トラブル続出!?保育園デビューの年をどう乗り切るかを考える
産休から育休を経て、職場へ復帰するママ。子供が少し大きくなってきて、「そろそろ再就職しようかな」と検討中のママ。そんなママたちの前に立ちはだかる大きな課題は「保育園デビュー」です。ここでは筆者も体験した初年度特有のトラブルと、それらの乗り切り方について考えてみましょう。
■保育園に入れない!待機児童問題
ここ数年報道が沈静化しつつありますが、待機児童問題は今も続いています。厚生労働省による平成26年(2014年)10月の報道発表資料によると、全国で43,184人もの子供たちが保育園への入園を希望しながら多くの人が、待機児童となっているのが現状です。
筆者は現在4歳の息子が保育園に入園する以前も、自宅で子育てをしながらライターとして細々と活動を続けていました。ただ、子供は親がパソコンに向かっていると、(普段は気にもとめてないのに)しれっとした顔で甘えてくる生き物です(キーボードに真顔で乗るネコと一緒)。できる限りお昼寝中や夜中に仕事をしていましたが、仕事の量によっては間に合いません。そこで保育園への入園を検討したのですが、3歳になる直前の11月では、定員がいっぱいで入れませんでした。
一時保育を利用しながらタイミングを待ち、無事近くの保育園に入園できたのは次の年の4月。全国の待機児童数を見ても、毎年4月には半数程度まで落ち着きます。認可保育園は4月入園を狙うのがおすすめ。すぐに認可に入れない場合は、一時保育や無認可保育園などの民間保育サービスを利用してタイミングを待ちましょう。
◼︎泣きたいのはママも一緒。朝のお別れ問題
やっと保育園に入園できた子供に立ちはだかる難関が、毎朝のお別れ問題です。泣き叫ぶ子供自身も辛いのでしょうが、その声を背中に聞きながら、時間に追われて駆け足で保育園を立ち去るママも泣きたい気持ちは同じ。「子供にこんな思いをさせて、仕事していいのかしら」などと、自分を責めてしまう人も少なくありません。4月の保育所の朝は、阿鼻叫喚の地獄絵図です。
ただ、保育士の知人に聞いたところ、「4月に泣きわめく子は、1か月くらいで慣れるから大丈夫!」とのこと。どちらかというと、最初に楽しそうに来ていた子のほうが5月以降にぐずりが長引くそうです。ちなみに筆者の息子は後者。4月は嬉しそうに通っていたものの、さすがに1か月も経つと毎日連れていかれることに気づいたようで、しばらく毎朝不機嫌だったものです。そんな息子も、年中となった今では毎朝笑顔で出かけてくれています。
◼︎いつまでも熱が下がらない!子供の病気問題
保育園に入ると、子供はそれまでさらされたことのない細菌やウィルスに一気に触れることになります。初年度は風邪や病気のオンパレード。保育園から呼び出しが入るたびに仕事を休んだり早退したりすることになり、ママは気が気ではありません。
そんな時はパパと手分けして休むのはいかがでしょうか。3分の1でもパパに代わってもらえれば、職場での精神的負担が軽くなります。最近では男性の育児休業に協力的な企業も徐々に増えてきているので、パパの職場の制度を確認してみましょう。
「パパは忙しいし、実家も遠くて助けてもらえない」という方は、近くの病児保育施設に登録することをおすすめします。信頼できる業者があれば、一時的にベビーシッターを利用してもよいでしょう。「自分一人で何とかしなきゃ」という精神的プレッシャーから解放されます。
【まとめ】
いかがでしたか? 保育園デビューにはトラブルがつきもの。しかし子供は環境への順応性が高いので、入ってしまえばあとはそれほど心配する必要はありません。2年目以降は免疫がつき、多くの場合は病気の頻度もぐっと下がります。初年度特有のトラブルを上手に乗り切り、子育てと仕事を両立させましょう。
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