カワイイだけじゃない!赤ちゃんが舌をペロリと出す仕草の意味とは?
成長とともに色々とカワイイ仕草を見せてくれる赤ちゃん。その仕草の中には、パパやママに向けてサインを送っているものがあるって知っていますか?
今回は、赤ちゃんが『舌をペロペロと舌を出す』という行動に隠された意味をご紹介します。
Contents
舌を出すのはコミュニケーションのひとつ?
おしゃべりができない赤ちゃんは、全身を使ってコミュニケーションをとっています。笑ったり眉間にシワを寄せたり、手を伸ばしたりと方法は様々。実は、ペロペロと舌を出す仕草もそのひとつなんです。
例えば家族の食事を見ながらペロペロするのは、食べ物や食べることに興味を持っているということ。他にも、母乳やミルクの途中でべーっと舌を出すのは、お腹いっぱいか「美味しくないよー」というアピールだったりします。赤ちゃんは色々なことを伝えようと合図を出すので、見逃さないようしっかりと汲み取ってあげてくださいね。
舌で遊んでいる?赤ちゃんの舌は触角と同じ役割
赤ちゃんは、何でも口に入れたりペロペロ舐めたりしますが、それは舌が触角の働きをしているから。例えば自分の手をじーっと見つめた後にペロンと舐めるのは、舌で『自分の手』を認識しようとしている時の行動です。指や爪を舐めた時の舌触りなどを確かめることで、手には指と爪があって、自分の一部なのだということをだんだん認識していきます。赤ちゃんにとって舌は、目と同じくらいたくさんの情報を得ることができるものなんですよ。
ママ、助けて!お腹が苦しい時や、鼻が詰まっている時
ゲップが溜まっていてお腹が苦しい時も、自分でゲップを出そうと試行錯誤する中で舌を出したりします。苦しそうにしながら舌を出す時は、抱っこして背中をトントン叩いてゲップを出してあげましょう。
赤ちゃんは基本的に鼻呼吸なので、鼻が詰まって呼吸がしにくい時にも舌を出すことがあります。鼻詰まりがひどく、常に舌が外に出ている状態だと、口から菌やウイルスが侵入してしまうことがあるので、鼻詰まりは早めに治してあげましょう。
歯が生えるサイン!?よだれがたくさん出る時の対処法
赤ちゃんは口を閉めておくための筋肉が未発達なので、口を開けていることが多いもの。生後2~3ヶ月頃からは、よだれの分泌量が増えるので、こまめに拭いて、よだれかぶれに気を付けてあげましょう。
6〜7ヶ月の離乳食が始まる頃になると、さらによだれの量が増え、舌を出すことも増えてきます。また、乳歯が生えてくると『歯ぐずり』を始め、歯茎の痛みやむずがゆさを紛らわせようと舌を出します。口周りの筋肉を鍛えたり、歯ぐずり対策として『歯がため』のおもちゃなどを試してみるのもいいでしょう。
生後9ヶ月頃になると、上手によだれを飲み込むことや口を閉めることができるようになってきます。
舌を出していると歯並びに影響するって本当?
歯が生え揃っていない1歳未満の赤ちゃんの場合は、まだ歯並びを心配する必要はありません。成長とともに舌を出さなくなりますが、乳歯が生え揃う2歳くらいになっても舌を出していると、歯並びに影響することがあります。
上と下の歯のかみ合わせが悪くなったり、歯の隙間から舌が出ているのが癖になってしまいすきっ歯になってしまうので、早めに改善するよう注意しましょう。さらに舌を出す癖は、虫歯や口臭などの問題にも繋がります。1歳を過ぎる頃には、舌を出す仕草を少しずつ改善させていくようにするといいですね。
我が家の子ども達は3人ともよだれが少ないタイプでした。そういえば舌をペロペロと出すこともあまりなかったかもしれません。しかし、よく思い出してみると、次男が寝返りをする頃に手をグーに握り、じーっと見つめてから自分の顔をパンチするということが何度もありました。「なんだろう?変なヤツだ……」と思っていましたが、手を舐めたかったけれど距離感と力加減がわからなかったのだと今になって理解しました。
そんなちょっと変わった次男もすっかり成長して、4月から幼稚園に通います。成長する中でどんどんなくなっていく“小さい時ならではのカワイイ仕草”を見逃さないように、しっかり見守っていきたいですね。
photo/PIXTA
この記事を読んでいる人は
こんな記事も読んでいます