いつからOK?子どものタブレット&テレビゲーム事情
子どもと一緒にテレビなどを観ていると、合間に挟まれるテレビゲームのCM。「これ欲しい!」とおねだりされることもあるのではないでしょうか?とはいえ、まだテレビゲームを与えるのは早いのでは……と、購入を躊躇しているという人が多いですよね。
これは、タブレットを与えるタイミングでも沸き起こる悩み。今回は、「子どもにいつからタブレットやテレビゲームを与える?」という疑問に対して、経験者のママたちにインタビューしました。
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タブレットやテレビゲーム、いつから解禁した?
多くの人が一番気になる部分はやはり「いつ解禁する?」という部分。
「上のお兄ちゃんが小学校2年生になった時のクリスマスにゲーム機をプレゼントしました。それまでは、タブレットなどで遊ばせていたのですが、タブレットだと親が見ていない時に延々と遊ぶことが多くて……。テレビゲームの場合は、時間制限が設定できたり、ゲームをやった時間が親のスマホで見られたりするので、不安に思いつつ買い与えましたが、以前より管理がしやすくなった印象があります」(会社員・息子8歳、4歳)
「ちょっと早いかな?と思いつつも、5歳の誕生日にゲーム機をプレゼントしました。友達のお家でやって欲しがっていたのと、上に兄弟のいる子などは、もうこのくらいの年齢からやっているかなと思ったので」(自営業・息子5歳)
「夫がゲーム好きで、新しいタブレットも常に家にあるような状態なので、とくに何歳からということは決めずに遊ばせていました。基本的にワンオペ育児なので、赤ちゃんの時からタブレットは手放せません……」(専業主婦・息子5歳)
時代なのか、タブレットは1歳になる前から見せているという家庭もあるようです。子どもが女の子だけだと、そもそもゲームに興味を示さないので買い与えていない、という家庭も多く見られました。パパやお兄ちゃんがゲーム好きという場合は、早い年齢から触れることが多くなるため、自然と始めているという方も。
タブレットは2歳ごろから、テレビゲームは小学校に入ってからという家庭が大多数のようです。
買い与えることのメリットは?
タブレットやテレビゲームを買い与えるとなるとどうしてもデメリットにばかり気がいきがちですが、実は子どもを持つ親にとってはメリットも多いのです。
1: 育児に余裕ができる
これはとくに小さな子どもにタブレットを与えることで得られるメリットと言えるでしょう。家事をしている時、ちょっとだけ仕事を残してしまって家で作業しなければならない時、子どもにタブレットを見せることで自分のやりたいことに手をつけられるという意見が多くありました。
また、普段はあまり見せずに、ママ友との集まりの際に「特別ね」と言って見せることで、自分たちのおしゃべりもしっかり楽しむ、という使い方をしている人も。ここぞ!という時に遊ばせるのは子どもにとっても特別感がある、上手な与え方と言えそうですね。
2: 宿題やお手伝いに対して積極的に!
「これまでは宿題も、私が見ていないとすぐにサボってしまい困っていたのですが、テレビゲームを買ってからは、ゲームがしたいためにしっかり学童で終わらせて来るようになりました!」(会社員・息子8歳、4歳)
しっかりとやることをやってから、という条件をつけることでゲームをする代わりに宿題やお手伝いに積極的になったという意見も。大人でも、のちの楽しみがあると仕事が頑張れる!ということは多いですよね。これは子どもにも言えること。タブレットやゲームを上手に利用すれば、生活のリズムが整えられそうです。
3: 子どもと一緒に楽しめる
「正直、子どもと2人だけでの遊びは私の方が退屈してしまうことが多くて……。テレビゲームを買ってからは、逆に子どもから教えられながら一緒に遊ぶことが多くなりました」(会社員・娘5歳)
子どものしたがる遊び、大人にとっては退屈なことが多いのが正直なところ。ついつい「1人で遊んでよ〜」と言葉をかけてしまいたくなりますよね。テレビゲームを買ったことで、大人も楽しみながら一緒に遊ぶ時間が増え、コミュニケーションの時間が増えたというのも意外に多く挙げられた意見です。
デメリットはどんなものがある?
もちろん、タブレットやテレビゲームを買い与えることで、デメリットも発生します。多くの親たちから挙げられた意見を紹介します。
1: 夢中になりすぎてしまう
「タブレットでYouTubeを見ていると、自動再生でどんどん流れるので夢中になりすぎて、こちらの問いかけにもおざなりに……。ダメと分かっていつつも、その楽さ加減に私も甘えてしまっています」(パート・息子4歳)
多くの親が懸念している一番のデメリットは、やはりこれではないでしょうか?与えておけば親も楽、ゆえになかなか改善することが難しいデメリットです。
2: 外で遊ばなくなる
「ポータブルのゲーム機を与えたら、外に友達といてもずっとゲームばかり……。もうちょっと体を動かして遊んでほしいのですが、友達と一緒にいるところにまで監視に行くわけにもいかず……」(会社員・息子7歳、娘1歳)
このように、せっかく外に遊びに行ってもゲームばかり、または家の中でばかり遊ぶようになった、という意見も挙がりました。親としては子どもには元気に外で駆けずり回って遊んでほしいもの。友達との約束にいちいちついて行って注意するわけにもいかないのがもどかしいところですね。
みんなどういうルールを決めているの?
それでは、実際にタブレットやテレビゲームを買い与えた親たちは、子どもに対してどのようなルールづけを行っているのでしょうか?デメリットの解消にもつながるルールが多く、参考になる意見が多いですよ!
1: 時間は絶対厳守!
これはほとんどの人が行っているルールづけ。多くの人が1日30分、休日でも1時間など時間をしっかりと決めてタブレットやゲームを使わせています。最近はテレビゲーム自体に『一定時間でプレイができなくなる』という機能が搭載されているものが多いので、親側がテレビゲームを取り上げたりしなくてもしっかり守ってくれることが多いようです。
ただ、タブレットに関しては、しっかりと親が時間管理することが求められます。
2: やるべきことがすべて終わってから
どうしても夢中になってしまうことが多く、それに時間を使ってしまうと宿題をやらずに寝てしまう、なんてことも!時間制限も大切ですが、まずは宿題などをしっかり終わらせた状態でなければゲームは厳禁!としている家庭は多いようです。
ただ決まりを守らせるだけではなく、先に話したように、逆に宿題やお手伝いをしっかりやるようになった、というメリットにもつながるルールづけです。
3: 親のいないところでは使わない
これは意外にも共働き家庭から挙がることが多かった意見。たしかに、親のいない時間は無尽蔵にその時間をゲームに費やしてしまいがち。普段、子どもと一緒に過ごせない時間が多いからこそ「お留守番をさせるために買い与えたわけではない」ということを意識しているようです。
上手に使えば、子どもも親も楽しめる!
買い与えたらそれしかやらなくなるのでは……そんな不安のせいで、「欲しがっている」、「周りも持っている」という状況で買い与えないことにちょっとした罪悪感を持っていた人も多いのではないでしょうか?
タブレットやテレビゲームを与える時は最初のルールづけが肝心!子どもだけではなく、親自身もそのルールに沿ってしっかり管理すれば、親子揃って楽しめる&親がちょっとだけ楽になる、そんな育児のお役立ちアイテムになりうるのではないでしょうか?
photo/PIXTA
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