【中学受験】4年生までに差を付ける、日常生活の中で出来るかず遊びのご紹介
私は、10年以上、中学受験の算数講師をしていますが、「どうしたら計算が早くなりますか?」「どうやれば算数が出来るようになりますか・・・」といったご質問を良く受けます。
実は、お子様が4年生になって受験勉強を始めたときには、すでに差がついていることが多いのです。
では、どうしたらいいのでしょう?
小さい時から塾に通わせる必要はありません。大切なのは、幼少時からいろいろなかず遊びをすることです。ママとお子さまの日常生活の中に、お子さまを算数好きにする秘訣はたくさんあります。
☆
カレンダー遊び
その中の一つに、カレンダー遊びがあります。
では、ここで問題です。
「平年(2月が28日までの年)の場合、2月14日が水曜日ならば、3月14日は何曜日でしょうか?」
いかがですか?
答えは・・・
「水曜日」です。
28日というのは、7で割り切れますから、(1週間は7日ですからね)平年だと、2月と3月の日と曜日は、全く同じになるのです!
ちなみに、平年の場合、毎年、曜日が一つずつ、ずれていきます。ある年のクリスマス(12月25日)が金曜日ならば、その翌年のクリスマスは、土曜日です。
お子さまにクイズで出してあげて、当てっこをすると、「ママ、すご~い!」と尊敬されること、請け合いですよ。
☆
数字を数える練習
カレンダーは「かず」を学ぶうえでとても使い勝手が良い道具です。数字が書けない年齢の子どもでも、数字に対する認識力を高めることができます。
カレンダーには、1から数字が並んでいますから、お子さまに数を覚えるにはピッタリなのです。小さい時は、数字を書かせる必要はありません。まず
は、目で見て読めるようにしましょう。(ここで、無理やり数字を書かせると、お子様が嫌になることもありますから、注意して下さいね!)
最初は、「1,2,3、・・・10」まで。それから徐々に伸ばしていきましょう。
それから、カレンダーを使って、次のような遊びもできます。
- 今日は何月何日か言ってみよう!
- 今月は何日まであるかな?
- 1から10まで声に出して読んでみようか~
- 1はいくつあるかな? 5はいくつあるかな?(1が意外に多くてびっくりしますよ!)
- 今週の日曜日の次の日曜日は何日後かな?
- おでかけの日に「○」をつけてみよう
- 「○」をつけたおでかけの日まであと何日かな?
こんな単純なこと?と驚かれるかもしれませんが、これが意外にも子どもたちにとって楽しいことなのです。
カレンダーを使えば数字が読めるようになり、数の概念を体験しながら学ぶことができます。
また、「1日(ついたち)」や「2日(ふつか)」など、子どもには難しい日づけの日本語読みも、ぜひ教えてあげてくださいね。日本語は難しいですが、これは、くり返し声に出すことで覚えることができます。
どうですか?
どこの家にもあるカレンダーでこんな数遊びができます。
ちょっとした時間にお子様と遊んでみてくださいね。
大迫ちあき(プロフィールはこちら)
この記事を読んでいる人は
こんな記事も読んでいます