共働きママ一人で抱えこまないで!仕事と家庭を両立しながら子どもの食育を実践するには。
こんにちは!上級食育指導士の岡宏美です。
女性が男性と同じように社会に出て、働きながら子どもを出産し、育てていく。
数十年で大きく変化したこのライフスタイルに、関わる家族も企業も、まだ戸惑っているような印象を受けます。
女性が子育てをしながら働く理由はもちろん人それぞれ。仕事が好きで辞めたくない、という人もいれば、家計のために働かざるをえない、という人もいるでしょう。
しかし、どんな理由であれ、共働きママが悩むのはやはり子どものこと。
今回は共働きママがなかなか実践できない、と感じる「食育」について、仕事と家事を両立しながら取り組めるポイントをご紹介します。
【まずは夫を巻き込もう】
まず前提として考えていただきたいのは、「一人で抱え込まないこと、一人でやろうと思わないこと」。
そして「完璧を自分に課さないこと」。
たとえ専業主婦であっても、なかなか完璧に家事はこなせません。時間さえあればなんでもできるか、といえば決してそうではないからです。
理想をいえば、夫と一緒に家事や食育に取り組めることが理想です。とはいえこれがなかなか難しい。夫が理解をしてくれる場合は話が早いですが、家事を分担することや、子どもの食を大切に考えることに同意してもらえない場合も多々あると思います。
でもこれもよく考えればしょうがないこと。夫婦は他人同士、だけど共存して一緒に歩んでいこうとする存在です。双方の気持ちに寄り添う気持ちがなければ進むものも進まないですよね。
「私の気持ち、ちっとも理解してくれない!」とこちらが感じている時には、向こうも同様に感じているはずです。
まずは夫の言い分を聞いてみて、その気持ちに寄り添うことで、意外とこちらの気持ちも受け入れてもらえるものです。
夫婦揃っていても完璧にはできない、だからこそどうやってお互いが求める理想に共に近づけていくか。
その議論ができれば共働きママの気持ちをグッと軽くなり、心に余裕も生まれるのではと思います。
【共働きでも実践できる!食育の基本ポイント】
ではさっそく実践編。誰だって完璧にはこなせないですが、忙しくても「ここだけは!」家族で協力してトライしてほしいポイントです。
●一緒に食べる
特に乳幼児期においてはとっても大切なことです。どんなに栄養バランスの整った食事でも、家族と一緒に食べなければ意味が無い!
食卓は人間関係、信頼関係の始まる場所です。食事の時間というのは、食べることは楽しいこと、食べることは生きることだ、と子どもに食の大切さを理解してもらう時間であることをしっかり理解しておきたいですね。
もし、仕事の都合上どうしても一緒に食べられないのであれば、親戚や友人の力を借りることも大切です。
リンク:「食育生活、最初の一歩!」https://casy.co.jp/fblog/293.html
●調味料にこだわる
お料理が苦手だったり、時間がなかったり、様々な理由で、味付けが簡単にできる市販の合わせ調味料やうま味調味料を使用するママも多いと思います。しかしこれらの調味料は安価で便利ですが、味覚を狂わせる化学調味料が使われています。子どもの頃にこの味に慣れてしまうと、化学調味料が入っていないと美味しいと感じなくなり、将来の選食能力が低くなる要因のひとつですので、日常的に使用することは食育ママなら避けてほしいアイテムです。
実は、本物の調味料を使えば、ただ醤油を一振りするだけで、それだけで美味しい料理になるものです。値は張りますが、調味料だけは良い物を買い、子どもたちに本物の味を伝えてあげたいですね。
●ご飯とお味噌汁
日本人の体に合うのはやはり和食です。常に基本はご飯と味噌汁でありたい!私も主菜が和食じゃなくても必ず汁物は味噌汁にしています。
もちろんお味噌も調味料ですから、本物のお味噌を使ってくださいね。
リンク:「選び方を間違えないで!体に美味しいお味噌の選び方」
https://casy.co.jp/fblog/910.html
●砂糖を減らす
砂糖は百害あって一利なし。甘いものを食べると美味しくて幸せだけど、やはり節度を持って食べるようにしたいですね。子どもは体も小さい分、影響が大きいですから、お菓子は出来る限り食べさせないようにしたいですね。
リンク:「【お菓子の食育】「お菓子はダメ!」じゃ子供は納得しない!」
https://casy.co.jp/fblog/320.html
【まとめ】
もちろん食においてこだわりたいポイントだって人それぞれですが、今回は上級食育指導士としてこれだけは!と思うものをピックアップしました。参考にしてみてください!
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