人気の習い事は!?お子様の習い事事情(前編)
みなさんのお子様は、どんな習い事をされていますか?
習い事をすると、どんないい事があるのでしょうか? また、何に気をつけなくてはいけないでしょうか?
今回は、2回に分けて、習い事について書いてみたい、と思います。
☆ 習い事ナンバー1は「スイミング」
私がコラムを書いていた、ミキハウス子育て総研のアンケートで、ダントツでナンバー1の習い事が、「スイミング」。
ベビースイミングに通われているかたもおられるくらい人気がありますね。
まず、何と言っても、「体力」つくり。健康な体になって欲しいですからね。
スイミングは、全身運動になりますし、小さいお子様の体の成長のためにも、私もスイミングはおススメです。
また、小学校で必須の体育の科目である、ということも大きいと思います。小学校に入ると、夏の期間は、殆ど水泳一色です。その時に泳げないのは可哀そうだし、困るから・・・ということでしょうか?
ただ、なぜか、小学校の高学年になるとやめてしまうお子さんが多いのも、スイミングの特徴です。ある程度泳げるようになったら、もういいわ・・・と思われるのかもしれません。
☆ 第2位は、「ピアノ」
次に多いのが、「ピアノ」です。
音楽というのは、小さい時からやらないと上達しない・・・という考え方があって、ピアノだけでなく、バイオリンも小さい時から始める楽器の一つですね。ちなみに、絶対音感は4歳くらいまでにつくられる、と言われています。
ピアノは、一時、「東大生が習い事をしていたナンバーワン」と言われたこともあるくらい、「算数・数学と関係がある」習い事とされています。
ピアノが勉強にいい影響を及ぼすか、その根拠はありませんが、
・毎日、ピアノを少しずつ、コツコツと練習すると、少しずつ勉強する習慣をつけやすい。
・一つの曲を弾けるようになるまで、練習するので、努力することによる「達成感」が味わえる。
・二分音符や、八分音符、などの種類があり、リズムを考えるときに算数を使う。
などがあるのではないか、と思います。
いずれにせよ、スイミングに比べると、ずっと長く、一生の趣味として続けるかたもおられる習い事・・・だと思います。
☆
第3位は、最近人気急上昇の「英語」
小学校で英語が必修科目に入るようになってきたことから、近年は、「英語」が習い事の第3位に入ってきました。
また、これからの子どもはグローバルでなくてはいけない、という親御さんのお考えも大きいと思います。
小さい時の英語は、文法やドリルのようなものではなく、あくまでもお子様が楽しめるものを選ばれるのがいいと、私は思います。
まず、英語のリズム、イントネーション、に慣れて、英語に対して親しみを感じることが大切です。出来れば、ネイティブの方の発音を耳で聞くチャンスがあるといいですね。
歌を歌ったり、ゲームをしたりすることで、英語が好きになり、親近感を覚えるだけでも、中学に入って、本格的に英語を勉強し始めるときに、役に立ちます。
ただ、気をつけなくてはいけないのが、あまり小さい時から英語を頑張ってやらせると、日本の習得がおろそかになったり、中途半端になったりしてしまうこと。
まずは、日本語を正しく理解し、きちんと読み書きが出来ることが大事ですから、少し親御さんが気をつけてあげた方がいいでしょう。
また、中学になってから習う「英語」とは、全く違うものだ、と割り切って、楽しく勉強なさることをおススメします。
後半につづく・・・
大迫ちあき
M&CStudyroom 主宰
公益財団法人・日本数学検定協会認定 数学コーチャー&幼児さんすうエグゼクティブインストラクター
大手個別指導塾で中学受験算数の担当講師として、10年間に渡り100人以上の子供を指導。現在、東京・世田谷で小学生対象の算数教室、未就学児対象の「かず・かたち教室」を開講。同時に、お母様へのセミナー、イベント・ワークショップも開催。「幼児さんすう指導法講座」公益財団法人・日本数学検定協会認定資格講座「幼児さんすうインストラクター養成講座」の講師も務めている。
2014年10月、著書「算数が出来る子の親がしていること」がPHP出版子育て文庫より発売予定
二人の息子の母
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