今さら聞けない家事ハラスメント!解決には2つの魔法の言葉
多くのメディアで取り上げられる頻度が高くなっている○○ハラスメント。セクハラ・パワハラ・モラハラなどが多く使われていますが、最近では雰囲気や場の空気を乱すエアーハラスメントなども使われるようになり、「え?そんなこともハラスメント?」と耳を疑う方も多いのではないでしょうか?
今回は家事ハラスメントの原因と解決法についてご提案します。
Contents
家事ハラスメントとは?その原因は何処にあるのか?
・元々の家事ハラスメントの意味
ハラスメントと言えば会社などでよく使われる言葉ですが、実は家庭内にも存在しています。それがいわゆる“家事ハラスメント”です。
この言葉は、「家事労働ハラスメント」とも呼ばれ、元々は「家事は女性の仕事である」という世の中の考え方に対するものでした。
・現在の家事ハラスメントと原因
女性の社会進出が多くなった現代では、共働きの家庭も多く、働く妻にとっては不満が溜まりやすい状況と言えるのではないでしょうか。妻は夫と同じように仕事をしながら、家事や育児を当然のように行わなければならず、男性はあくまでもそれを「手伝う」というスタンスを取ることが多いようです。
最近はそのような夫に対しての妻の言動に対しても家事ハラスメントという言葉が使われています。
家事ハラスメントが起こりがちな場面とは?
・自分のやり方と違うから口を挟みたくなる
代表的な家事である、掃除や洗濯、食事の後片付けなどの場面で、家事ハラスメントは起きる可能性が高くなります。
一般的に、女性の方が家事に慣れている傾向にあります。
そのため、慣れない夫が家事をやっているのを見ると、口出ししたくなってしまうことも多いのではないでしょうか。
・ありがちな家事ハラスメントの光景
夫の掃除中に、妻からの指摘が飛ぶことは、決して珍しいことではないようです。
「もっと隅々まで綺麗にして!」
「ここにホコリが残ってるよ!」
また、夫の手際の悪さについついこんな言葉も。
「私がやった方が早い」
「私のクォリティの方が高い」
このような言葉は夫のモチベーションを下げてしまうかもしれません。
掃除だけでなく、洗濯、食事の後片付けと、全ての家事で手際の悪さや、やり方について口出しされてしまったら、夫でなくともやりにくくなってしまいそうです。
そのような家事における気持ちのすれ違いが家庭崩壊につながる可能性もあります。夫のモチベーションを下げることなく、お互いに気持ちよく生活するにはどうすればよいでしょう。
家事ハラスメントを解決する2つの魔法の言葉
・問題解決にはお互いを思いやる気持ちが大切
家事はどちらの役割かというところに固執するのではなく、手が空いている方が自然とその作業をするという形が理想です。
また、お互いが行った家事について否定しないようにしましょう。
・気持ちが上がる魔法の言葉を2つ
1.「美味しい」という喜びの言葉
相手が作った料理が、明らかに味がおかしいという場合でも、まず最初に「美味しい」から入り、後に続けて「こうしたら更に美味しくなるんじゃないかな」といったように、ダメ出しにならないようにアドバイスをします。
2.「ありがとう」という感謝の言葉
当たり前になりすぎると、つい感謝の気持ちを忘れてしまいがちですが、お礼を言われて嫌な気がする人はいないでしょう。「ありがとう」というお礼を述べた後で、「更にこうすればもっと良いかも!」といったような話し方を心がけることで、お互い気持ちよく家事を分担できるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしょうか。
相手を褒めたり感謝の気持ちを伝えたりする言葉は他にもありますが、まずは「美味しい」「ありがとう」の2つの魔法の言葉を意識的に伝えてみましょう。
共働き世帯なら、忙しくて相手を思いやる余裕がない時もあるかもしれませんが、この言葉を積極的に使うことで、家事ハラスメントとは無縁に過ごすことができ、様々な問題に対してもお互いに協力しあえる家庭となるでしょう。
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