いつまでに?いくら?何を贈る?出産内祝いで知っておくべきマナー
『幸せのおすそわけ』と『感謝の気持ち』を込めて贈る、出産内祝い。赤ちゃんの誕生を祝ってくださった、家族にとって大切な方へのギフトだからこそ、失礼のないようにしたいものですよね。けれど、いつどんなものを贈れば喜んでもらえるのかわからない……なんてことはありませんか?
今回は、贈る相手別に喜ばれるギフトの選び方や、内祝いを贈る際に知っておくべきマナーをご紹介します。
内祝いとは?
内祝いとは『内輪のお祝い』のことで、内とは『家』、内輪は『身内や親しい間柄の人』を指します。おめでたいことがあった時に、報告と挨拶を兼ねて紅白饅頭や赤飯などの縁起物を贈り、『幸せのお裾分け』をするというのが内祝いの本来の意味です。
しかし現在は、出産祝いをいただいた人に贈るお返しのことを『内祝い』と呼ぶのが一般的で、贈る品物も縁起物にこだわらず、実用的なものを選ぶように変化してきました。
内祝いを贈る際に知っておくべきマナー
1.贈る時期
赤ちゃんの生後1ヵ月にあたるお宮参りの頃に贈るのが一般的で、遅くとも生後2ヵ月までには贈るようにしましょう。その後にお祝いをいただいた場合は、その都度、個別に贈ればOKです。
産後は、慣れない赤ちゃんとの生活で忙しくなります。出産前に送り先の確認などの準備をしておくといいですよ。
2.金額の目安
いただいたお祝いの半額程度をお返しする『半返し』が一般的とされています。ただし、親族や目上の方から高額なお祝いをいただいた場合は、無理をせず1/3程度のお返しをするといいでしょう。
また、高額なお祝いに対しては、半返しをすると失礼になることがあります。贈る相手や状況に応じてそれぞれ対応しましょう。逆に安価すぎるお返しも失礼にあたるので、注意が必要です。
3.熨斗の表書きと水引
出産内祝いにかける熨斗は、何度あっても嬉しいお祝いごとに使われる『蝶結び』の水引を選びます。
表書きは『内祝』や『出産内祝』で、下には赤ちゃんの名前を書きます。内祝いは赤ちゃんの名前を覚えていただくいい機会なので、熨斗の名前にはフリガナを振っておくといいですね。
喜ばれる内祝いの選び方
喜んでもらえる内祝いを贈りたいけれど、何を選べばいいかわからない。そんな時は、贈る相手を思い浮かべて選んでみましょう。選ぶポイントとオススメのギフトを、贈る相手別にご紹介します。
親族
両親や親戚へ贈る場合は、お披露目の意味を兼ねて子どもの写真や名入りのギフトを贈ると喜ばれます。相手の好みや、家族構成を考慮して選ぶといいでしょう。高額のお祝いをいただいて物を選ぶのが難しい場合は、カタログギフトを贈るのもオススメ。
【これがオススメ!】
・写真や名前が入れられるもの(写真立て、グラスなど)
・普段使いできるタオルや洗剤などの消耗品
・カタログギフト
上司や年配の方
個別にお祝いをいただいた上司や目上の方に贈る場合は、定番の商品よりちょっとだけグレードの高いものを選びましょう。普段自分では買わないような、高品質な物を贈ると喜ばれます。
【これがオススメ!】
・高価な食品(お米、お酒、お菓子など)
・高品質なタオルなどの実用品
・カタログギフト
友人や同僚
入浴剤やタオルなどの実用品や、有名店のお菓子など、定番の商品がオススメ。名入りのものを贈りたい場合は、ずっと残るものではなくお菓子などの食品を選びましょう。
【これがオススメ!】
・有名店のお菓子
・高品質なタオルなどの実用品
・名入りのお菓子や食品のセット
職場などのグループ
連名でお祝いをいただいた時は、小分けにできるものを選ぶといいですね。ただし、金額が大きい場合は個別で内祝いを贈ったほうがベター。
【これがオススメ!】
・個包装されているお菓子
・ハンドタオルなどのプチギフト
いかがでしたか?贈る相手の好みやライフスタイルを考慮して選んだギフトは、きっと喜んでもらえるはず。
しかし、出産内祝いを贈る時に何よりも一番大切なのは、贈る相手への感謝の気持ち。「ありがとう」や「これからよろしくお願いします」という想いが伝わる、素敵な内祝いを贈りましょう。
photo/PIXTA
この記事を読んでいる人は
こんな記事も読んでいます