、まず気になるのが、柱や家具の角。転んでぶつけて、たんこぶや切り傷になってしまうことがあるので、クッション材や保護アイテムを貼り付けてガードしておきましょう。ホームセンターなどで簡単に手に入ります。
また、頭が重くて体のバランスが悪い赤ちゃんは、座っていても後ろにゴロンと倒れて頭をゴツン、なんていうこともしょっちゅう。フローリング床の場合は、あらかじめコルクマットやじゅうたんを敷いておくと安心です。
■命にかかわること
まだ歩きだしたばかりだから、と思うかもしれませんが、知っておいてください。ベランダに足場になるものがあれば、登って転落する可能性があります。また、お風呂の水は、20cmの深さでも足を滑らせておぼれることがあるといわれています。お風呂がすんだら、水を完全に抜いてフタをしておきましょう。
台所では、包丁の置き場所に気をつけます。洗剤類は誤飲の事故が心配です。まとめて片付けて、ホームセンターなどで手に入るドアロックアイテムを取り付け、簡単に取り出せないようにしましょう。また、最近ではドラム型洗濯機の中から出られなくなった子どもが亡くなる悲しい事故も発生しています。くれぐれも、赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
■床周りは特にきれいに
赤ちゃんは床に近いところを歩きます。落ちているものは、ゴミでも何でも拾って口にいれるので、床周りは特に念入りにお掃除しましょう。うちの子は、たっちの姿勢が取れるようになる頃から、網戸や窓をペロペロとよくなめて困らされました……。
さらに、ゴミ箱をひっくり返して中を探るのが大好きだったので、いたずらしないようにふた付きのゴミ箱に換えました。赤ちゃんが小さいうちは、整理整頓を心がけて、赤ちゃんが過ごす部屋にはなるべくものを置かないようにするのが最善だと思います。
■マンション住まいなら必須。防音対策
体の重心移動がうまくできないために、赤ちゃんの足音は階下によく響きます。特にフローリング床の部屋は和室に比べてよく響くようです。わが家は1歳3ヶ月の頃、足音がうるさいと階下の住人から苦情がきて、あわててコルクマットを買いに走りました。苦情になる前にしっかり対策しておきましょう。
歩きはじめたら、「ご迷惑をおかけします。足音が気になるときは教えてください」と、階下の住人に声をかけておくとよいでしょう。フローリング床にはコルクマットを敷き、その上にカーペットを重ねると防音効果が高くなり、転倒時のケガ予防にもなります。
【さいごに】
防音・安全対策をご紹介しましたが、それぞれの家庭によって状況が異なると思います。歩きはじめたら、赤ちゃんの目線になって、室内を徹底的にチェックしましょう。それが、赤ちゃんを危険から守る第一歩につながりますよ!
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