意外なタイミングがベスト!?子どものリュックはメリットがたくさん

街で親子づれを見ると、“子どもがリュックを背負って歩いている”という光景を目にしませんか?自分の大きさの半分もありそうなリュックを背負って歩く姿は微笑ましいものですが、実際に自分の子どもにリュックを持たせるとなると、いつ準備するのがいいのかよくわからないという人が多いはず。

そこで今回は、そんな疑問を解決!子どもにリュックを用意するのにぴったりな年齢、リュックを選ぶポイントなどを紹介します。

イヤイヤ期がリュックを準備するチャンス!?

ついこの間までは赤ちゃんだったのに、歩けるようになり、おしゃべりができるようになり……子どもの成長は本当に親の目が回るほど早いものです。しかし、そんなことができるようになる2歳前後は、いわゆるイヤイヤ期で悩まされる親が多いはずです。

イヤイヤ期は子どもに自我が芽生えてきた証拠。同時に「自分のことは自分でやりたい」という欲が出て、興味も広がっているのです。むしろそんな時期はリュックに自分でモノを入れて、背負うという経験を最初にさせるにはぴったりな時期!「リュックを背負う」を口実に、嫌がる外出にもすんなり連れ出せることも。

とくに下に弟や妹がいる場合は、赤ちゃんの荷物だけで大荷物です。自分のモノを自分で持ってもらうだけで、親自身もグッと楽になります。

1歳未満でリュックを与えても大丈夫?

それではまだまだ自分で歩くことが安定しない1歳未満はどうでしょうか。

実は1歳未満であっても、リュックを与えるメリットはあります。背負わせるためではなく、「自分の荷物をリュックに入れるお仕事」をさせることで、お手伝いやお片づけの前身を覚えさせることができます。

1歳前後は袋の中にモノを出し入れすることに興味を持つ時期があります。その時期を見計らって自分のリュックを与えてみましょう。

リュックを選ぶ際のポイントは?

それでは、子ども用のリュックを選ぶ際のポイントはどのようなものなのでしょうか?子どもの使いやすさ、安全面を踏まえて紹介します。

1: 軽量なもの

まず、初めてのリュックは軽くて子どもが背負いやすいものにしましょう。というのも、リュック自体が重いと、途中で背負うのを嫌がってしまい、結局、親がリュックを持つハメになるなんてことも……。

軽量で、小学校入学前、幼稚園年長くらいまで使える程度の容量があるものがオススメです。

2: 簡単に開閉ができるもの

入口が小さかったり、ジッパーが固いものだと、子どもが自分自身でモノを出し入れすることが困難になります。子どもに与えるには、ジッパーの滑りがよく、大きく口が開くリュックがオススメ。

また、あまり小さなポケットが多すぎると、その分ジッパーの開閉も難しい部分が多くなるので、ポケットは2つ程度のものがいいですね。ジッパーが大きめのものがより開閉しやすいですが、そうでない場合は好きなキャラクターなどのキーホルダーをつけてあげてもOKです。

3: チェストベルトで固定できるもの

チェストベルトをしっかりと付けることで、安全性が高まるだけでなく、肩紐のズレ落ちを防ぐことができます。肩紐が落ちてくると、もう片方の肩紐に重さがかかり、背負っているのがツラくなってしまいます。

最後までしっかり背負わせるためにも、チェストベルトのあるリュックを選びましょう。

4: 子ども自身が選んだもの

そして最後に、一番重要なのが、子ども自身が選んだリュックであることです。

人から与えられたものと自分で選んだものでは愛着が違います。できるだけ長く使ってもらうためには、ただその時にハマっているキャラクターではなく、好きな柄、色などを基準に選ぶといいですね。

リュックのおかげでイヤイヤ期も楽になる!?

子どもの自我の芽生えは、嬉しいとともに、親にとっては面倒なもの……。しかし「自分のことが自分でできる」という部分が増えれば、子どもの要望を満たしてあげることにもつながります。

もし子どものイヤイヤ期、なんでも自分でやりたいという欲に困っているならば、一緒にリュックを選びにいってもいいかもしれませんね。

photo/PIXTA

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