私が嬉しかった母の言葉。共働きだからこそ伝えてほしい子育てワード
こんにちは!上級食育指導士の岡宏美です。
共働きで子育てをしているママの心配事は尽きません。
預けている我が子、家で待っている我が子、寂しい思いしていないだろうか、おなかは空いていないだろうか、早く帰って顔を見たい、側にいてあげたい…。
子どもが自分の目の届かないところにいる不安ももちろんあると思いますが、中には子どもに対して罪悪感を感じてしまうママも少なくないと思います。
今日は共働きの家庭に育った私の経験から、母に言われて嬉しかった言葉をご紹介したいと思います。
母のこの言葉があったから、私はグレもせず、まっすぐ育つことができたのだと思いますし、大人になった今、共働き家庭で育って良かったと思うのだと思います。
Contents
■「信じてる」
私の家は共働きで尚かつ、親の帰りが極端に遅い家庭だったので、夜になっても両親がいないことはよくありました。時には出張などもあり、数日いないこともありました。
中高生くらいになると、親が帰ってこないからバレないし、夜遊びしちゃおう、なんていう発想が浮かんでしまうものです。
私も高校生の時、親が帰ってこない日に無断外泊をしたことがありました。しかし、翌日あっけなくバレてしまったのです。
怒られる!!と思った私ですが、母は何も聞かず、何も言いませんでした。驚いて「どうして何も聞かないの?」と尋ねたら母が、
「だってあなたを信じてるから。」
と一言、笑顔で言ったのです。
もちろんやましいことは何もなかったのですが、私は涙を堪えるのに必死で、そして無断外泊したことを激しく後悔しました。
母はこんなにも私を信じてくれているのに、私は何やっているのだろう、そんな思いでいっぱいでした。
もちろん母は一瞬、不安や怒りを感じたはずです。でも信じているから何も聞かないと言ってくれた。その母の思いに応えられる自分でいなくては、と心に誓った出来事でした。
このエピソード以外にも、私が嘘をついた時、罪悪感を感じている時、言い訳をしている時、様々な場面でも最後には「でも信じているから大丈夫ね」と私を信頼してくれました。
親の信頼を裏切れる子どもはいません。何があっても、自分の子どもを全力で信じてあげること。
共働きで目が届かない部分があるからこそ、伝えてほしい母の想いだと思います。
■「あなたのおかげ」
母の言葉で印象的だったもう一つの言葉は「あなたのおかげ」「あなたがいてくれるおかげ」「あなたがいてくれて助かる」といった、私という存在に感謝してくれる言葉でした。
母が仕事から帰ってきた時、玄関まで駈けていって「おかえりなさい!」と笑顔で出迎えると、母は疲れた顔から嬉しそうな笑顔に変わりました。
そして「あなたのおかげでお母さんは頑張れるよ」と言ってくれていたのをよく覚えています。
今でもよく、「私が今まで家のことと仕事を頑張ってこられたのはあなたがいてくれたから」と言ってくれます。
決して「あなたのために頑張ってきた」のではない。母は子どもという愛しい存在を糧にして、自分の人生を頑張っている。私がいるだけで母は頑張れるのだ!というのが、子ども心に大きな自信になりました。
全く根拠のない自信に思われるかもしれませんが、全てのことが成長途中の子どもにとっては、成果や結果や根拠がなくても、自分が認められているということが大きな自信につながるのです。
■まとめ
親の心配や不安、罪悪感は、言葉にしなくても子どもに伝わってしまうもの、伝染してしまうものです。特に共働きママは心配の種が多くなってしまいがち。子どもと一緒に居られる時は、出来る限り子どもと向き合い、そしてお互いに安心しあえる言葉を伝えてあげてくださいね。
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