きちんと使えてる?知っているようで知らない…お箸のマナー

子どもが4歳前後になると、そろそろお箸の持ち方を教えたいと思う親は多いはず。また、その頃になると、幼稚園や保育園でお箸の持ち方を教え始め、給食やお弁当をお箸で食べさせるというところも多くあります。

そうなってくると気になるのが、親自身のお箸のマナー。持ち方はもちろん、実はお箸に関するマナーはたくさんあるんです!そこで今回は、親も改めて確認したい、お箸の持ち方やマナーを紹介します。

もう一度確認!正しいお箸の持ち方

子どもにお箸の使い方を教えようにも、自分自身が正しいを持ち方をできているのか、わかっている人は案外少ないのではないでしょうか。

正しいお箸の持ち方のポイントは3つ。

  1. 上のお箸は親指、人差し指、中指で鉛筆を持つように持つ
  2. 下のお箸は、上を中指で軽く押さえ、薬指と小指で下を支える
  3. 箸先から2/3程度のところを持つ

薬指と小指を使わなかったり、中指の位置がおかしかったりすると、お箸がクロスしてしまう形になってしまいます。子どもに持ち方を教える際は、横に座って子どもから見てお箸が見やすいようにして教えてあげましょう。

これだけある!お箸のマナー

お箸を持つ際、お箸を完全に握った状態にしてしまうとお箸としての機能を果たしづらく、しかもこれは相手への攻撃を意味してしまうため、マナー違反になります。

しかし、実はこういったお箸の持ち方以外にも食事の際にやりがちなお箸のマナー違反があるのです。

1: 寄せ箸

料理を取り分ける際などに、ついついやってしまいがちなのがこれ。器の中にお箸を入れて、自分の方に器ごと料理を引き寄せるのが『寄せ箸』です。

ちょっと面倒!と思っても一度お箸を置き、手で器を自分の近くに持ってきてからお箸を使って取り皿などに取り分けるようにしましょう。

2: 渡し箸

『渡し箸』とは、一旦お箸を休める際、お茶碗などの上にお箸を置いてしまうこと。「毎日、食卓でこの行動をしていた」、「マナー違反とは知らなかった」という人は多いはずです。

お箸を休める際は、食器の上にお箸を置くのではなく、箸置きの上に置きましょう。もちろん、多くの人が手を伸ばす大皿でお箸を休めるのはもってのほかです。

3: 迷い箸

お箸を料理の上でウロウロさせながら、どれを食べようか迷っている状態を『迷い箸』と言います。これがマナー違反だとわかっている人は多いはず。

実はこの行動は「食卓に並んでいるお料理に対して優劣をつけようとしている」という印象を与えることがあるため、失礼にあたります。

4: 移し箸

これはひとつの料理をお箸からお箸へ受け渡す行為のこと。お箸からお箸へものを渡すのは、骨壷へ遺骨を運ぶ際に行われる行為であるため、食事中の行動としてはふさわしくありませんよね。

5: 立て箸

『立て箸』とは、ご飯にお箸を突き立てるように刺すこと。子どもがふざけてやってしまいそうな行動ですが、実はこれも、亡くなった人へご飯をお供えする際に行う行為なので、食事中に行うことは避けましょう。

6: 探り箸

料理の中にお箸を入れてガサガサと探ることを『探り箸』と言います。「大皿の中から自分の好きなものを取りたい」という気持ちはわかりますが、他の人もお箸を運ぶ料理の場合は周囲に不快感を与えてしまいます。

美味しく食べられるように構成されているお料理、しっかりと上からいただくようにしましょう。

7: ねぶり箸

『ねぶり箸』とは、食事の最中に箸先を口に加えたり、箸先についた米粒などを舐めとったりする行動のこと。ただただお箸を口にくわえているのを見るのはなんとなく不潔感を感じてしまい、あまり気分がいいものではありません。

「次に何を食べようかな」そう思っている時などにやりがちなので、意識してみましょう。

8: 振り上げ箸

これは一緒に食事をしている相手にもっとも不快感を与えてしまうマナー違反と言ってもいいかもしれません。お箸を上に振り上げたり、お箸で人を指差したりする行動のことです。

そもそも人を指差すということ自体がお箸を使わずとも失礼な行動ですよね。食事中、話が盛り上がった時にやってしまうこともあるので、注意しましょう。

お箸のマナーは気遣い上手への第一歩

こんなにたくさんあるなんて……覚えられない!そう思ってしまいますよね。しかし、実は一緒に食事をする相手のことを気遣えば、マナーの名称などは知らなくても自然とできるものも多いのです。

子どもにお箸のマナーを教える際は「どういう意味があるのか」「これをすると相手がどう感じるか」こういった、マナーの理由についても教えてあげると、より身につくスピードも早くなりますよ。

監修:福田信厳(家事代行サービスCaSy・お料理研修講師)

photo/PIXTA

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